どうなる“光属性”ユニット?棚橋弘至選手の新構想に期待
新日本プロレスのエース・棚橋弘至選手。
冬の時代を支え、2018年9月には主演映画『パパはわるものチャンピオン』も公開される。
棚橋選手のユニット所属は、2002年の『スウィング・ロウズ』まで遡る。同ユニットも1年以内に解散したため、ほぼユニットに所属しないレスラー人生となっている。
常に本体。絶対的なベビーフェイス。
彼を超えるには直接戦うしかない。ヤングライオンの多くがヒールになって凱旋するのもこの点が大きいように思う。
超えるべき壁。大きすぎる壁。
棚橋選手は新日本プロレスにおいて、重要なポジションに立っている。
エースにも変化を
エースがエースとしてあり続ける。変わらないための変化も必要だ。
そこで棚橋選手は新しい一歩を踏み出そうとしている。
新ユニットの結成だ。
ヒールターンは以前から囁かれてきた。キラー・棚橋という言葉があるように、プロレスが上手い彼のことだから、ヒールとしても大活躍するし、その姿が見たいと。
ただ、エースはベビーフェイスでなければならない。この固定概念が彼を本体に止まらせていた。だが、新しい一歩を踏む出すべく一つの答えを出した。
“光属性”のユニットを作る――。
これであれば、エースのまま新しい自分が見せられると。
選ばれた光の戦士
棚橋選手は2人のレスラーに声を掛けた。まずはハングマン・ペイジ選手。そして、YOSHI-HASHI選手だ。
2人が選ばれた理由を考察してみよう。
ハングマン・ペイジ選手
試合はもちろんルックスが非常に良い。更に若い。このままBULLET CLUBに残り、ケニー・オメガ選手やCody選手の下にいるのは勿体無い。それほどポテンシャルを秘めている。
YOSHI-HASHI選手
ファンからも変化を常に期待されている選手だ。必殺技の緊箍児は、未だ封印されたままだ。棚橋選手は彼の持つ本質を知っているのだと思う。現WWEの中邑真輔選手が非常に可愛がっていただけあり、自分が引き継ぎ鍛えていくと考えているのかもしれない。
I met @ShinsukeN at Taiwan. pic.twitter.com/5PaGpJvvH4
— 棚橋弘至 (@tanahashi1_100) July 1, 2018
この密会で何かが話されたのか?
G1CLIMAXで直接対決
2018年8月10日に開催される日本武道館興行の初日で、ハングマン・ペイジ選手とYOSHI-HASHI選手の直接対決が行われる。何かが起きるのか!?
更に2人の追加メンバーを考察
せっかくのユニットが3人は少なすぎる。あのユニットの対角線に立つには、最低でも後2人必要だ。では、誰が相応しいのか。ヘビー級で候補に浮かんだのはこのメンバーだ。
- SANADA選手
- タイチ選手
- 海野翔太選手
- 後藤洋央紀選手
- 高橋裕二郎選手
SANADA選手、タイチ選手は後少しの変化で何が起こる期待を込めて。後藤選手もIWGPベビーに挑戦するのであれば、いつかCHAOSを出るべきだろう。そして、高橋裕二郎選手。もっと輝ける。もっと愛されていいレスラーだと思う。
海野選手は『RISE』の時のように若手がいるのも悪くないと思ったためだ。ちなみに海外遠征に敢えて行かないのであれば、棚橋選手と同じ道を歩むことになる。
次にジュニア。
- KUSHIDA選手
- ドラゴン・リー選手
- YOH選手
※田口隆祐選手は敢えて含めない。監督を入れた時点で『タグチジャパン』になるためだ。もし、万が一ヒールユニットになるのであれば、可能性はゼロではないと思う。
『タグチジャパン』から2人の引き抜きはキツイだろう。ただ、YOH選手は可能性大である。彼こそ純粋な“光属性”だからだ。
ヘビーとジュニアの候補者から個人的に2人を選抜してみた。
選ばれた5人
- 棚橋弘至選手
- ハングマン・ペイジ選手
- YOSHI-HASHI選手
- タイチ選手
- YOH選手
なんだか凄まじい光のオーラを感じる。こうなるとセルリアンブルーのマットが俄然面白くなる。
- ハングマン・ペイジ選手 VS ケニー・オメガ選手
- YOSHI-HASHI選手 VS 後藤洋央紀選手
- タイチ選手 VS 鈴木みのる選手
- YOH選手 VS SHO選手
メンバーのシングルだけでも見応え十分だ。
“光属性”の新ユニットは結成されるのか?それともされないのか?これからの棚橋選手から目が離せない。
最後に。ダークネスな男が、あの男を倒すために“光属性”に転じる。そんな世界も楽しみである。
2018/8/13追記
――『G1』のリーグ戦で唯一の黒星を喫したジェイ・ホワイト選手についてはどう思いますか?
棚橋 ジェイの出方次第でお願いします。ジェイが、この権利証とかね、「俺が勝ってんじゃねぇか(挑戦させろ)」って言って来たら(考える)。うん。いま考えている物事の順番としてはね。あとは、『G1』中で闘って来た気になる選手たち、YOSHI-HASHI、ペイジが、「今後どう動いて来るかな?」っていうところが気になるところです。
2人のアクション次第で進展あり!今後に期待大だ!