Aブロックの1位は棚橋弘至選手!決勝の相手にはあの男を予想する【G1CLIMAX28】

2018年7月14日(土)大田区総合体育館で幕を開けた新日本プロレス夏の祭典『G1CLIMAX28』。

グループリーグも佳境を向けて、いよいよ8月10日(金)にAグループの首位が決定した。

エース・棚橋弘至選手だ。

だが、今回のシリーズでメインを締めた回数はなんと最終戦の一試合のみ。

棚橋弘至選手の「愛してます」を聞けないG1は、何か足りないという感覚があったが、決勝進出という結果を残した。

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グループリーグでの軌跡

順調に勝ち星を重ねた印象がある。

敢えて心を鬼にして書くのであれば、2017年は好成績を残したもののコンディションは今ひとつだったように思える。

ただ、今回のG1は違う。キレキレの肉体は普遍的だが動きのキレが戻った、いや過去よりも素晴らしいと言える。

ベストを更新し続ける棚橋選手ならではの動きがそこにはあった。

終戦のオカダ選手とはドロー決着。

正直、残り時間が1分を切った時、正直場外で時間を稼ぐと思った。サッカー日本代表のように最も高い確立で成果を残す。そんな計算高さも棚橋選手は持っているはずだ、と。

だが、リスクを顧みず、計算ではなく、太陽のエースはハイフライフローを試みた。

諸刃の剣をこんなにも振るう棚橋選手には敬意しかない。翌日も試合、更に翌日には決勝が控えている。その中で敢えてリスクを取った。

100年に1人の逸材はまさにレヴェェルが違った。

全力で生きる技術

全力で生きる技術

 

今後への期待

勿論目指すは優勝だ。

自身の初主演映画にG1CLIMAX優勝者の称号は非常にインパクトのあるものになる。

また、IWGPヘビー戦線に名乗り出るまたとないチャンスだと言える。東京ドームのメインに棚橋選手が2016年ぶりに戻ってくるのだ。(権利書マッチの相手はジェイ・ホワイト選手とオカダ選手。防衛ロードは簡単ではないが)

では、今回の本題に入ろう。決勝の相手は誰になるのか。

決勝の相手は?

僕としてはケニー・オメガ選手を予想する。

内藤哲也選手が肉薄しているが、最後の相手はザック・セイバー・ジュニア選手だ。

ニュージャパンカップでの試合後に内藤選手自身が「完敗だった」と、語るように非常に相性が悪いように思える。

内藤選手の弱点は膝。対して執拗な膝攻めが得意なのがザック選手だ。

デスティーノ、グロリア、フライングエルボーアタック。その全てが関節技に繋げられる危険性を持つ。

更にもう一つ理由がある。

今大会用に開発したザック・ドライバーは、リーグ戦で一度も決まっていないのだ。

ザック選手のセカンドについているのはTAKAみちのく選手。彼は知っている。内藤哲也に2連勝する価値を。その話題性を。そのためだけに最終戦まで、ザック・ドライバーを制限したとも考察できる。

「『ゴールデン☆ラヴァーズ』、SANADAよりも内藤哲也を倒すこと。これがザックの名を挙げるために最も重要なことである」

この意気込みで向かってくる天敵を、内藤選手はどう切り返すのか!?

 

一騎打ち

内藤選手が敗れた場合、ケニー選手と飯伏幸太選手の一騎打ちになる。

僕の所感では互角だ。ただ、飯伏選手とケニー選手ではG1決勝を掛けた経験値が違う。

ケニー選手はこれで3年連続の決勝進出ライン。今回も決勝に進めば3年連続という大きな功績を残すことになる。

プロレスは勢いが大切。ただ、それと同等に経験値が重要だと思う。

この経験値の差でケニー選手が決勝に進出すると予想する。

棚橋弘至VSケニー・オメガ

これは歴史に残る勝負になる。

棚橋選手のクラシックなプロレス。ケニー選手のアスリート的なプロレス。相反する思想はこれまでにない景色を作るだろう。

それもそのはず2人のシングルマッチは実に2年半振りだ。

THE NEW BEGINNING in NIIGATA 2016年2月14日 新潟・アオーレ長岡 第9試合 IWGPインターコンチネンタル王座決定戦 棚橋弘至 VS ケニー・オメガ

https://njpwworld.com/p/s_series_00374_1_09

www.youtube.com

あれから新日本の最前線に躍り出たケニー選手。トップを守り続けている棚橋選手。

大きく分かりやすい因縁や遺恨はないものの、本質的には全く違うプロレス観を2人は持っている。まるで水と油。

僕の予想が外れるのか?それとも当たるのか?

その答えまで後、数時間!

 

16dコレクション 新日本プロレス ケニー・オメガ シルバーVer. ノンスケール ソフトビニール製 塗装済完成品フィギュア

・・・ちょっと待った

だか、この話題もある。

www.njpw.co.jp

この発表を受けて、タマ・トンガ選手はこう発信している。

もしも試合をぶち壊した結果、誰が一番得をするのだろうか。翌日ボロボロな状態でリングに上がる相手と戦う男なのか?それとも、一方の相手だけに攻撃を仕掛けるのか。

繰り返そう。その答えまで後、数時間だ。