『ファミリープロレス‼ 仮面ライダービルドもビックリの必殺技大集合SP』は新日本プロレスが新しい才能に向けたのメッセージだ
2018年8月19日、『ファミリープロレス‼ 仮面ライダービルドもビックリの必殺技大集合SP』が放送された。
新日本プロレスが誇る真夏の祭典、G1クライマックスの最後の最後に優勝者である棚橋弘至選手から番組告知が飛び出すなど、この番組には多くの気持ちが込められているように思う。
【明日8月19日(日)朝10:00〜】「ファミリープロレス!!仮面ライダービルドもビックリの必殺技大集合SP」が放送になります。ぜひご覧下さい☆ https://t.co/pFtclkpZuc #テレ朝 #仮面ライダービルド #njpw pic.twitter.com/CJbANNXOlA
— 棚橋弘至 (@tanahashi1_100) August 18, 2018
子どもたちに、もっとプロレスに興味を持って欲しい。
この企画で番組は進んでいった。
子どもとプロレス
プロレスはエンターテイメントであり、ビジネスだ。
新しい才能が道場の門を叩かなければ衰退してしまうし、新規のファンが現れなければ、徐々に売上は落ちていく。
現状維持は緩やかな衰退。だからこそ、リエカが出る時期に適切な投資を行う必要があるのだ。
エンターテイメントは数十年前と姿カタチを変えた。
以前であれば、家族で同じ音楽やラジオを聴く、テレビを見るなど、集団で楽しい時間を過ごしてきた。
だが今はそれぞれの個で楽しみを見出せる時代になった。一番大きな要因はスマホの普及である。
数年前であれば気になったことがあれば、誰かに質問する時代だったが今はスマホが知識を補完してくれる。
ソクラテスという哲人について教えてほしいと、言われればスマホで検索すれば概要の話はできる。そんな時代になった。
話を戻そう。
幼少期の子どもですらスマホを所有している。つまり、全く関心のない新しいものに興味を向けるには、膨大な宣伝費による各種広告の発信やインフルエンサーマーケティングが重要だと思う。ただ、単純にSNSのインフルエンサーに出稿しても、意味は薄いと思われる。
まず横に並んだ段階で、プロレスラーはインフルエンサーを凌駕してしまう。インパクトが分散しては、本質は伝わらないのだ。
この天気を踏まえて、新日本プロレスは元々関係のある最高のコンテンツとタッグを組み企画を配信したように思う。
仮面ライダーという巨大なコンテンツであり、仮面ライダー俳優という子どもが憧れるヒーローを用いた、インフルエンサーマーケティングを『ファミリープロレス‼ 仮面ライダービルドもビックリの必殺技大集合SP』で行ったのだ。
【明日放送!!】
— アカツキ@6/30書籍発売!! (@buchosen) August 18, 2018
8月19日(日)10時~テレビ朝日『ファミリープロレス!!
仮面ライダービルドもビックリの必殺技大集合SP』
アカツキがイラストを担当しましたので
皆様よろしくお願い致しますゼァ!!#プロレス #njpw #味のプロレス #仮面ライダービルド pic.twitter.com/Cs37ECpBl1
必殺技に注目
この企画はとても素晴らしいと思った。
まず、子どもに興味を持ってもらうためには、プロレスの醍醐味である技を見せるのが一番だと考えたのだろう。
ストーリーラインを楽しむのは大人。戦闘シーンを楽しむのは子ども。特撮にはそれぞれの楽しみ方がある。
必殺技とは、勝てるかどうか分からないときに繰り出すものだと、佐藤太郎氏(桐生戦兎役)は語った。
ここから口火を切ったように必殺技が紹介されていく。
- ハイフライフロー 棚橋弘至選手
- キングコングニー 真壁刀義選手
- デスティーノ 内藤哲也選手
- カミゴェ 飯伏幸太選手
- レインメーカー オカダ・カズチカ選手
ケニー・オメガ選手はモニターに映し出されていたものの、紹介されなかった・・・。
子どもからも人気が出る理由
強すぎて悪者なのに正義の味方に見えてきた――。
大人だけでなく、子どもたちも内藤選手に魅入られるのは、彼の持つシンプルな説得力なのかもしれない。
以外だったのは現代のプロレスラーだけではなく、アントニオ猪木氏や闘魂三銃士などの技や試合も紹介された点だった。これはお父さん、お母さんだけでなく、祖父祖母の層までも意識した展開だったのかも知れない。
もしも、お子さまと一緒に同番組を見て、プロレスに興味を持っていた方は『有田と週刊プロレスと』を視聴して欲しい。
僕がそうだったように、必ずプロレスに興味を持つはずだ。
キッカケよりもハマるかどうか
何でプロレスを好きになったの?
そう聞かれても難しい。きっと、当時は何かがあったのだが、今ではライフワークの一つになっている。
キッカケは何でもいいのだ。
今の新日本プロレスのトップ戦線で戦う選手はいずれも学生時代のタイミングで、プロレスに多かれ少なかれ興味を持っていたはずだ。
現代社会において、プロレスと接点を持つキッカケ自体は昭和プロレスの時代と比較すると少ないのかもしれない。
ただ、もしも興味も抱いてもらえたらそこから先は早い。スマホの普及が追い風になり、次々と情報は取得できるためだ。
「あの必殺技をもう一回見たい!」
「相手選手もカッコいいな!」
「ぼく(わたし)もこんな風になりたい」
子どもたちが会場に足を運ぶことで、新日本プロレスはもっと!もっと!もっと!盛り上がっていく。
そして、プロレスに目覚めた後、道場の門を叩く新しい才能を見て、数年後の僕はきっとこう言うのだ。
今年もいいヤングライオンが入門したな、と。
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