注目はBUSHI選手対KUSHIDA選手!セコンドにつくのは誰だ!?
髙橋ヒロム選手のベルト返上により開催が決定した『IWGP Jr.王座決定トーナメント』。
同トーナメントの参加選手は4人だ。
- KUSHIDA選手(第68代、第71代、第73代、第75代、第77代王者)
- BUSHI選手(第74代王者)
- ウィル・オスプレイ選手(第78代、第80代王者)
- マーティー・スカル選手(第79代王者)
トーナメントのスケジュールも併せて発表になっている。
The Junior IWGP throne is vacant. KUSHIDA, BUSHI, Ospreay, and Scurll have all entered the Junior Heavyweight championship tournament!https://t.co/lxkHWGAome#njpw #njdest pic.twitter.com/oo8Ya0tASp
— njpw_global (@njpwglobal) August 20, 2018
BUSHI選手のジェラシーが燃え上がる
2014年12月に大怪我を負い、戦線から離脱。そして、何かを変えるために選んだ場所が、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンだった。
BUSHI選手は言った「オレは内藤についていくことにした」と。
制御不能軍団の一員となったBUSHI選手はここからIWGPJrのベルトやNEVER無差別級6人タッグのベルトを戴冠していく。
ただ、試合において破竹の勢いがあったのは、髙橋ヒロム選手の凱旋帰国前までという印象もある。
その理由は明確だ。ジュニアのベルトは一本しかない。同ユニット内での挑戦がない以上、BUSHI選手とベルトの距離は徐々に開いていく結果になるのだ。
一方でEVIL選手とSANDA選手はIWGPタッグに傾倒していく。BUSHI選手はジョバーとしての役割を受け入れつつ、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの司令塔という役割に落ち着いたのは2017年頃のことだと思う。
ただ、BUSHI選手は高いレベルを持ったレスラーだ。
今の役割だけで満足しているわけがない。そうでなければ、ここまでの人気がでるわけがないのだ。
BUSHI選手は全体で50位。これを新日本プロレス所属のレスラーに限定すると、このランキングになる。
- 内藤哲也選手
- 棚橋弘至選手
- オカダ・カズチカ選手
- ケニー・オメガ選手
- 柴田勝頼選手
- 飯伏幸太選手
- 髙橋ヒロム選手
- 鈴木みのる選手
- “キング・オブ・ダークネス”EVIL選手
- 真壁刀義選手
- 後藤洋央紀選手
- 獣神サンダー・ライガー選手
- KUSHIDA選手
- BUSHI選手
さらにこれをジュニア限定としてみる。
- 髙橋ヒロム選手
- 獣神サンダー・ライガー選手
- KUSHIDA選手
- BUSHI選手
新日本のジュニアで4位の人気を誇るのがBUSHI選手である。
そんなBUSHI選手が常にジェラシーを感じている相手がKUSHIDA選手なのだ。2人の因縁を知るためには、このPVを見てもらうのが一番早い。
2017年のKUSHIDA選手は今思えば不思議なほどにブーイングを浴びていた。おそらくはヒロム選手相手に連敗。新技・「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を引っさげてのベスト・オブ・ザ・スーパージュニア優勝。ヒロム選手との3戦目でベルトを奪取。KUSHIDA選手の復活ストーリーは思ったよりもファンから受け入れられず、会場でウェーブを巻き起こした際にも立たないファンがいたほどだ。
そんな感情のうねりを全て味方にしたのがBUSHI選手だった。
毒霧からの「調子こいてんじゃねーぞコラ!」は直近の挑戦表明で、最も盛り上がった瞬間だったように思う。
それはスタイリッシュな雰囲気のあるBUSHI選手選手が、昭和の香りを感じさせるアクションを取ることで生まれた熱だった。
ファンの気持ち、BUSHI選手の気持ち。双方が乗ったストレートな言葉は人の胸を突いた。
今、考えれば試合は面白い、コメントもウィットに飛んでいるKUSHIDA選手がブーイングを浴びるのは不思議な時期だったわけだが。
また、BUSHI選手の根底にあるのは、KUSHIDA選手へのジェラシーだ。
ある意味、棚橋選手がケニー選手に向けているイデオロギー抗争を、もう一歩踏み込んだ、単純にお前が嫌いという構図がこの2人ならば成立する。
BUSHI選手にセコンドはつくか?
僕が今回のトーナメント発表を受けて、思ったのがBUSHI選手にセコンドはつくのか?という点だ。2つ思いついた。
- ロスインゴの3人がセコンド
- ダリルJrがセコンド
1.については、ユニット結成当初はよくある光景だったが、直近ではセコンドにつくということはほぼない。試合後に登場するのみである。
一方で、2.ならばあり得る。
ベルトさんは返上を快諾したが、ダリルJrがどう思っているのかについては不明である。
ダリルJrは現在無期限で海外遠征中。アメリカ大会であれば無期限遠征中でも参加は容易だ。ただ、BUSHI選手対KUSHIDA選手は日本での大会である。
ここでヒロム選手から同ユニットとして、後方支援のメッセージがダリルJrに届いたとしたら。
「おれの かわりに せこんど ついて ぶしさん おうえんしてね」と。
BUSHI選手は、ここ一番のシングルマッチにはスーツで登場する。その脇にはダリルJrがいる。想像するだけでも贅沢な時間が流れるとはまさにこのことである。
直近のシングルマッチでBUSHI選手はKUSHIDA選手に連敗しているだけに、何かを変える必要がある。
そこで今、新日本のトレンドでもあるセコンドが加わることで優勝する可能性はグッと高まる気がしている。
En serio。マジで!
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