『有田と週刊プロレスと』最多出演ゲスト・福田充徳さんはなぜ素晴らしいのか
チュートリアルの福田充徳さんをゲストに迎えた『有田と週刊プロレスと シーズン3』第6話。
有田哲平さん、倉持明日香さんを除くゲストでは最多出場。業界内外で支持の高い、福田さんの登場に歓喜の声が巻き起こった。
事実、僕も待ちわびていたので、非常に嬉しいニュースとなった。
【#有田と週刊プロレスと】
— 『有田と週刊プロレスと』公式 (@aripro_wp) August 21, 2018
シーズン3第6話のゲストは#福田充徳 さん!👏😆
テーマは『髙田延彦vsヒクソン・グレイシー』第2戦!
歴史的な敗北から1年⚡敗者の烙印を押された髙田さんの、再戦に至るまでの物語に迫る!
その結末とは…!?😳
S3#6は8.22[水]0時頃配信開始❗
📺https://t.co/2LEnT1zINl pic.twitter.com/219xnyfPJw
きた〜!
— 安田顕 (@yasu_da_ken) August 22, 2018
福田さん回だっっ😍 https://t.co/WTvUzv5h1Z
なぜ、福田さんはここまで『有田と週刊プロレスと』の中でも市民権を得ることができたのか。その魅力を分析してみたいと思う。
『有プロ』過去のゲスト一覧
シーズン1
#001 - #004 綾部祐二さん(ピース)
#005 - #008 福田充徳さん(チュートリアル)
#009 - #012 田中卓志さん(アンガールズ)
#013 - #015 武井壮さん
#015 - #016 水道橋博士さん(浅草キッド)
#017 - #020 ケンドー・コバヤシさん
#021 - #022 宮澤佐江さん
#023 - #025 武井壮さん
シーズン2
#001 - #004 劇団ひとりさん
#005 - #008 吉村崇さん(平成ノブシコブシ)
#009 - #012 小峠英二さん(バイきんぐ)
#013 - #016 福田充徳さん(チュートリアル)
#017 - #020 ビビる大木さん
#021 - #025 福田充徳さん(チュートリアル)
シーズン3
#001 - #002 陣内智則さん
#003 - #005 田村亮さん(ロンドンブーツ1号2号)
#006 - #009 福田充徳さん(チュートリアル)
#010 - #011 豊本明長さん(東京03)
#012 - #015 小峠英二さん(バイきんぐ)
福田充徳さん回はこちらから
シーズン1
シーズン2
シーズン3
改めて『有田と週刊プロレスと』に福田充徳さんが登場した回を並べてみると、いわゆる神回が多い。
一冊の週刊プロレスから、人生に役立つ教訓を学ぶ番組だけに、取り扱っているエピソードの大きさもある。だが、大きければ面白いわけではない。あくまでも有田さんがネタをどのように深掘りしていくのか。倉持さん、ゲストの方がどのように場の空気を作っていくのかが重要なのだ。
その空気づくりが福田充徳さんは抜群に上手い。有田さん、倉持さんとスイングする。プロレス風に言えば、手が合うと言ったことろだろう。
有田と週刊プロレスとのゲストに必要な資質
『有田と週刊プロレスと』は配信番組としてもある意味で異質な存在である。極端な話をしてしまえば、音声コンテンツでも戦えるほどに“トーク(喋り)”に特化した番組であると言える。
『有田と週刊プロレスと』がスイングするには、ゲストの存在も大きい。
プロレスに詳しい有田さんがプロレスの話をするだけ。「週刊プロレス」を素材に、調味料は有田さんのトークのみ。派手な演出などはない。だからこそ、誰と話しているのか?が重要になってくるのだ。
視聴者側の変化
番組もシーズン3に入り、多くの視聴者がプロレスに対して一定の知識を身につけた。
それはそうだろう。プロレス史の先生である有田さんが優れた教鞭を打っているので、面白く知識もつく。最高の授業がそこにはある。
一方で、プロレスについて何も知らないゲストが登場すると、大半の視聴者とのギャップが生まれることにつながってしまった。
もっと話に興味持ってよ。何でこんなことも知らないの?と思うことも少なくはない。
良くも悪くも継続視聴しているファンたちの舌が肥えたということだろう。
だからこそ、ピースの綾部祐二さんはシーズン1最初のゲストだが、このキャスティングが光を放っていたことに気付く。
プロレスを知らない綾部さんと今ほどプロレスの知識がない視聴者。僕は綾部さんと同じ目線になり、有田さんの言葉に共感を受けていた。
「プロレスって歴史があって、楽しそうだな。こんなにドラマがあるんだな」
僕は必ず『有田と週刊プロレスと』を知人に紹介する時はシーズン1の1話からと決めている。
ゲストは僕たち視聴者の代表だ。そこで最も愛されているゲストが、福田充徳さんである。
福田充徳さんの魅力
バランスの取れた傾聴力。これが、福田充徳さんの魅力だと思っている。
なぜ、福田さんの出演回は面白いのか。その理由は、有田さんの話を聞く姿勢が大きいと感じる。しっかりと言葉の意味を理解しつつ、ここぞというタイミングでヒトボケを入れてくる。
出しゃばり過ぎず、それでいて間の取り方が上手い。視聴者側から見ると、あっという間に出演回が終わっていたということも珍しくないのだ。
『有田と週刊プロレスと』の主役は「週刊プロレス」である。
狂言回しである有田さんは話を膨らまし、場の空気を作る。気の利いた振りも行う。
他のゲストの方も同じことを行なっているはずなのだが、福田さんとなると盛り上がり方が違う。
福田と傾聴力と。そんな講座があれば、一度参加してみたいものだ。
有田さん、倉持さん、福田さん3人による漫談プロレスのタッグマッチを、シーズン3以降も楽しみにしたい。