「生まれた時から新日本プロレス」柴田勝頼選手がカリフォルニアで見る夢に、僕たちはまた勇気を受け取る

2018年9月6日、柴田勝頼選手の動画『"ザ・レスラー 柴田勝頼" LA道場密着ドキュメンタリー「CALIFORNIA DREAMIN' 」 #1』が、新日本プロレスワールドとYouTubeにて公開された。

同日、北海道でM6.8の震災があった。僕自身ブログを書いていいのか迷ったが、色んな思いが交錯した結果、柴田勝頼選手の「今」を見て筆を取ることを決意した。

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一歩踏み出す勇気をプロレスラーからもらった

僕はこのレベルの震災を経験したことがない。当然、気持ちを理解することはできない。だから、いつもと変わらないスタンス、いつもと同じ気持ちでブログを書いている。

目の前の景色は変わってしまっても、スマホやPCで目に映る情報は変わらない、いやもっと面白いものを届けたい。そう思った。

次回、新日本プロレスが北海道に帰った時に、もっとプロレスを楽しんで欲しいと心から願っている。

www.youtube.com

後悔したくない

2017年のSAKURA GENESISで負傷した柴田選手は、G1クライマックス最終日に新日本マットへ姿を現した。

その時、会場の升席に座っていた僕は条件反射的に涙を流してしまった。隣に座っていた初対面の男性も泣いていた。肩を組みながら柴田コールを送ったことは今でも覚えている。

柴田勝頼選手を見ると、いつも感情が表に出てしまうのは何故だろう。

あの時、柴田選手は何を思っていたのか。その胸中が動画内で明かされた。

「怪我人だと思われたくなかった。とにかく前に進みたかった」

柴田選手は、LA道場の話が浮上した時にも真っ先に手を挙げたという。怪我のことを聞かれたくないから、渡米したところもあると本音を語った。一方で、THE WRESTLERの表情は明るい。カルフォルニアの空気がとても自分に合っているそうだ。

タイガー服部レフリーからも「You 顔色いいよ?」と言われるほどに。

スポットライトが恋しくないかと聞かれれば、素直に中心に立ちたいと答えた。

怪我をしたことを悔やむ気持ちはあるが、あの試合を後悔していない。どこまでも続く青い空に柴田勝頼選手の笑顔は最高に映えていた。

 

柴田勝頼は柴田勝頼

「自分にしかできないことをする」

動画の冒頭で柴田勝頼選手はこう熱く語った。

誰もができることなら興味がないと言わんばかりに。

柴田勝頼選手は常に自分らしく、自分がやりたいように生きてきた。桑名工業高校時代、後藤洋央紀選手と共に大学進学を予定していたはずが、自分だけが新日本プロレスの入団テストを受けたことでもそれは分かる。

柴田勝頼選手はいつでも柴田勝頼選手なのだ。

変わらないように見えて変化している。イギリスでの試合を経験すれば、ランカシャー・スタイルのレスリングを取り入れた。

リアリストであり、とことんロマンチスト。そんな柴田勝頼選手だからこそ、最強のベビーフェイスであり最も新日本プロレスらしい男だと呼ばれるのだろう。そして、最強のベビーフェイスは多くを語らずともドラマを作り上げる。

犬猿の仲とまで呼ばれた中邑真輔選手が新日本プロレスを退団する際、ロッカールームで柴田勝頼選手は声を掛けた。棚橋弘至選手が必ず勝たなければいけない平成最後のG1クライマックスでは、セコンドを名乗り出た。まさに、ロマンチックの権化だ。

新・闘魂三銃士。そんなくくりが無くたって、この3人に僕たちは夢中なのだ。今も昔ももこれからも。

柴田勝頼選手はいつだって「今」が一番強い

柴田勝久さんのご子息として生まれた時から、柴田勝頼選手は新日本プロレス。あの時、新日本プロレスを出て行くことが柴田勝頼選手にとっての新日本プロレス。

そして、海外展開に期待が集まる中、新日本プロレスの新しい可能性を育てることが“今”の柴田勝頼選手にとって新日本プロレスになった。

セルリアンブルーのリングで躍動する黒パンツ、黒レガース姿の柴田勝頼選手は最高に決っている。ただ、THE WRESTLERのTシャツと“燃える闘魂”を彷彿とさせる赤タオル。片手には竹刀を振るう柴田勝頼選手も負けないくらい魅力的だ。

“夢のカルフォルニア”で今を「生きる」柴田勝頼選手は最高に美しい。

同級生 魂のプロレス青春録 (G SPIRITS BOOK)

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