『新日本プロレス』YOSHI-HASHI選手の“今”にビジネスパーソンの転職を重ねる

2018年のG1クライマックス28以降、CHAOS所属のYOSHI-HASHI選手は新日本プロレスのエース“100年に1人の逸材”棚橋弘至選手からスカウトを受けた。

これまで不穏な動きや発言を繰り返した後、CHAOSを脱退した高橋裕二郎選手や天山広吉選手、矢野通選手と2度大きな裏切りを見せた飯塚高史選手など、自身を変えるためユニットを移籍するケースは珍しくない。

BUSHI選手も欠場明けを告知しながら当日になってドタキャン。何か起きるのか?と世間に期待と感心や不安を感じさせた後、『ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン』として姿を現した。

凱旋帰国や他団体、フリー選手の参戦以外で新日本プロレスマットの景色が変わるのは所属選手のユニット移籍であると言っても過言ではない。

f:id:yukikawano5963:20180923133537p:plain

中邑真輔選手の移籍騒動

第一巡選択希望選手 鈴木軍。中邑真輔選手 CHAOS。IWGPインターコンチネンタル王者。

2013年11月に巻き起こった中邑真輔選手と鈴木みのる選手の抗争は、鈴木みのる選手によるスカウトいや“ドラフト”に発展した。

www.youtube.com

「お前のこと もっと滾らせてやるよ!鈴木軍一位指名 中邑真輔だ!」

「どうしよう!? そんなこと言われたのはじめて!」

UWF経てパンクラスを設立、プロレス界に凱旋後も各団体で暴れまり実績を残してきたリビングレジェンドからの熱愛オファーには、キング・オブ・ストロングスタイル中邑真輔選手ですら、驚きを隠せない表情を浮かべた。

「あの 鈴木みのるがだぞ!?このベルト(IWGPインターコンチネンタルベルト)と中邑真輔が欲しいんだって!巻いててよかったぁ」

僕が知っている限り、オープンなオファーは鈴木みのる選手による中邑真輔選手とオカダ・カズチカ選手による後藤洋央紀選手くらいしか思い浮かばない。

結果、鈴木みのる選手は中邑真輔選手に敗れ、スカウト失敗。

後藤洋央紀選手は内藤哲也選手と『ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン』に蹂躙されているところをオカダ・カズチカ選手が救出に入り、CHAOS入りとなった。

選手自らが声を掛ける。動く動かないはスカウトを受けた本人次第。

これ現実の転職活動(ヘッドハンティング)と一緒だな、と考えてみた。ヘッドハンターとはこの瞬間のために生まれた言葉だったのか。

 

年下と同期と同じ歳の躍進

YOSHI-HASHI選手の現状を振り返ってみよう。

メキシコからの凱旋帰国後、CHAOSに所属。帰国子女が勢いのあるベンチャー(スタートアップ)に入社したと言える。

順風満帆な日々の始まり。YOSHI-HASHI選手にとって、そんな現実はなかった。同期入社でいきなり結果を出したオカダ・カズチカ選手の存在があったためだ。

業務内容をセールス(営業)で例えると、矢野通選手と共同創業者を務める中邑真輔選手が残した最年少売上レコードには届かなかったけれども、入社後すぐに年間最多売上を樹立。また、入社6年で前人未到の12回連続目標達成まで成し遂げてた。

レベルが違う同期。しかも年下。焦る気持ち以上に自分の居場所作りを意識してしまうだろう。

更に、自身が通っていた予備校(アニマル浜口ジム)の先輩で同い年の内藤哲也選手は、新しくスタートアップ企業を作り、人気と売上と支持率を爆発させた。

同じ年にも年下にも差をつけられ、自分は一体、何をしているのか。ただ、毎日仕事はある。

僕なら毎晩、ハイボールからの日本酒コース。太るのを理解した上で、夜中にとんかつ弁当を食べる。そうでもしなければ、平静を保つことができないためだ。

新日本プロレスに現れた天賦の才

YOSHI-HASHI選手には天賦の才が3つあった。それはあまりにも独特で目立ちにくい。ただ、彼だけが持つ光輝くものである。

  • 人が自然と応援したくなる力
  • 人を笑顔にする力
  • 名(迷)言力

人が自然と応援したくなる力については過去にも言及してきた。

njpwfun.hatenablog.com

人を笑顔にする力については、YTRプロデュースのDVDやヨシハシカメラを見ていただきたい。

矢野通プロデュースDVD Y・T・R!V・T・R!第4弾 「CHAOS学園」

矢野通プロデュースDVD Y・T・R!V・T・R!第4弾 「CHAOS学園」

 
矢野通プロデュース CHAOS結成5周年記念DVD Y・T・R的修学旅行

矢野通プロデュース CHAOS結成5周年記念DVD Y・T・R的修学旅行

 

※この4本のYOSHI-HASHI選手は神がかっている。

最後の名(迷)言力については疑う余地はないだろう。

「俺のハートは砕けたか?」

「物事が変わるのは一瞬」

「俺が感じたものに、感じたままに動いていくから」

強すぎるインパクト。一瞬、思考が止まるほどの吸引力。まさに至高の名言揃いだ。僕は長年、文章を書く仕事をしているがこういった表現は出でこない。※求められるケースもあまりないが

上記した3つの魅力が、未だベルト戴冠経験のない位置にいるYOSHI-HASHI選手に棚橋弘至選手からのスカウトを届けたのかもしれない。

njpwfun.hatenablog.com

 

本人の意思

転職において最も重要なのは本人の意思だ。

隣の芝生が青く見える。今の環境を変えたい。もっといい報酬や休みを増やしたい。何でもいい。何なら、転職しなくたっていい。全ては自由なのだ。

ただ、1つのオファーによって考える時間も生まれるし、自分と向き合う時間が生まれるのも事実。だからこそ、YOSHI-HASHI選手は試合後に1人で引き上げているのかもしれない。

今日の試合を振り返り、自分の行き先を見据える。

残るのも正義、旅立つのも正義。

老舗企業のエースである棚橋弘至選手からのスカウトは魅力的であり、何かを変えるキッカケになるに違いない。一方で、旅立った先に必ず成功があるとは限らない。むしろ、後退する可能性だってある。環境を変えるとはそういうものだ。

転職しなければよかったという声や、前職のことを悪く言う人だっている。転職してすぐにまた、転職したいと思う人だっているだろう。

会社非難は良くないが、内心で思うのは自由だ。またすぐに次の場所に移ればいい。

ただ、プロレスラーはそうはいかない。今回、YOSHI-HASHI選手が本隊に移籍した場合、エポックメーキングなことてない限り、再びの移籍はない。

チャンスはそう何度もないのである。

世の中には期日がある

棚橋弘至選手からのスカウトに対して、答えを出す日。Xデーは今日『DESTRUCTION in KOBE』以外にはないと思う。もし伸ばせたとしても、10月8日の『KING OF PRO-WRESTLING』両国国技館が最終の期限だ。

何かアクションを起こせば移籍の可能性がグッと高まる。何もなければ残留。その結果まで後数時間を切った。

YOSHI-HASHI選手は未来を見据え、老舗の大手企業(本隊)に行くのか?これからの可能性を信じ、今のベンチャー(CHAOS)に残るのか。どの選択を選んでも心からYOSHI-HASHI選手に心の中で拍手を送りたい。

物事が変わるのは一瞬。その刹那を見逃せない。

njpwfun.hatenablog.com

njpwfun.hatenablog.com

★1日1クリック!応援よろしくお願いします★


人気ブログランキング  ★アンケート実地中!投票はこちらから★

njpwfun.hatenablog.com

にほんブログ村 格闘技ブログ プロレスへ
にほんブログ村

※LINE@はじめました!記事更新時のみ配信します!

友だち追加