KUSHIDA選手VSマーティー・スカル選手の『IWGPジュニアヘビー級王座決定戦』には見所しかない

2018年10月8日に新日本プロレスが開催する『九州三国志 presents KING OFPRO-WRESTLING』。その第7試合は『第82代IWGPジュニアヘビー級王座決定戦』KUSHIDA選手VSマーティー・スカル選手だ。

髙橋ヒロム選手のベルト返上を受け、直近のIWGPジュニアヘビー級チャンピオンが集った『IWGPジュニアヘビー級王座決定トーナメント』もいよいよ大詰めとなる。

選手されたのはBUSHI選手、ウィル・オスプレイ選手、KUSHIDA選手、マーティー・スカル選手の4人。実力が拮抗していることは分かっていた。

だが、髙橋ヒロム選手と同じユニット『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン』を威信を懸けて挑んだBUSHI選手はKUSHIDA選手に敗れ、2017年から2018年に掛けてBUSHI選手を除く選手とタイトルマッチを戦い、勝利を手にしていたウィル・オスプレイ選手はマーティー・スカル選手の前に敗北を喫した。

今回、決勝に残ったのは事前に行われたアンケートの3位と最下位の2人だった。

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期待値が低い訳がない

アンケート下位の2人と言えば聞こえが悪いが、KUSHIDA選手とマーティー・スカル選手に対する期待値が低いかと言えばそんなことは無い。

その実力は折り紙つき。世界各国から支持されている2人だ。

過去の試合実績

新日本プロレスワールドで調べる限り、2人のシングルマッチは一度のみ。『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア25』である。この一戦は、KUSHIDA選手がマーティー・スカル選手に勝利している。

この試合を記憶している人も多いのではないだろうか。

2018年5月22日に開催された『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア25』Bブロックの対戦カードは以下だ。

  • クリス・セイビン選手 VS SHO選手
  • 田口隆祐選手 VS ドラゴン・リー選手
  • KUSHIDA選手 VS マーティー・スカル選手
  • 髙橋ヒロム選手 VS エル・デスペラード選手

クリス・セイビン選手に勝利したSHO選手がリスペクトの念を示し、頭を下げた。

田口隆祐選手の世界観でドラゴン・リー選手が躍動した。

新日本プロレスジュニア戦士の象徴となりつつある髙橋ヒロム選手とエル・デスペラード選手が激戦を行った。

試合後、「答え合わせするか?」とマスクを脱ぐそぶりをし、マイクでは「俺のほうが、ヒロムよりも強かった」と残した。

では、KUSHIDA選手とマーティー・スカル選手の試合はどうだったのか。

テクニシャン同士が魅せる、新時代の闘い

『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア25』Bブロック第2戦は“起承転結”が完璧に整った1つの作品であり、芸術だった。

クリス・セイビン選手 VS SHO選手は「起」に相応しく、会場の空気を新日本プロレスジュニアの祭典に変えた。田口隆祐選手 VS ドラゴン・リー選手の「承」はコミカルな中に巧みなテクニックと身体能力で会場をさらに沸かせた。
髙橋ヒロム選手 VS エル・デスペラード選手の激闘はこの日の「結」に相応しい激闘だった。

そして、KUSHIDA選手 VS マーティー・スカル選手の「転」は盛り上がった会場を落ち着かせ、試合を見るということに集中させる時間だった。

一寸も止まることがない「チェーンレスリング」で試合を組み立てる2人。

現代のプロレスは、派手さや感情を伝えるために、エルボーやチョップの応戦が多い中で、2人は「こんなに楽しいプロレスがまだまだ世界にはたくさんある」と言わんばかりの試合を展開した。

テクニックシャン同士でしか実現できない攻防。無差別級の世界で凌ぎを削り、世界中で己を磨く2人だからこそできた攻防。

息を呑み、自然と拍手を送りたくなる試合だからこそ、この試合はよく覚えている。

勝利者予想

一戦目ではKUSHIDA選手が勝利を掴んでいる。リベンジに燃え、先日NEVER無差別級6人タッグベルトをおとしたばかりのマーティー・スカル選手としては負けられない一戦になる。

拮抗する試合になることは間違いない。間違いないが、KUSHIDA選手選手の勝利を予想する。

敗因は一点のみ。

新必殺技のザ・グラデュエーションをウィル・オスプレイ選手との試合で見せてしまったことだ。

逆に言えば温存して勝てる状況ではなかったという見方もあるが。

プロ同士の試合に研究は付き物だろう。髙橋ヒロムせんがシングルマッチで勝てなくなった時期があった。

それは、必殺のタイムボムへの繋ぎが読まれ、返し技も研究されたためだと僕は思っている。DやDの悪夢といった新技を披露した後の髙橋ヒロム選手が再び勝利を掴みはじめた。

それほどまでに技というものは大切なのだ。

百戦錬磨のKUSHIDA選手がザ・グラデュエーション対策をしてこないとは思えないのだ。

王者に挑戦するのは誰か

 10月8日『KING OF PRO-WRESTLING』についてはこちらのランキングに入っている人気ブログでも言及されているので、ぜひチェックいただきたいところだ

『IWGPジュニアヘビー級王座決定トーナメント』が発表された段階から、何故自分には声が掛からないのかと不満の声を挙げた選手がいた。

その選手は2018年10月8日に新日本プロレスが開催する『九州三国志 presents KING OFPRO-WRESTLING』で第1試合に出場する選手である。

本来は髙橋ヒロム選手のベルトに挑戦するのは、一体誰なのか。そして、髙橋ヒロム選手の復帰戦は誰と行われるのだろうか。

予想は膨らむばかりだが、目の前にあるKUSHIDA選手対マーティー・スカル選手の試合を、固唾を飲み見守りたい。

 

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