「昔のプロレスはよかった」と語る人の気持ちをらんま1/2で理解した話
僕より年上の方とプロレスの話ををすると「昭和プロレス」の話で盛り上がる機会が多い。僕からプロレスのネタを振っているのもあるが。
皆さん「昭和プロレス」について語り出すと、顔が綻び出すのが印象的だ。
アントニオ猪木氏やタイガーマスク、小林邦昭氏、長州力選手、藤波辰爾選手、ビッグバン・ベイダー氏など人気・実力を兼ね揃えた選手たちが揃っていた時代。
プロレスブームと呼ばれた時代を生きてきた世代の方々にとって、レジェンドレスラーは青春なのだ。
現在、過去、未来
一方で、現代のプロレスについて聞いてみると「見ていない」と答える。
テレビ中継も夜中だし、選手も全員入れ替わった。知らない選手たちばっかりでどこから追えばいいか分からないとのことだ。
会場で試合を観ると、その場の空気やレスラーたちの躍動など目を奪われる瞬間は数多くある。
テレビや動画配信には実況という強力な強みがあるが、会場にいない分他の誘惑も多い。
競合するのが他のチャンネルからスマホに変わった時代で、どうすれば往年のファンたちの目線が最近に向くのだろう。
そんなことを考えていた帰り道、ふとらんま1/2の主題歌が聴きたくなった。
Apple Musicを検索してみたらCocoの曲が数曲並んでいた。電車の中なのでニヤニヤはしないが、小学生時代に戻ったようで楽しい。
EQUALロマンスや思い出がいっぱい。
超絶的な歌唱力や演奏テクニックが楽曲に存在しているわけではない。ただ、聞いていてもっと、もっと、もっと聞き続けていたいと思わせる曲だった。
余談だが、Cocoの曲を聞いた後、美味しんぼのEDテーマ・中村由真さんのLINEも聞いてしまった。まさに神曲である。1990年台のメロディは独特だ。その旋律が僕はとても大好きだ。
これからのプロレス
現在、新日本プロレスは様々な意見が飛び交っている。僕が先日公開したこの記事の反響を見てもそれは明らかである。
何時の時代に見てもいいモノはいい。現代のプロレスもこれからのプロレスもそう感じ続けている自分でいることが大切なのではないか。
これからもNJPW FUNは“今”の新日本の話題を取り上げつつ、多くの方にもっと楽しんでいただけるように務めていきたい。
【週刊プロレス】が月額380円(税抜)で楽しめる!【楽天マガジンはこちらから】