鷹木信悟が全勝!負けられない男が新日本プロレスを登り続ける

鷹木信悟が全勝!負けられない男が新日本プロレスを登り続ける。

「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」“ザ・ドラゴン”鷹木信悟選手がAブロックで勝点18をマーク。全勝でリーグ戦を終える結果となった。

タイチ選手が「物言いだよ。絶対体重が100キロ超えてる。そりゃ全勝するわ」と言葉の残した通り、圧倒的なパワーと爆発力で9人のトップレスラーを破ってきた。

2018年10月に新日本プロレスへ足を踏み入れた鷹木信悟選手が、2019年6月に両国国技館のメインイベントに立つ。

何か運命的なものを感じさるドラマチックな展開だと言えるだろう。

一方で、こういった見方もある。「全勝でリーグ戦」を突破した鷹木信悟選手を優勝決定戦の舞台で倒すことはあまりにも価値が高すぎるのである。

「バレットクラブ」のリーダーとしてプリンス・デヴィッド(フィン・ベイラー)選手は 「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」で全勝優勝を成し遂げた。

と文字にすれば「凄いじゃん!」と思われがちだが、反則介入何でもありでその記録を作ったのだ。

ということは、事実上綺麗なかたちで「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」のリーグ戦を全勝で突破したのは獣神・サンダーライガー選手と鷹木信悟選手のみなのである。

鷹木信悟選手が石森太二選手を破った後、解説席の獣神・サンダーライガー選手に向かって「新しい時代を作る」と宣言したこともそういった背景があるのかもしれない。

ここからはAブロックでの想い出や優勝決定戦について書いていきたい。

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ストップ・ザ・ジャイアン

「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」Aブロックの裏テーマはこれだったのかもしれない。

SHO選手は入場曲と髪色を変えて挑んだ。ドラゴン・リー選手は「IWGPジュニアヘビー求人王者」として迎え撃った。

マーティー・スカル選手は悪党として、龍討伐を買って出た。

TAKAみちのく選手はベテランの奥深さを魅せた。金丸義信選手はテクニックでパワーをいなし作戦に出た。タイガーマスク選手もティタン選手もジョナサン・グレシャム選手も全力で鷹木信悟選手戦に臨んだ。

そして、ストップ・ザ・ジャイアンを最も意識していた石森太二選手ですら、届かなかった。

明らかに強い。紙一重だが、僅かに鷹木信悟選手が石森太二選手を上回った。

18年越しのジェラシーがリボーンした男すらも飲み込んだのだ。

そして、SHO選手はこうバックステージでこうコメントを残している。

まず最初に、初めに言いたいこと。ここ、俺の地元、愛媛、集まってくれた人たち、ほんとにすいませんでした。ここが俺の、今の、現時点での実力です。ここで、ここで決勝行きを決めるつもりだったけど、見ての通り、これが俺の実力。『BEST OF THE SUPER Jr.』、まさに、もう“完全にNEXT”だってことだ。それと、あんまり声に出して言いたくないんだけど、俺の正直な気持ちだから、正直に言わせてもらう。日本のドラゴン、俺以外の、誰にも負けるんじゃねえぞ……

出典:新日本プロレス

 

田口隆祐かウィル・オスプレイか

Bブロックから駒を進めるのは一体どちらの選手になるのだろう。

田口隆祐選手あるいはウィル・オスプレイ選手。勢いと流れ、調子が結果を左右するのであれば、田口隆祐選手が有利になるだろう。

まさか監督がこの位置にいるとはあまり予想されていなかったわけだが、その内容は相手レスラーをテクニックで圧倒している。

減量目標には届かなかったが、数キロ痩せた意味がここに現れているのかもしれない。

そして、ストップ・ザ・ジャイアンは田口隆祐選手であれば可能性があると僕は思うのだ。

 

今大会で鷹木信悟選手が追い詰められたのはテクニシャン系のレスラーだった。

つまり、パワーとスピードは純粋に鷹木信悟選手とぶつかり合い、乗り越える必要がある。

ただし、テクニックは本領を発揮させないことに重点を置き、試合を組み立てることができるのである。

アンクルホールドが炸裂することで、鷹木信悟選手の全勝優勝の夢が潰える可能性は十二分にあるのだ。

とは言っても、鷹木信悟選手が負けるイメージなんて全く想像もできないわけだが。

鷹木信悟選手は9人の悔しさを背負って両国国技館のメインイベントに立つ。

新日本プロレスの龍が令和初の頂に上り詰める日は近い。

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