田口&ロッキーの“メガコーチズ”が初黒星を喫してしまった件

田口&ロッキーの“メガコーチズ”が初黒星を喫してしまった件について書きたい。

ここまで破竹の三連勝だった田口隆祐選手とロッキー・ロメロ選手の“メガコーチズ”が2019年10月23日(水) 福島・鶴ヶ城体育館で敗れてしまった。

新日本プロレスは現在、「保険見直し本舗 Presents Roadto POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019~」の真っ只中。この秋を制したチームがイッテンヨン東京ドームへの出場へ一歩近づくため、負けられない戦いが続いている。

「IWGPジュニアタッグ王者」石森太二選手&エル・ファンタズモ選手や“バーズ・オブ・プレイ”ウィル・オスプレイ選手&ロビー・イーグルス選手、“ロッポンギ3K”YOH選手&SHO選手。

そして、帰ってきた“ならず者”を擁する金丸義信選手&エル・デスペラード選手 With DOUKI選手を加えた4チームが優勝候補の最有力候補だと言われていた。

ただ、今回のリーグ戦では番狂わせが起こっている。

スラムダンクの流川楓が「バスケは算数じゃねぇ」と言ったように、直近の成績だけが勝敗を分けるとは限らない。

“これまでの”実績を見てみると、明らかに脂が乗り切って“テッカテカ”に熟したタッグチームがある。

“タグチジャパン監督”田口隆祐選手と“ロッポンギ3Kコーチ”ロッキー・ロメロ選手の“メガコーチズ”だ。

無傷の三連勝を飾り、他のチームを引き離しにかかるも「IWGPジュニアタッグ王者」石森太二選手&エル・ファンタズモ選手の前に黒星を喫した。

勢いは止まってしまうのか。それとも残りも全勝ロードとなるのか。ここでは「メガコーチズ」の魅力に迫る。

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ファンキー・ウエポン

新日本プロレスジュニアタッグの歴史に燦然と輝くタッグチーム「Apollo 55」。現在はWWEで活躍するファン・ベイラー(プリンス・デヴィット)選手と田口隆祐選手が組んでいたタッグチームである。

天空のプリンスが高く前ば、テクニシャンの技巧派男が締めるところをキッチリ締める。

2020年のイッテンヨン東京ドームで「IWGPヘビー級王座」に挑戦する飯伏幸太選手が以前結成していた「ゴールデン☆ラヴァーズ」との試合で、プロレス大賞としては初となるジュニアタッグでのベストバウトを受賞した実績は、田口隆祐選手の勲章として絶え間ない意味を持ち続けている。

 

ロッポンギの監督

元祖LA道場出身のロッキー・ロメロ選手。“ロッポンギヴァイス”はバレッタ選手のヘビー級転向により解散。その後、バレッタ選手は新日本プロレスも退団した。

その直後、彗星のように現れたのが“ロッポンギ3K”YOH選手とSHO選手だ。ヤングライオン時代から頭角を現していた2人。3000倍の輝きと華がそこにはあった。

ロッキー・ロメロ選手は2人に新日本プロレスジュニアの未来を担う可能性を感じた。3人は「IWGPジュニアタッグベルト」の戴冠や「スーパージュニアタッグリーグ(トーナメント)」2連覇など多くの功績を残してきた。

またその一方でロッキー・ロメロ選手は「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」にエントリー。エル・ファンタズモ選手を相手にベストバウトを繰り広げ勝利を掴んだ。

この日の試合があまりにも素晴らし過ぎて、たった1試合でロッキー・ロメロ選手は多くのファンを味方につけることに成功した。

イタリアの種馬ならぬ“ロッポンギのロッキー”は伊達ではない。

 

優勝決定戦へ

“メガコーチズ”最大の山場はこれかれやってくる。10月27日に“ロッポンギ3K”、10月28日に“バーズ・オブ・プレイ”と激突する。会場は共に後楽園ホールだ。

残り3試合。“メガコーチズ”の真価が問われる時は近い。

日本のラグビーワールドが惜しくもベスト8で終わったことで、田口隆祐選手のモチベーションはどの方向に向かっているのか。この点にも注目したい。

ロメロ「今夜、ファンタズモとBONE SOLDIERに負けて、あいつらはこれで俺たちは終わりだと思ってるのかも知れないけど、そんなことない。ロッキーカントクとタグチカントクが合体したんだ。“メガコーチズ”が誕生したんだ。俺たちはジュニアヘビー級において、これまでと異なるチームなんだぞ。ニュージャパン・プロレスリングだけじゃない、世界全体を見渡しても。いや、ラグビーやプロバスケットボール、ジャパンリーグだけでなくアメリカのリーグを含めたプロ野球、サッカー、(アメリカン)フットボール、ホッケーなど、あらゆるスポーツを含めても、俺たちは話題にされるほどなんだぞ。ホッケーに例えれれば、俺たちはパックをゴールに打ち込んだけど、止められただけだ。俺たちは“メガコーチズ”なんだぞ」
田口「メガコーチズ……」
ロメロ「そうだ、メガコーチズだ」
田口「オー、メガコーチズ……」
ロメロ「メガコーチズ! ということで、今夜のディナーはお前の支払いだ。というのも、俺はとても悲しい気分だから」
田口「オー……」
ロメロ「サンキュー。ドン・アラカワ、ドン・アラカワ……」
田口「ドン・アラカワ?」
ロメロ「そう、ドン・アラカワ。OK? お前が言ってたジャパニーズ・ジョークだよ。じゃあな(※と言って先に引き揚げる)」
田口「ドン・アラカワ?????」

 後楽園ホールの2連戦で“メガコーチズ”はメインイベントに立ち続ける。新日本ジュニアを代表するメインイベンター。それが、田口隆祐選手&ロッキー・ロメロ選手の“メガコーチズ”なのだ。

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