BUSHIが小松っていうの何とかならないかって話

BUSHIが小松っていうの何とかならないかって話を書きたい。

「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」のBUSHI選手は“ロッポンギ3K”のYOH選手、SHO選手をなぜか「小松、田中」と呼ぶ。

その理由について以前、認めていないからだと言っていたがそろそろどうにかならないものかと思い、筆を取ってみた次第だ。

“ロッポンギ3K”が凱旋帰国を果たしてから2年半以上の月日が流れた。

田口隆祐選手&リコシェ選手の“ファンキー・フューチャー”から1発でベルトを奪うと、チャンピオンのまま「スーパージュニア・タッグリーグ(スーパージュニアタッグトーナメント)」を初制覇。

結果的には、2017 、2018、2019年の3連覇を達成。東京ドームでの「IWGPジュニアタッグ選手権試合」にも“ロッポンギ3K”ありというレベルにまで到達した。

現在開催されている「ニュージャパンカップ2020 」ではSHO選手が鷹木信悟選手との再戦にに燃え、YOH選手は4つの新技を用意し、コスチュームやヘアスタイルも一新。

パリピが進化し、デジタルへ。「六本木三千」という未来型センスと以前よりも俊敏さの増したファイトはこの先にあるであろう「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」での大躍進を想像させるよう。

一方で、後藤洋央紀選手のGTRを受け3カウントを聞いたBUSHI選手はバックステージにて「小松! てめえ、1回戦。覚えとけよ。ああ、クソッ!」

と残している。

またしても「小松」。

ずっと思っていたことだが、新日本プロレス公式スマホサイトのインタビュー(高橋ヒロム選手を認めていないという旨)を読んで確信した。

BUSHI選手は何故そんなにも他のレスラーを認めないのか。

その意味を考えた結果、BUSHI選手に人気が集まる理由が少し分かった気がする。

彼は新日本プロレスでトップクラスに共感できるレスラーだったのだ。

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例えば、EVILを渡辺と呼ぶ

BUSHI選手が「小松、田中」と呼ぶことに違和感を覚えるのは、その先に何もないただのコンプレックスがそうさせていると感じるためである。

後藤洋央紀選手、田口隆祐選手、棚橋弘至選手、KENTA選手の例をそれぞれ挙げてみよう。

2015年、EVIL選手が凱旋した当時、最初の門番として立ちはだかったのは後藤洋央紀選手だった。

そこで「渡辺!!!」と声を上げるシーンがしばしばあったが、これは「ダークネスワールド」に堕ちた後輩の目を覚まさせようとした行動だった。

事実、今でこそ「あれは何だったのか...」と語り継がれている除霊マッチも全ては爽やかで元気がいいヤングライオン渡辺貴章選手を取り戻すためだったのだ。

続いて、田口隆祐選手。2017年にKUSHIDA選手から「IWGPジュニアヘビー級ベルト」を奪取し、ドラゴン・リー選手を相手に防衛した後輩に対して、「広夢いや高橋ヒロム」と何度も口にした。

これは、ジュニアの後輩として可愛がっていたであろう高橋「広夢」が高橋「ヒロム」という存在になったことを示唆していたのだと思う。

棚橋弘至選手はYOSHI-HASHI選手のことをノブと呼んだ。リングでも「ノブオ!」と叫んだ。

これは「チームこっから」のメンバーとして親近感を出すために名前を呼び合うという意図である。

最後にKENTA選手。#ゴトヒロ、#TOMO、#棒、#鉄也など完璧に相手を弄るために呼んでいる。

また、石井智宏選手も「小松、田中」と呼ぶことがあるが、これはポロっと普段の呼び方が出ているだけだろう。

 

世渡りの上手さ

BUSHI選手は世渡り上手である。ちなみに僕はBUSHI選手と同じ歳なのでその価値観や生き方にはとても共感できる。

インターネットの普及以前、学校には番長がいるし、体罰も当たり前だった。ヤンキーだってそこら中にいた。

そんな環境で生きていくには、圧倒的すぎるほどに強くなるか世渡りが上手くなるしかない。

僕はどちらにもなれずに日陰で生きていたわけだが...。

2012年、新日本プロレスと全日本プロレスが新しい取り組みとしてレンタル移籍を行うことが報じられると、BUSHI選手は「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」に初エントリーを果たす。

そこから3年後。長期欠場が明けたタイミングで、新日本プロレスで最も勢いがあるユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」に加入。現在に至る、と。

一方でタイトル暦を見てみると、意外なほどに戴冠数は少ない。

「IWGPジュニアヘビー級ベルト」、「IWGPジュニアタッグベルト」がそれぞれ一回のみである。

EVIL選手、SANADA選手、鷹木信悟選手らと「NEVER無差別6人タッグベルト」を4度戴冠しているという指摘はさておき、人気の割には少ない印象がある。

そうなのだ。ここがBUSHI選手の魅力なのだと気付いた。

 

ブランド品、他人を認めない

マスクとコスチュームを全試合で変え、ブランド品をこよなく愛する。そして、他人を認めない。

このバブル思考は、僕たちの世代特有のものなのかもしれない。

上の世代がバブルに浮かれていたが、その甘い汁をすするには子供過ぎた。僕たちはそんな少年時代(小学1年生でバブル崩壊)を過ごしてきた。

僕は新日本プロレス箱推しだが、BUSHI選手の記事は他のレスラーと比較すると圧倒的に少なかったりする。ぶっちゃげると800本以上ある中で3本以下だと思う。

おそらく同族嫌悪的に距離を置いて見ていたのだろう。あの頃、上手くやってる奴を見て歯痒い思いをしていただけに、羨ましいなと。

だが、合点がいった。

他人のレスラーを認めたくない気持ちも僕の実生活に置き換えればとてもよく分かる。

「小さい」と言われても変わらない。これが我々世代特有の感情なのだ。

だからBUSHI選手はKUSHIDA選手がずっと憎かったのだろう。自分よりも地味(な外見と素朴なキャラ)なのに比べものにならないほどの実績と結果を残す同級生が妬ましくて仕方がなかった。

だからこそ、KUSHIDA選手との試合だけは特別な雰囲気が生まれていたのだと思う。

元々、この記事はそろそろYOH選手、SHO選手をの呼び方を変えないとBUSHI選手が小さく見えるよ?という趣旨で筆を取ったのだが、気が変わった。

これからも「小松、田中」でいいと思う。バッドラック・ファレ選手やザック・セイバーJr.選手などヘビー級選手とのシングルマッチを経験しているだけに今回のトーナメントはBUSHI選手にアドバンテージは間違いなくある。

まずは初戦。今、新日本プロレスで最も熱視線を浴びるYOH選手との一戦でどんな試合を見せるのか。今から楽しみである。

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