飯伏幸太がAEWとの全面対抗戦を希望しただと...

飯伏幸太がAEWとの全面対抗戦を希望しただと...。

今の新日本プロレスが一番面白い。

僕がきちんとプロレスを見始めてそろそろ4年が経とうとしているが、思わずそんな気持ちになった2021年1月だった。

今日は普段とはちょっと見方が違うので、違和感があれば読み飛ばして欲しい。

まず、明らかに新日本プロレスに火が点いた日があった。

2021年1月18日。後楽園ホールの客入りが396人だったあの日から、新日本プロレスの雰囲気が大きく変わった。

例えが難しいのだが、ニュアンスとしては「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」に近い。

昨年、「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」は「ワールドタッグリーグ」と同時開催となっていた。

ただ、それぞれで明らかに温度感が違った。

ジュニア戦士同士のぶつかり合いの中でも、どこかみんなが一つとなってジュニアを盛り上げるという統一された意識を感じさせる。

それが「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」の魅力だった。

今現在の新日本プロレスからは同じ匂いを感じる。激しい軍団抗争やタイトルマッチへの前哨戦が進む中でもどこか一体感が生まれているような気がするのだ。

試合数は削られ、当日券の販売すらできない。以前のようなプロモーションだって不可能。

そんな状況だからこそ、リングで興行の時間で圧倒的に盛り上げる。

「新日本プロレスの興行はやっぱり生で見なくちゃね」そう思わせるだけの仕掛けをそれぞれのレスラーが待ってきているのだ。

さらには「IWGPヘビー級&インターコンチネンタルWチャンピオン」がぶっ飛びすぎている。

まさか二度目の防衛戦を前に他団体との全面対抗戦を希望している。

今日のテーマはタイトルマッチが組まれている「NEVER無差別級」と全面対抗戦について書いていきたい。

 

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まぁ、座れよ

「棚橋のテンプテーションが効かないね」

いつから逸材は誘惑を武器にしたのかと面を食らったが、とにかくここ数年で最大の盛り上がりを見せた前哨戦だった。

客入りに苦戦した後楽園ホールをそれぞれ一回ずつ締め、最後は30分引き分け。

試合内容もさることながら、終わった後のマイクも印象的だった。

「ハアハア……、鷹木! リスペクトをこめて、“鷹木選手”と言おうか。惚れたよ、惚れた!(場内拍手)。惚れたわ。『愛してます!』だわ(場内拍手&笑)。本当に。すばらしいよ! けどな! (場内に顔を向けて)ここから大事だから! 名古屋大会、終えて、帰ってきたとき、チャンピオンベルトは、俺のものだ(場内拍手)。よし、告白でした」

「残念ながら! オマエの告白にはこたえられねえな!(場内拍手&笑)。だが、棚橋! オレはうれしいぞ。ここに来て! やっと、オレに対して本気になってくれたな(場内拍手)。ここまで来たら! 手段とか目的はどうでもいい! 棚橋、1.30愛知! その日にタイトルマッチが組まれてるのはNEVERだけだ! どういうことかわかるか? オイ! 飯伏、いいとこいたな。オマエもよく聞いとけよ。愛知では、タイトルマッチが組まれてるのはNEVERだけだ! その日だけは! 最強の! 最高の! このNEVERが! 独占する!(場内拍手)。それを証明するためには! 棚橋じゃねえなあ。最後は! オレが勝つしかねえだろ!(場内拍手)」

出典:新日本プロレス

イーブンでタイトルマッチへと向かうことになった2人。いよいよ本日、「NEVER」に新しい動きがあることだけは間違いない。

 

全面対抗戦について

新日本プロレス内で爽やかに盛り上がっている一方で、飯伏幸太選手が文字通り爆弾を投下した。

AEWと全面対抗戦。現在、海賊版の“バレットクラブ”問題や未だ組まれることのない「IWGP USヘビー級」のタイトルなど様々なポイントがあるが、僕が思う全面対抗戦への気持ちを書き残しておきたい。

今もなお語り継がれる新日本プロレスとUWFインターナショナルの全面対抗戦。

今考えると、最高と最強を競わせたような大会だったように思う。

ただ、当時の文献や「有田と週刊プロレスと」を見てみると、半端じゃないイデオロギー対決がそこにあったように思う。

ただ、今回のAEW対抗戦はイデオロギー対決にはならない。

あの日、AEWのメインで出てくるであろうケニー・オメガ選手は棚橋弘至選手に“負けた”からだ。

ベビーフェイスとヒールという概念を壊して、身体能力を武器に危険技を乱発するアスリートプロレスは“棚橋プロレス”の前に敗れた。

これが2019年1月の現実である。

今回の一件は色んな見方ができる。普段のNJPWFUNでは書かない目線(プロレスビジネス)で見た時に「やるかもなぁ」とは思う。

ただ、個人的な感情だけ言うと「早くない?」とは思う。

「二冠王」としてベルトをどうするかも未定。SANADA選手とのタイトルマッチ目前という状況だ。

オカダ・カズチカ選手や棚橋弘至選手を倒してはじめてこうした提案をしなければ、若干「?」が浮かんでしまう。

 

旗揚げ記念日の激突

今回のツイートは棚橋弘至選手と鷹木信悟選手の「NEVER無差別級選手権試合」目前で、話題の目先を逸らすような発言だった。

SNSなので本人の自由と言えばそうなのだが、ちょっと配慮がないとも言える。

ただ、あの日の後楽園ホールのバックステージで既に意味深なメッセージを残していたのだ。

飯伏「俺らには30分は短いよ。30分じゃ足りないよ。もっともっと時間をください。次は無制限でお願いします。そして、自称・最強と最高のベルト、NEVERのベルトを棚橋さんに名古屋で獲ってもらって、(肩のベルトを叩いて)僕と対決しましょう。僕も防衛します。その最強を待ってますから。必ず獲ってくださいよ」

出典:新日本プロレス

改めて、このメッセージを見た時にこう思った。もしも、2人が防衛した場合、旗揚げ記念日に飯伏幸太選手VS棚橋弘至選手があるな、と。

チャンピオンとして神を超えることで、「プロレスを広げるために自由にやらしてほしい」という意志を会社に通すつもりなのかもしれない。

飯伏幸太選手の胸中に浮かんでいるものは何か。その答えがこれから明かされる。

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