飯伏劇場開幕!新日本プロレスのヤバい神が降臨中

飯伏劇場開幕!新日本プロレスのヤバい神が降臨している。

2021年のイッテンヨンで内藤哲也選手を倒し、「IWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタルWチャンピオン」に輝き、翌日のイッテンゴにジェイ・ホワイト選手を打ち破り“神”となった飯伏幸太選手。

元々、ぶっ飛んだことをやるタイプの人種だと思ってはいたが、最近になってその勢いが止まるところを知らない。いや、ちょっとリアル制御不能っぷりを発揮しまくっている。

2019年に新日本プロレスに所属すると発表した際には、トレードマークとも言える茶髪から黒髪(暗髪)へチェンジ。

読売ジャイアンツ入団を境に髭を剃った小笠原満男さんを彷彿とさせるイメチェンを図った時期もあったが、今ではすっかり元通りどころか鎖から解き放たれたかのようにリング内外で暴れ回っている。

リング内では最近あまり魅せることが無かったムーブを一部解禁するなど、チャンピオンとなった今だからこそ、より自由にもっと心からプロレスを楽しむような動きが増えてきているように思う。

問題は...リング外だ。

SNSでAEWとの団体対抗戦を提案したかと思えば、中邑真輔選手が新日本プロレスを退団した日にまた戦いたい旨のツイートを投稿している。

そして、今一番ヤバいのがバックステージだ。

あの高橋ヒロム選手が「コイツはヤバい」と恐れ慄くほどの行動を起こしている。

2019〜2020年に新日本プロレスを揺るがしたKENTA劇場の再来だ。

新しい神である“二冠王”飯伏幸太選手の行動を振り返ってみる。

 

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高橋ヒロムとSHO

最初の事件が起こったのは、2021年1月30日の愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)大会だった。

棚橋弘至選手が鷹木信悟選手との激闘を制し、「NEVER無差別級王者」に輝いた裏で、飯伏幸太選手が暗躍?していたことになる。

現在、「IWGPジュニア」のベルトを懸けてぶつかりあっている高橋ヒロム選手とSHO選手。

昨年より調印式が省かれることも増え、タイトルマッチへの期待をギリギリまで高めることが難しくなっている状況だ。

そうした中で高橋ヒロム選手はSHO選手へ対談を持ちかけた。

高橋ヒロム選手はYouTubeチャンネル、SHO選手はポッドキャストとそれぞれ自身のメディアを持っているだけに、前代未聞の展開になるかと思いきや、斜め上から神が降臨した。

しかも、高橋ヒロム選手がSHO選手に一つだけ聞きたいことがある...と前置きした瞬間に降臨。

ヒロム「今この時を、この感情、大事にしたくないか? 俺は大事にしたいんだよ。そう、お前に一つ、聞きたいことがあるんだ。SHO……」
飯伏「(※2人の間に割って入ってきて)ちょっと待って。俺もいるんだよ。仲間はずれにしないで」

出典:新日本プロレス

超者!降臨(書きたかっただけ)!

これ...本当に言葉を選ばずに言えば「ヤバい先輩」である。

さらに翌日はこうだ。

ヒロム「俺の勢いも、ちゃんと感じてくれてんだろ? 愛知はオマエの勝利だったけど、俺にもちゃんと、勢い……今は(※肩にかけていたベルトを見せて)IWGPジュニアヘビー級チャンピオン、そして(※前に置いたトロフィーを示して)『BEST OF THE SUPER Jr. 27』覇者っていう勢いを、SHOに見せておかないとと思ってさぁ。だから、俺からの聞きたいこと、言っていいか?」
※SHOが促すジェスチャー。
ヒロム「SHO……」

※ここで両肩に2冠のベルトをかけた飯伏がやってきて2人の間に入ると。ヒロムのコスチュームにつまずきそうになり、

飯伏「また来ちゃった」
ヒロム「すごいな! な! すごい度胸だと思う! 俺、何かコレ逆にすごいと思うわ! だってこの並び、すごくない!? 何か面白いよね。敵ながら面白いと思うもん、正直」

出典:新日本プロレス

あの高橋ヒロム選手がもはや引いている。動画をそのまま見ると、真剣な表情を崩してはいけない(高橋ヒロム選手の真面目なメッセージを受け止めるため)SHO選手が何かを必死で我慢している。

数年前。柴田勝頼選手が「G1クライマックス」の公開記者会見で「いつから笑ってはいけないみたいになったのか」と嘆いていた(EVIL選手を軍事評論家だと言った瞬間、何人かの選手が下を向いて、顔を隠した)時を思い出させるよう。

そして、降臨した神とジュニアのカリスマが去った後に、1人でコメントを残すのだ。

これはヒジョーに痺れる展開ではないだろうか。

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流石に我慢の限界

そして、2021年2月3日。神は3度目の降臨を果たした。

※飯伏が現れ、「お~~っ! お~とっとっとっと…」などと言いながらSHOとヒロムのあいだに割って入る。
ヒロム「なんだろう、なんか(苦笑)」
飯伏「(※2人の反応を見て)あれ!?」
ヒロム「なんか、もういいよ。いいよ、いいよ。大丈夫(苦笑)。いや、なんか…なんか…うん」
飯伏「悪いことした!?」

出典:新日本プロレス

ハッキリ書く。マジでヤバい先輩だ。(笑)空気を読めないこう言った先輩はたしかに過去にいたが、ここまで見せつけられると、逆にアリな気がしてくるのが不思議だ。

この日は更にヤバかった。

「オメェまだ先があるんか!?」とは神と戦った男・孫悟空さんの言葉だが、この日の飯伏幸太選手はぶっ飛んでいた。

ヒロム「ああ、じゃあ改めて聞こう。SHO、あなたの夢はなんですか?」
SHO「俺は、最強のレスラーになるために、この新日本プロレスに入った。その(IWGP Jr.)ベルトこそが、100キロ未満最強の証だと思う。だからこそ、それを獲るために、俺はこの新日本プロレスのレスラーになったんだよ」
飯伏「(※横から口を挟み)これもこれも、この(IWGP IC)ベルトも、この(IWGPヘビー)ベルトも、価値は同じ。ベルトは全部同じだから」
ヒロム「(※さえぎって)言ったべ!? 言ったべ!?」
飯伏「(※止まらずに)1番上だから…」
ヒロム「いまSHOがしゃべってる。言ったべ!?」
飯伏「言ったね」
ヒロム「言ったべ!? アンタも言ったじゃん、自分で。『いま黙って話聞いとこう』って。それをなんでガマンできないの!?」
飯伏「ガマンできない」
ヒロム「まったくちょっとしたアレがガマンできないのかな~!?」
飯伏「俺はガマンできないんだよ。しゃべっちゃうんだよ」

出典:新日本プロレス

この直前にたしかに自分で「今日はSHOくんの話を聞こう」と語っている。本当に自分で言ってるのに我慢ができない。いや、もう我慢する気がないというべきなのか...。

 

ヤバい王者の誕生

「IWGPヘビーとインターコンチネンタルを統一すべき」

「全面対抗戦をやりたい」

「久々にやりましょうか(中邑真輔選手へ)」

「俺はSANADAさんと4人で話したい」

“二冠王”になって以降、飯伏幸太選手の主張が止まらない。

飯伏幸太選手はずっとプロレスを広げることが目的だと自分の目標を語り続けてきた。

確かにどの提案も話題性は抜群だ(実現の可能性は抜きにして)。

僕のように辞め方、辞めた後の発言で絡んで欲しくないと思うファンもいると思うが、それでも結局「見るでしょ?」と言われたら確かに首を縦に振らざるおえない。

飯伏幸太選手の背中には今、羽がある。1000の夢を語るまでこの勢いのまま羽ばたき続けてほしいと思う。

最後に。SHO選手の言葉で締めたいと思う。

「飯伏さん、ヤベェよ。そして近くにいる俺も、移っちゃってヤベェのかもしれない。でも、チャンピオン、高橋ヒロム。アンタ、もっとヤベェぞ」

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