YOH、2度目の「ケンカしようぜ」。
YOH、2度目の「ケンカしようぜ」。
「WORLD TAG LEAGUE 2021 & BESTOF THE SUPER Jr.28」もいよいよ大詰め。最も注目を集めているのはこの2人だろう。
“CHAOS”のYOH選手と“バレットクラブ(ハウス・オブ・トーチャー)”のSHO選手。
まさかこの2人がこのタイミングで再び激突し、優勝決定戦へ初進出を懸けた争いになるとは思わなかった。
いや期待はしていたが、ここまでもつれた状態になるとは想像すらしていなかった。
優勝決定戦の舞台で2人が激突することは無い。どちらかが勝てばどちらかが落ちる。
そして、その勝者はセミファイナルとメインイベントの結果を受けその後の展開が決まるという状況だ。
開幕から泥沼の4連敗。下手すれば全敗もあり得る。真っ白になった男はギリギリまで追い詰められた後、何かを掴んだ。
勝利至上主義を貫くかのように一撃必殺の“ファイブスタークラッチ”で連戦連勝。
SANADA選手の“オーコーナーブリッジ”と同じようにロープの反動を使いはじめたことで、よりスムーズに技へ入れるようになった。
また、勝利した相手に「ありがとう」と言い続ける達観した精神状態へ。
元パートナーでありライバルであるSHO選手へ「ケンカをしよう」とシンプルにメッセージを出した。
あの日とは違うケンカ。一体どんな試合になるのだろうか。
★第4試合
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2021年12月8日
「BEST OF THE SUPER Jr.」公式戦
YOH vs エル・ファンタズモ
ファンタズモのサドンデスが炸裂!
しかし、YOHがファイブスタークラッチで逆転勝利!
※12.8『WORLD TAG & SUPER Jr.』八幡浜大会
新日本プロレスのスマホサイトで詳報中!https://t.co/urWuQth5s0#njpw #njwtl #njbosj pic.twitter.com/4ZirgLznsJ
あの日のケンカ
2021年8月16日。
“ロッポンギ3K”YOH選手&SHO選手が最後に同じ対角線で戦った試合。
あれからまだ4ヶ月も経っていないはずが、遠い過去のことにすら思える。
「えっえっえっ???」
つい昨日までは、「YOHさん...」と心配する好青年がこの日、突如豹変した。
瞳孔がガンガンにひらいた姿はまさにバーサーカー。
闘志を武器に真っ直ぐ戦い続けてきた男。勇者が突然、魔王の魔法にかけられ、闇落ちしてしまった。
男はこれ以上ないほどに狂いはじめた。
“トーチャーツール”ことスパナを握り、相手の頭をかち割る。さらに拷問技“スネークバイト”でレフリーストップを狙う周到さ。
「エグい...。けど強い」こんな感じ。
あの日から4ヶ月。2021年の新日本プロレスで一番変化した男が試される瞬間が訪れようとしている。
2021年9月4日のスペシャルシングルマッチから3ヶ月。自分はより強くなったのか。相手はあれからどう変わったのか。
ホワイト
「人はそう簡単に変われない」
いや、言い方が違うか。
「変わってもすぐに結果が出るとは限らない」
僕にもあなたにも思い当たることがあると思うが、人生で変わりたいと一大決心し、自分を大きく変えようとする瞬間が度々ある。
進学や就職、転職、昇進。
これ以外にも様々なシーンで人はこれまでの自分から変わろうとする。
「もっもいい人間になりたい」
変わろうと思ってキャラチェンジしてみても、気付けばいつもの自分に引っ張られて元通りになってしまう。
チェンジではなく、アップデートしなければならないのだと気付かされる。
YOH選手は変わろうとしている。
器用なヤングライオンからチャラ男へ。チャラ男からもう一つ洗練された存在を目指している道半ばで負傷による戦線離脱。
復帰後は結果を残したものの、夏前には失速。
「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア28」でもまさかの4連敗スタート。
「今年は全敗かもな」
誰もがそう思ったところから、勝ちまくって優勝への望みを残したまま最終戦を迎えることに成功した。
2度めのケンカ
SHO選手との再戦が迫ったタイミングでYOH選手は「ありがとう」以外の言葉を口にした。
YOH「(※長い沈黙ののち)選択肢はさ、一つしかねぇんだよ……。なぁ……なぁ……SHOくん…………ケンカしようぜ……」
実はこの言葉、前回のスペシャルシングルマッチの際にも用いられたメッセージでもある。
――憤りが伝わってきますが、それを晴らすには落とし前をつけなければというお気持ちでしょうか?
YOH そうですね、ケンカですよね……。そもそも俺ら、不器用なんですよ。そういう二人が3Kを結成した当初、どうしたらいいかなと思い、ボク的にはチームは対比が重要じゃないかって考えて。
――パワーのSHO選手、テクニックのYOH選手という役割分担ということですよね。
YOH でも、もうそんなの取っ払っていいから、ひたすらぶつかり合いたいです。潰し合いですよ。
――あらためて最後にSHO選手に対してメッセージをいただければ。
YOH ……SHOくん、ケンカしようぜ。
与えられた役割も自分たちで考えた棲み分けもない。
リングにいるのは2人だけ(おそらく)。2度目のケンカは一体、どんな結果を招くのか。
僕の予想は引き分けになるとと書いておきたい。
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