棚橋弘至がKENTAへ再戦要求！

“トオルとヒロシ”で「ワールドタッグリーグ2021」を駆け抜けた棚橋弘至選手は「IWGP USヘビー級王座」へのリマッチを要求。

「条件を何でも一つ受け入れます。ただ、黒のショートタイツはなしで」と、前王者として単なるリマッチではなく、譲歩した上で東京ドームでの再戦をアピールした。

KENTA選手はどのタイミングでリアクションを取るのかと思っていたら、いきなり「あなたとはもうやりませんよ。」カウンターパンチ。

イッテンヨンあるいはイッテンゴへのエントリーを懸けた“逸材”と今、新日本プロレスで最もも注目を集める男の物語が再び交わろうとしている。

「ワールドタッグリーグ2021」で最終的な勝ち点は14。優勝決定戦進出こそ逃したものの、上位成績であることには変わりない。

入場から試合内容、バックステージまで充実した時間を過ごした“トオルとヒロシ（棚橋弘至選手と矢野通選手）”。

例年、棚橋弘至選手は「ワールドタッグリーグ」での結果が振るわなかった。

トーア・ヘナーレ（現、アーロン・ヘナーレ）選手との“ヘナーレース”は2年連続での負け越し。

2020年は勝ち点2の最下位。2019年は勝ち点6（最下位は永田裕志選手&中西学さんの勝ち点4）。

とにかくタッグで結果を残せていないエースだったが、パートナーが“敏腕プロデューサー”矢野通選手となった今年は水を得た魚のように躍動した。

最初こそ省エネファイトで有名な矢野通選手とのタッグで上手くいくのか？と懐疑的な目線もあったが、リーグ戦が始まるとリーゼントに学ラン（棚橋弘至選手は短ラン※中邑真輔選手が着用していたもの）で登場。

入場から観客だけでなく、対戦相手の度肝を抜いた。

意味は分かるけど、何か日本語下手じゃない？何でお前が条件言うんだよ。

あなたとはもうやりませんよ。
それが私の条件です。 https://t.co/2ounhgkSYW
— KENTA aka Lil’K (@KENTAG2S) 2021年12月12日

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トオルとヒロシ

最初は後楽園ホール限定と考えていた棚橋弘至選手だったが、最後まで“トオルとヒロシ”スタイルで走り切ったことから、内心実は気に入っていたのだろう。

試合巧者同士が組んだことでリズムもペースも“トオルとヒロシ”が握ることが多く、フィニッシュも矢野通選手キッカケが多かった。

2021年にしてようやく棚橋弘至選手は真のタッグパートナーと出会えたのではないか。

個人的にはそんな気持ちすら抱いてしまう最高のタッグチームだった。

今日も元気にドカン（ロングタイツ）をきめたらヨーラン（短ラン）背負ってリーゼント。

逸材　High School Rock'n Roll
逸材　High School Rock'n Roll

棚橋「（※一度は矢野と一緒に引き上げながらもUターンして舞い戻り）ありがとう！　トオル、ありがとう！　自分を見失いそうな時も強引に強引にプロレスに振り向かせてくれた。没頭させてくれた。『棚橋さん、オレたちが道場で昔夢見ていたプロレスって、まだこれからっすよ』って言われてるようで。結果は振るわなかったけど、トオルから凄え大事なものを貰った。このエネルギーをドームに繋げるためにも、USヘビー、一言も言ってこなかったけど、やっぱりオレが巻いてたほうが活躍の幅も広がるんじゃないの？

KENTA、リマッチ……リマッチか。あんまその言い方好きじゃねえな。もう一回！　でも、『挑戦させてくれ』、『ハイ、いいよ』って言ってこないのは分かってる。だから、条件をオレのほうから言うよ。KENTAが言う条件を何でも一つ、オレは受け入れます。なんでも。そんだけ有利な状況であれば受けてくれるんじゃないかな？　ただ、黒のショートタイツにしてこいっていうのだけはなしで」

出典：新日本プロレス