高橋裕二郎、YOSHI-HASHIから目を離すな

高橋裕二郎、YOSHI-HASHI、そしてYOHから目を離すな。

例え話だ。今が旬。そんな人がいるとしよう。

今年の顔はこの人だよね。そう言われて然るべき活躍を残した人物。

そんな功績を讃えるのが外部での賞であったり、ファン投票でのランキングだったりする。

そう言った意味で今年の新日本プロレスの顔は間違いなく、鷹木信悟選手だ。

飯伏幸太選手やウィル・オスプレイ選手が負傷していなかったら?そんなタラレバは存在しない。

“3代目”が新日本プロレスを引っ張り続けた事実しかこの世の中にはないのである。

一方で、その裏には次に機会をずっと狙っている選手もいる。

これまでプロレス大賞MVPを受賞してきた棚橋弘至選手やオカダ・カズチカ選手、内藤哲也選手は再び返り咲きを狙っている。

新日本プロレス50周年というメモリアルイヤーでその栄冠を掴み取るための戦いは既に始まっているのだ。

そして、その頂きとはずっと離れた場所にいる選手たちがいることを忘れてはならない。

2021年12月15日に新日本プロレスが日本武道館で開催する「WORLD TAG LEAGUE 2021 & BESTOF THE SUPER Jr.28」。

ダブルメインベントに高橋裕二郎選手とYOSHI-HASHI選手がエントリーする。

この3人がこの大舞台に立つことを数年前に想像できただろうか。

大の高橋裕二郎狂と言われる僕ですら、全く想像していなかったし、YOSHI-HASHI選手がタッグリーグ制覇に大手を掛けているなんて数年前では全く予想もできない。

時代は変わる。レガシーは壊すためにはある。

今日の日本武道館“セミファイナル”は2人の男に注目だ。

 

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漢・高橋裕二郎の春。

2021年以降、高橋裕二郎選手にスポットライトが当たる機会が増えた。オカダ・カズチカ選手との抗争にはじまり、「G1クライマックス」に2年連続エントリー。

さらには“バレットクラブ”内で誕生した新ユニット“ハウス・オブ・トーチャー”の一角として君臨。そして、「ワールドタッグリーグ2021」の優勝決定戦進出。

ここまで高橋裕二郎選手に注目が集まるとは...。

本当に嬉しいと言うか、正直こんな日が訪れるとは思ってもいなかった。

リーグ戦最終戦では、かつてのパートナーである内藤哲也選手を元“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”のEVIL選手と共に撃破。

内藤「今日の敗戦で8勝3敗勝ち点16。予選リーグ敗退が決定してしまったのかな? ディック東郷の存在に文句を言うつもりはないよ。だって、あれが今のEVILのプロレスであり、高橋裕二郎のプロレスなんでしょ? なら、自分の信じた道を突き進めばいいよ。それよりSANADAとのタッグで結果を残したかった。

出典:新日本プロレス

 

今日勝てば東京ドームで初のIWGP

内藤哲也選手とSANADA選手を拷問の館へと引きずり込み処刑を決行。見事“今”のプロレスで結果を掴み取った。

あと一勝。あと一勝で東京ドームでのタイトルマッチ。高橋裕二郎選手にとって東京ドームでのタイトルマッチはNEVER無差別のガントレットマッチやKOPWなど大量のレスラーがエントリーする形式のもの以外ではなんと初である。

絶対に負けられない戦い。何が何でも勝つべき試合が今日の一戦なのだ。

ただし、泥臭く、自らの道を追い求めた高橋裕二郎選手の対角線には物事を一瞬で買えるために長年もがき苦しんできた男が立ちはだかる。

 

物事が変わるのは一瞬だった

「NEVER無差別級6人タッグ」を通じてYOSHI-HASHI選手は変わった。誰が見ても別人。あのタイチ選手ですら認めるほどの急成長っぷりである。

例えるならば、夏休みが終わったあと小学生から同じクラスでそんなにパッとしなかった女の子が急に大人っぽくなったみたいな。

髪の毛の色も変えてないし、制服も一緒。それなのに何かが違う。胸がドキドキする。

これが恋?彼女に何があったの?緊張して何もしゃべれないよ!って甘酸っぱい中3男子か!

話を戻すとそれくらいの勢いで2020年以降のYOSHI-HASHI選手は変化を遂げた。

何か強くなってない?から「NEVER無差別級6人タッグ」ベルトを掴みとり、人生初のチャンピオン。ウィーアーザ・チャンピオン。

“ハウス・オブ・トーチャー”にベルトを奪われた後の3人は、2人と1人へ。

いち早く石井智宏選手が「NEVER無差別級ベルト」を奪取。約2年半ぶりに「NEVER無差別級王者」へと輝いた。

この勢いに負けじとYOSHI-HASHI選手は後藤洋央紀選手と共に「ワールドタッグリーグ2021」へとエントリー。破竹の勢いでリーグを駆け抜けると1位で予選を通過し、優勝決定戦へ。

「NEVER無差別級6人タッグ」で培った絆と確かなチカラは嘘を付かない。

後藤「正直、厳しい戦いでしたよ。でも、ご覧の通り、勝ったのはオレたち。そして決勝で勝つのもオレたちだ。なあ、YOSHI-HASHI?」
YOSHI-HASHI「もちろん! この前のUNITED EMPIRE戦でオレがちょっと足痛めちゃって、その分後藤さんに負担かけちゃったのは申し訳ないと思って」

後藤「とんでもない、とんでもない」

YOSHI-HASHI「でも、この2日オフがあったというのもオレたちにはラッキーだったから。2日で膝もだいぶ良くなったし、そういった部分では」

後藤「オレの膝もダメージあるけど、あと1日、2日あるからな。大丈夫だ、そんなもん。今まで何度も修羅場を潜り抜けてきたんだ、オレは。そうだろう、YOSHI-HASHI? 獲ろうぜ、必ず!」

YOSHI-HASHI「何度倒れても起き上がってきた。最後、一瞬の意思疎通、まさに変わる時は一瞬だったとオレは思うから。この勢い、ついてきてると思うから」

後藤「新日本プロレスも底から這い上がろうとしてるけど、今日来てるお客さんも気持ちは同じだと思うよ。そんな人たちの希望の光にね、オレたちがなってやるよ。裕二郎? EVIL? オマエらじゃまた暗闇に落とされるだけだ。オレたちが光を見せてやる。それだけだ!」

YOSHI-HASHI「アイツらは消灯だけじゃない。地獄に落としてやるよ」

出典:新日本プロレス

消灯を通り越して、地獄に叩き落とすか。拷問の館にまた2人生贄が送られるのか。

主役になれなかった男たちが主役になる日。絶対にこの日から目を離してはならない。

★2021年12月16日新着記事★

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