グレート-O-カーンが“NEW COMMONWEALTH KING PIN”を宣言

グレート-O-カーンが“NEW COMMONWEALTH KING PIN”を宣言した。

2021年5月26日。新日本プロレスのグレート-O-カーン選手がバックステージで自らのスタンスを激白した。

オカダ・カズチカ選手が“CHAOS”に加入後すぐに「IWGPヘビー級王者」に輝いたら、ジェイ・ホワイト選手が“バレットクラブ”に移籍後、4代目リーダーに就任したりなど海外遠征から戻ってきて早々に結果を出すレスラーはいた。

ただ、外道選手の様な参謀のサポートもなく、後一歩のところまでは来ていたが、新日本プロレスの至宝であるベルトを一本たりとも手にできていない。

この状況でユニットの事実上リーダーに就任したのは、近年の新日本プロレス史においてエポックメイキング的なエピソードであることは間違いない。

グレート-O-カーン選手はこれまで帝国の広報であると自らを分析していた。日本のプロレス団体。“ユナイテッドエンパイア”で日本語を流暢に操れるのは自分しかいない。

マイクを通さずに肉声で喋ることで他のユニットとの差別化も図ってきた。

世界一のハイフライヤー、オリンピア、ムエタイ。様々なバックボーンを持つ仲間たちの中で唯一の日本人(のはず)。グローバルなチームをまとめ、次のステージへと進む足がかりをつくるのはグレート-O-カーン選手しかいない。

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新日本プロレスのピンチとチャンス

非常に残念なことにウィル・オスプレイ選手がリングに戻って来るタイミングが全く見えない。高橋ヒロム選手が首を負傷した際には復帰まで1年5ヶ月がかかった。

悔しいし、悲しいが無理にリングに戻ってくるほうが問題だ。プロレスラーはキャリアの長い職業である。長期間の欠場になったとしても、万全な体制で戻ってくることに意味があると思っている。

改めて考えると、とんでもない危機的状況だ。

髙橋ヒロム選手は欠場中。ウィル・オスプレイ選手も離脱。元気になったと宣言があったが、オカダ・カズチカ選手、タイチ選手、エル・デスペラード選手にもアクシデントが発生していた。

今回のシリーズを見ても明らかに離脱者が目立つ状況になっていた。

ただ、ピンチな状況にこそチャンスが生まれる。これまでになかった化学反応や新しいスターが生まれるのは危機的状況からなのだ。

天山広吉選手から伝授された“アナコンダバイス”を本当に大切な試合の大事なシーンではなく、ファンサービス的に使ったマスター・ワト選手。

帝国の新しいリーダーへ名乗りを上げたグレート-O-カーン選手。あの日の新戦力が今、新しい局面を迎えている。

オーカーン「聞け! 愚民ども! そして帝国民ども。別に興が乗ったわけではない。そして、今までとやることは何一つ変わらん! だが、一つ宣言しておく。オスプレイがいなくなったからと言って、安心するな! 不安に、かられるな! オスプレイがいない、ほんの少しの間だけ、余が“NEW COMMONWEALTH KING PIN”。簡単に言やあ、政治的集団の中心的人物に、余が、なる! 帝国を、そして……新日本プロレスを導く」

出典:新日本プロレス公式

中心人物。新日本プロレスを導く。“ドミネーターの第二章”がここからはじまる。

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