『ワールドタッグリーグ2018』優勝決定戦進出チームの行方

いよいよ終盤戦に突入した新日本プロレスヘビー級タッグチームの祭典『ワールドタッグリーグ2018』。シングルベルト保有者は全員不参加という状況に物議が挙がったのは開幕前のこと。

いざ戦いの火蓋が切って落とされれば、全国各地の会場を熱狂の渦に巻き込んでいる。局面を迎える『ワールドタッグリーグ2018』は今回から1リーグ制となっており、2018年12月7日の秋田・ナイスアリーナ(由利本荘アリーナ)大会で優勝決定戦に進出するチームが決定する。

従来であれば2リーグから1チームずつが進出に初対決の結果、優勝チームが決定していたが、今回は大きく異なる。優勝決定戦に駒を進めるチームの数すら予想ができない。

これは、『スーパージュニア・タッグリーグ2018』が証明したことである。では、現在優勝決定戦に最も近いのはどのチームなのだろうか。

本隊、CHAOS、BULLET CLUB、鈴木軍、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン。2018年ヘビー級最高のタッグの称号を得るのはどの2人なのか。

ドリームチームVSバレットクラブのインパクトすら越える激闘のクライマックスは目前だ。

『ワールドタッグリーグ2018』優勝決定戦進出チームの行方について迫る。

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勝ち点と残っている試合のバランス

優勝決定戦進出に際し、事実上可能性が残っているのは以下の4チームになる。

  • 石井智宏選手&矢野通選手
  • EVIL選手&SANADA選手
  • タマ・トンガ選手&タンガ・ロア選手
  • ランス・アーチャー選手&デイビーボーイ・スミスJr.選手

ここからは各チームがこれから戦うタッグチーム、黒星を喫したタッグチームについて書いていきたい。

また、12月4日の兵庫・神戸サンボーホール  大会では、大番狂わせが起こった。共に2敗をキープしていた石井智宏選手&矢野通選手、EVIL選手&SANADA選手が敗れたのだ。

残2戦の対戦カード

  • 石井智宏選手&矢野通選手

海野翔太選手&吉田綾斗選手、タマ・トンガ選手&タンガ・ロア選手

  • EVIL選手&SANADA選手

鈴木みのる選手&飯塚高史選手、ランス・アーチャー選手&デイビーボーイ・スミスJr.選手

  • タマ・トンガ選手&タンガ・ロア選手、

バレッタ選手&チャッキーT選手、石井智宏選手&矢野通選手

  • ランス・アーチャー選手&デイビーボーイ・スミスJr.選手

高橋裕二郎選手&ハングマン・ペイジ選手、EVIL選手&SANADA選手

なんと、4チームがそれぞれ最終日に試合をするという展開に。直接対決の結果がそのまま優勝決定戦進出につながる可能性は十分にある。続いて、黒星については以下だ。

 

黒星を喫したチーム

  • 石井智宏選手&矢野通選手

EVIL選手&SANADA選手、タイチ選手&ザック・セイバーJr.選手、バレッタ選手&チャッキーT選手

  • EVIL選手&SANADA選手

タイチ選手&ザック・セイバーJr.選手、タマ・トンガ選手&タンガ・ロア選手、ジュース・ロビンソン選手&デビット・フィンレー選手

  • タマ・トンガ選手&タンガ・ロア選手

天山広吉選手&小島聡選手、マイケル・エルガン選手&ジェフ・コブ選手

  • ランス・アーチャー選手&デイビーボーイ・スミスJr.選手

天山広吉選手&小島聡選手、石井智宏選手&矢野通選手、タマ・トンガ選手&タンガ・ロア選手

単独首位に躍り出た現・王者

タマ・トンガ選手とタンガ・ロア選手の現『IWGPタッグ王者』が首位をキープ。2017年も準優勝という結果を残していた兄弟タッグがここに来て一歩リードする状況となった。

決め手は邪道選手・外道選手から受け継いだスーパーパワーボムだ。抜群の身体能力から繰り出す合体技のインパクトはまさに圧巻。ただでさえ強い王者が更に爆発力のある武器を手に入れたのだ。個人的にはKESのキラーボムに追従する破壊力があると思っている。

ただ、まだ分からない。本日の相手は今、新日本プロレスで最も危険いや不穏な男だからだ。勝利を掴むのは、石井智宏選手&矢野通選手すら破った「最高の友だち」か現在最強の「兄弟」なのか。

タッグの価値

EVIL選手が「タッグの価値を上げる」と公言しているように、目が離せない好勝負が続いている『ワールドタッグリーグ2018』。タッグの価値という意味ではストップ高を更新し続けていると言えるだろう。

総括にはまだ早いが、印象に残った点も記しておきたい。

狂気の覚醒

今大会で最も不穏な空気を出しているのは『ベストフレンズ』のチャッキーT選手だろう。

事実、開幕前までは個別の記事を書くとは思いもよらなかった。

普段大人しそうな人ほどキレたら何をするか分からない。このイメージを一新に背負い、新日本プロレスでの存在感を増している。

事実、『CHAOS』対決にここまで波乱の空気が巻き起こるとは思わなかった。好勝負にはなっても試合が荒れるかもしれないという予想はできなかったわけだ。

そして、不穏な空気は継続し、ここからは現『IWGPタッグ王者』との試合へ。何かが起きる可能性は高い。

 

聖帝と匠

優勝戦線から遠ざかってしまったが、この2人がここまで噛み合うとは想像していなかった。

タイチ選手とザック・セイバーJr.選手。まさに柔と剛。このタッグチームはひょっとすると、2019年に日の目を浴びるかもしれない。

とにかく連携技が美しい。天翔ザックドライバーという合体技まで用意してきた。

シングルだけでなく、タッグでも2人をもっと見たいと思った次第だ。

また、石井智宏選手&矢野通選手、EVIL選手&SANADA選手にも勝利を掴むなど、白星の数以上のインパクトを残しているのは紛れもない事実だ。

2人の名勝負製造機

『CHAOS』2人はやはり強い。そして、上手い。

石井智宏選手と矢野通選手の世界観は全く異なる。

かたや“名勝負製造機”と称されるバチバチのファイトが信条のレスラー。“敏腕プロデューサー”はどんな相手でも矢野通ワールドに引き込む。

ケニー・オメガ選手、飯伏幸太選手を唯一シングルで破った実績は彼の持つオリジナリティと独創性以外の何者でもない。

コミカルに試合を運ぶ中で時折見せるようになったアマレス技が非常にアクセントとなっている。

石井智宏選手のラリアットから一瞬の丸め込みは「決まったな」と思わせる説得力も物凄い。

危険技など使わなくても、観客を大きく盛り上げることを実践している2人に改めて、プロレスの奥深さを学ぶ日々である。

週刊プロレス 2018年 12/19 号 [雑誌]

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残り2日。決戦は秋田

GODが一歩リード。3チームが猛追する状況となった『ワールドタッグリーグ2018』。ここからは新日本プロレスワールドでの生中継もスタートされるため、より一層の盛り上がりが期待される。

長かったリーグ戦も残すところ2試合。一度も勝利を掴むことができていないドリームチーム。

今週も新日本プロレスから目を離すことができない。

 

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