新社会人に向けて新日本プロレスの魅力を書いてみる

新社会人に向けて新日本プロレスの魅力を書いてみようと思う。

毎年、4月になると新社会人や進級など、新生活が始まった方を目にする機会が多い。着慣れないスーツや制服は見ていて少し微笑ましく思う。

ただし、住環境まで一気に変えてしまうと不安に感じることも多いだろう。親元を離れての進学や就職。全ての景色や人間関係が新しく映る毎日は楽しくもあり、ストレスも感じてしまうものである。

そんな新社会人の方に向けてオススメしたい新しいコンテンツがあるわけだ。

勿論、プロレスである。

僕は30歳を過ぎてからプロレスにハマったわけだが、本当に素晴らしいエンターテインメントだと思っている。

1972年に旗揚げされて以降紡がれてきた物語。リングの上で輝くプロレスラーは入場してくるだけで素晴らしい。鍛え上げれた肉体が繰り出す、常人では考えられないような試合。プロレスラーそれぞれの個性が際立つマイクやバックステージでの立ち居振る舞い。

一つの試合が約3時間ほどなので、会場に行ってもよし。動画配信サービス「新日本プロレスワールド」で視聴してもよし。動画は実況・解説もあるため、これからハマる方にとっても分かりやすいと思う。

それでは、上記の点を一つひとつ紐解いていこう。

ここは新日本プロレスをとことん楽しむコラムを配信する場所なので、新日本プロレスの魅力についてのみ訴求する。

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因縁が生む物語

新日本プロレスでは5つのユニットがあり、リング上でしのぎを削っている。

新日本本隊と呼ばれるベビーフェイス(ヒーロー)軍団。テレビにも多数出演している棚橋弘至選手や真壁刀義選手、獣神サンダー・ライガー選手だけでなく、若手選手(ヤングライオン)もここに在籍している。

オカダ・カズチカ選手、後藤洋央紀選手、矢野通選手を擁する「CHAOS」は新日本本隊とタッグチームを組むことも多いユニットだ。

内藤哲也選手がメキシコから輸入した「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」はベビーフェイスでもヒール(悪役)でもない“制御不能”な存在である。

その立ち位置からベビーフェイスと戦えばヒールになり、ヒールと戦えばベビーフェイスになるという独自の個性を持っていることも特徴的だ。

現「IWGPヘビー級王者」であるジェイ・ホワイト選手が牽引するのが「バレットクラブ」新“日本”プロレス唯一の外人ユニット(現在は日本人が4人在籍)だ。

サイズや身体能力など見応え抜群。ヒールでありながらも声援を集めるレスラーも多く、会場での支持率も高い。

最後は「鈴木軍団」ヒールユニットとして、時にはブーイング、時には歓声を浴びる集団だ。名前の通り“ボス”は鈴木みのる選手。他の所属レスラーもタイチ選手、金丸義信選手、エル・デスペラード選手、ザック・セイバーJr.選手など、実力派が連ねている。

以上5つのユニットがぶつかり合っているのが新日本プロレスのリングである。

 

痛そう!怖い!

周りの人にプロレスを紹介して、アレルギーが出る際によく言われる言葉が「痛そう、怖い、血とか出るんでしょ?」である。

痛そうについては、そりゃ痛いよと。怖いに関しては怖くない試合“も”あるよ。

血が出るに関しては新日本プロレスの場合は年に数回であることを伝えている。

ただ、「何が面白いの?」聞かれたら大きなチャンスである。

新日本プロレスはとにかく分かりやすさを追求しているため、魅力を非常に伝えやすいのだ。

まずは、レスラーが素晴らしく、カッコいいこと。次に色々な試合が展開されることである。

新日本プロレスで活躍しているレスラーは肉体と精神を鍛えて上げており、非常に魅力的だ。

リングの上では屈強な男同士がぶつかり合い、激しい試合を展開していてもリングを降りたは日常の姿は意外にもほのぼのとしていたり、天然な人もいたりする。

このギャップが堪らないという声も多いのである。SNSが発達したからこそ見えてきたギャップが新しいファンを掴んだと言っても過言ではないだろう。

次に試合である。

現在の新日本プロレスはいわゆる脳天から落とす技が減らされてきている印象を受ける。

流血する機会も数ヶ月に一回程度。大仁田厚さんが生み出したデスマッチの系譜とは違うところにあるので初心者も馴染みやすく楽しめると思う。

念のため補足しておくと、プロレスにガッツリハマりだすとデスマッチに興味を持ってしまうケースも多い。ここには個人差があるものの、好きな人はトコトン好きなのがデスマッチなのだ。

プロレスにおけるジャンルの一つとして、興味があればそちらにもアンテナを伸ばしてほしい。

話を戻そう。

新日本プロレスはいくつかのタイプで試合が繰り広げられている。

まずは若手選手であるヤングライオンたちのファイティングスピリッツを全面に押し出した試合。次にバチバチにお互いの体を攻撃する激しい試合。

そして、ハイフライヤーと称される飛んだら跳ねたりなど、目を見張るような試合。

最後に試合を見ているファンが思わず笑顔になる試合だ。

痛いだけでも飛んだり跳ねたりだけでも、面白いだけでもない。

さまざまな要素が詰まっている試合が連続で繰り広げられるのが新日本プロレスのリングなのだ。

 

ファン同士のつながり

進学や就職に伴い地元から新天地に踏み出すと、周囲の人間関係をゼロから作る必要がある。

新社会人の場合は特に顕著で同期入社という絆はあるものの、共通言語は仕事になりがちだ。

普段の自分のことを知らない人たちと、とにかく楽しい話題で盛り上がりたい。リフレッシュしたいと思った時にプロレス観戦は打ってつけだ。

じっくり見てよし、声出してよし、写真撮ってよし。どんな角度でもプロレス観戦は楽しいものである。

僕の経験上ではあるが、プロレス会場という場で知り合いができるかと言えば案外難しい。

TwitterやInstagramを活用しつつ、友人を作りタイミングが合えば一緒に観戦する。僕はこれくらいのスタンスだ。

仕事と全く関係のない人々とプロレスという共通の話題で盛り上がる。

試合も週末が多いため、土日休みの仕事に就いた方には特におススメだ。

アップデートされる日々の中で

プロレスはエンターテイメントという見方をしても非常に素晴らしいものだ。

伝統芸能のように芸を磨き、技や生き様をリングで表現する様は「人生の縮図」とも言われている。

だからこそコアなファンが非常に多い。僕が友人にプロレスを勧めた後は家庭での会話が増えたり、上司と共通の話題ができたりなど、マイナスに作用している方は少なくともいない。趣味が転じてまた新しいつながりも生まれているようで嬉しいばかりである。

これまでの人生でプロレスは見たことないけど、ちょっとだけ興味はあった。

そんなあなたは、令和を迎える前に新日本プロレスについて少し調べてみることから始めてもいいのかもしれない。

新生活には新しい趣味を。あなたの社会人生活に笑顔が溢れることを祈っている。

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