「有田と週刊プロレスと」“最終回”!いや、#100を祝いたい
「有田と週刊プロレスと」“最終回”!いや、#100を祝いたい。
繰り返し何度も書いていることではあるが、僕は「有田と週刊プロレスと」を視聴した結果、プロレスにどハマりしたという経歴を持つ。
木谷オーナーの言葉を借りるのであれば“にわかファン” 。ただ、週刊プロレスがプロレスファンの裾野を広げる意味で作り出した番組を通じて、新日本プロレスのファンになったという事実を僕は誇りにも思っている。
もしもあの時、尊敬する先輩から「川野さん、『有田と週刊プロレスと』凄く面白いから絶対見て」と言われなかったら、この場所で執筆していることもなければ、多くの出会いが生まれることはなかった。
心から“くりぃむしちゅー ”有田哲平さんや倉持明日香さん、スタッフの方々にお礼を申し上げたい。プロレスという夢がいっぱいに詰まったエンターテインメントを発信してくれたこと。心から感謝している。いや、本当に胸いっぱいで感謝しています。
さぁ、本題に入っていこう。『有田と週刊プロレスとファイナルシーズン』最終回が明日の0時に配信されることを記念したスペシャル回だ。『川野と有田と週刊プロレスと』。はじまり始まり。
プロレスって面白いんですか?
まずは、ここから。「川野さん『有田と週刊プロレスと』面白いよ」と言われて脊髄反射的に返した言葉である。
僕の恩人は「とにかく見てほしい」と返したが、改めてこの問いに向き合ってみたい。
結論から言えばプロレスは面白い。プロレスラーという生き方を選んだ者たちがリングの上で対峙する。プロレスというエンターテインメントを通じて、ぶつかり合い己のこれまで生きてきた道をみせつける。
“生き様”を目の前で見せつけられるのだから、それはそれは見ているこっちも平常心ではいられない。
喜怒哀楽。自分の中の感情が試合観戦を通じて、露呈されていくよう。
僕の場合はリングに立っているレスラー全員を応援し、試合が終わると感情的になり、目頭を熱くしている。
物事を通じて一喜一憂できる。その意味と素晴らしさ、そして凄さに気付いたのは最近のことである。
2017年1月。この日から僕はプロレスにハマった。2年間ずっと新日本プロレスの物語を追い続けてきた。その裏側にはやはり「有田と週刊プロレスと」が存在していたのだ。
人気番組へ
気付けば「有田と週刊プロレスと」は約2年間で4度の“サーキット”を行なってきた。
途中からは各媒体社から事前にリリースが出るようにもなった。これは宣伝側のナイスなPRである。
有田哲平さんのトークやゲストの対応力、倉持明日香さんのアシスタント力で「有田と週刊プロレスと」は一部のマニアには堪らない人気を博すカルト的な番組となった。
ニッチなユーザーを抱えた次はマスに転じる。インタビューなども増えた。
「有田と週刊プロレスと」を通じてプロレスファンになった芸能人の方と有田哲平さんが対談している。これも番組がスタートした当初からすれば大きな飛躍であると同時に番組の生き様を見せつけるものにもなっている。
赤、青、黄、緑。シーズン毎にテーマカラーを設けて継続してきた番組がいよいよ最終回を迎える。最終回の配信を見る前にコラムを書くのはこれが最後。最後のブロックでは今の率直な気持ちをまとめたいと思う。
シーズン4終了お疲れ様でした
「有田と週刊プロレスと」の第4シーズンがいよいよ後14時間後に配信される。いや、配信されてしまう。
朝の8時38分にこのコラムを書いているわけだが、今日の仕事を追えて家でゆっくりしたらもう“最終回”が配信されてしまうのだ。
スタートの時点からファイナルシーズンだとタイトルに入れていたものの、「本当に終わるのか?」という実感がないまま20週間以上が過ぎていた。
僕が本格的に「終わっちゃう?」と思ったのは、最終回のゲストにチュートリアルの福田充徳さん、ビビる大木さんがキャスティングされたことである。
「有田と週刊プロレスと」のゲスト二代看板。更には大量に展示された週刊プロレスの数々。テーマを与えられていた有田哲平さんが自らテーマを選び、語る。
これは本格的に幕を閉じるのではないか?そう胸騒ぎがしつつ番組を見るわけなのだがやはり面白い。
アクシデントはどこで起きるか分からない。貴重な最終回目前の24話で一番笑ったのは有田哲平さんと神取忍さんのくだりだった。
まさかの週刊プロレスに関係ない話題でここまで盛り上がるとは...。有田哲平さん恐るべしである。
ここまで全25回のシリーズを3回。ファイナルシーズンも25回目の配信を迎える。
一冊の週刊プロレスを元に話を広げてきた番組はもう第100回を迎えたのだ。
「有田と週刊プロレスと」の歴史はここで幕を閉じるのか。それとも101回目のプロ(レス)ポーズが実現するのか。
一度でいいから番組の取材がしたかったという想いを持ちつつ、明日0時の配信を正座で待ちたいと思う。
2019年、令和初のクリスマス。スタッフの皆様の番組にかける熱意に敬意を表しつつ、“100”回目の配信を待ちたいと思う。
ただ、こうも思う。燃える闘魂のハチマキを巻き、しゃもじを片手に新日本プロレスを応援していた上田晋也さんを呼ばずしてこの番組は終わってしまっていいのだろうか。
もしも、番組が終了するのであれば、これが一番の心残りだ。
「暖かくして寝ろよー」
「僕から以上!」
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