棚橋弘至とEVILがキス!?CMLLドゥルセ・ガルデニアの恐ろしさ

棚橋弘至とEVILがキス!?CMLLドゥルセガルデニアの恐ろしさについて書きたい。2020年1月21日に幕を閉じた「NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2020」。

例年以上の盛り上がりを魅せたルチャの祭典。後楽園ホールは連日、満員札止めという結果を残した。

多くのスペルエストレージャが登場した大会となったが、個人的に印象に残ったルチャドールを最後に紹介したい。

まずは、ナマハゲ選手(5代目)。メキシコで紆余曲折あった結果の「ファンタスティッカマニア」出場となったが、2019年に続き、新日本プロレスのマットを盛り上げた。

リングではとことんルチャを楽しむファイトを魅せ、リングの外ではルチャの解説や今後のシノギ(ステーキ屋)、そして何よりも新日本プロレスファンへの問題提起を行った。

本物のナマハゲのように「悪い子はいねぇが」と威圧する様は今の新日本プロレスに必要なものだったと思う。

もう1人がCMLLのメインイベントでカワトサン(メキシコ遠征中の川人拓来)選手と好勝負を繰り広げ勝利を奪った実力者。

“乙女系”という圧倒的な個性を持ったドゥルセ・ガルデニア選手だ。

この日のリングに上がっていたのは「NEVER無差別級6人ダッグ」のチャンピオンチームであるEVIL選手&鷹木信悟選手&BUSHI選手である。

そんな彼らがドゥルセ・ガルデニア選手1人に翻弄されてしまった。

勝ったのは「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」。ただ、リングを支配したのはドゥルセ・ガルデニア選手だったように思う。

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7大会連続の“ベソ攻撃”

この日の第4試合20分一本勝負でドゥルセ・ガルデニア選手のパートナーを務めたのは“仮面ライダーゼロワン”仕様となった棚橋弘至選手と上村優也選手だ。

「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」へ普通にエントリーを果たし、「IWGPジュニアヘビー級ベルト」に挑戦することを目標とする上村優也選手が、BUSHI選手から視線を外さない。

棚橋弘至選手が息巻くヤングライオンをコーナーに押し込むとドゥルセ・ガルデニア選手が前へ出た。

すると「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」の3人が四散。全員が拒絶した状況から試合が始まった。

試合中にドゥルセ・ガルデニア選手はBUSHI選手に7大会連続となるベソ攻撃を成功させると、会場のボルテージがさらに上がっていく。

そして、サプライズは起こった。ドゥルセ・ガルデニア選手の導きにより棚橋弘至選手とEVIL選手がキス(ベソ)。

“乙女系”じゃない僕でも思わず「キャー!」と言ってしまうトンデモ展開だ。

試合後、棚橋弘至選手は「俺はダークネス・ワールドに落ちるかもしれない」と問題発言を残した。

新日本プロレスのエースと闇の王による接吻。誰がこんな展開を想像できただろうか。

 

確かな実力

ドゥルセ・ガルデニア選手はデビューCMLLのメインイベンターを務めたスペルエストレージャだ。

“乙女系”のキャラクターで会場を魅力しているが、要所要所の技がとても上手い。そして、技が綺麗だった。

例えばノータッチのトペコンヒーロを決めた時の高さ。美しい放物線を描くだけでなく、余裕の着地まで見せた。

明らかに基礎的な部分のスキルが高い。そして、新日本プロレスのタイトルホルダーたちと対峙しても、自分の世界に染め上げるルチャドールとしての強さも魅せた。

 

ドゥルセ・ガルデニア「今日でボクの冒険もお終い。日本デビューツアーだったけれど、残念ながら一勝も挙げられなかった。でも、日本のプロレススタイルというものを学ぶことができた。今までボクがやってきたものとは全然違うから、まだまだ勉強が必要だと思った。来年また参加できるチャンスを掴んで、ファンのみんなに会いたい。ボクを快く迎え入れてくれて、キスや声援を送ってくれた。これからもみんなのことを大事に思ってるからね(※投げキッスをしてポーズを取る)」

来年と言わず、新日本プロレスジュニアの祭典に来て欲しいと願うのは僕だけではないだろう。

ドゥルセ・ガルデニア選手は勝利以上のモノを見せてくれた。

 

大団円の素晴らしさ

「NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2020」の最後は全ルチャドールがリングの上に集結し、大団円で幕を閉じた。

テクニコもルードも関係ない。それぞれが日本のサーキットが楽しかったと満足気な顔を浮かべて、後楽園ホールで笑顔を浮かべている。マスク越しでも分かるほどに、だ。

月に2回配信されている新日本プロレスワールドでのCMLL放送がまた一つ楽しみになった。

そして、楽しルチャの祭典が終わり新日本プロレスは次の戦いへと向かっていく。

二冠戦や「IWGP USヘビー級」タイトルマッチ、スペシャルシングルマッチ。

これからも新日本プロレスが楽しみである。

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