ジョン・モクスリーが眼帯でビッグボスへ。鈴木みのるとの“ボス”対決への期待

ジョン・モクスリーの眼帯にビッグボスを思い出した話をしたい。

オカダ・カズチカ選手とジョン・モクスリー(ディーン・アンブローズ)選手が「2020年にタッグチームを組んでいる」と2016年のプロレスファンに言っても誰も信じないと思う。

改めて考えると本当に豪華だ。そう、これが新日本プロレスの今の姿なのだ。

新日本プロレスへ再び姿を現したジョン・モクスリー選手は眼帯を付けていた。

先日、AEWのリングでクリス・ジェリコ選手に右目を狙われたエピソードがあったが、そのまま新日本プロレスへと輸入されたのはユニークな仕掛けだと思う。

この日のスペシャルタッグマッチは、オカダ・カズチカ選手&ジョン・モクスリー選手VS鈴木みのる選手&タイチ選手だ。

小島秀夫監督作品であるメタルギア・ソリッド3に登場したビッグボスことネイキッド・スネークを彷彿とさせる眼帯姿。

ハッキリ言ってまじで似合っててカッコいい。と、ちよっと待てよ。次の相手は「鈴木軍」のボスと呼ばれる鈴木みのる選手である。

鈴木みのる選手が「ジョンボーイ」と呼んだことで、何の運命かビッグボスVSザ・ボスのような雰囲気すら漂ってきた。

ここからは2人の対決について考えてみたいと思う。

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鈴木みのるの視点

鈴木みのる選手は新日本プロレス公式スマホサイトのインタビューでこう発言している。

「モクスリーは特別にプロレスがうまいわけでもないし、強いわけでもないし、凄いわけでもない。すべてがダメだと思う」と。

その直後に、ただし...と付け加えている。

鈴木みのる選手の中でジョン・モクスリー選手を認める部分がある。エースで4番のオールラウンダーにはない魅力が彼にはあるのだ、と語っているのだ。

あの鈴木みのる選手がこれからタイトルマッチを戦うレスラーを褒めるのは、試合後ならともかくこのタイミングでは珍しい気もする。

この詳細については有料部分をぜひ、チェックいただきたい。鈴木みのる選手がプロレスラーの魅力とは何か、人気が出るレスラーとその違いについて語っている。

ちなみにインタビューを読んでいてこうも思った。鈴木みのる選手は何でもできるオールラウンダーのデメリットを知っているからこそ、ステータスを時代に応じて振り分け直しているのではないか、と。

近年だけ見ても、鈴木みのる選手は“世界一性格の悪い男”から“プロレス王”へと姿を変えた。

技は少なく、派手な受け身も取らない。そういった根幹は普遍的なものだが、肉体一つ見ても時代に応じて変化させ続けている。

ベストバウトは一番新しい試合だとキッパリ言えるのも、変化し進化し続けているからこそなのだと改めてこのインタビューを通じて感じた。

 

IWGPUSヘビー級ベルト

Cody選手が新日本プロレスと距離を置いて以降、絶対的な「IWGP USヘビー級王者」として君臨しているのがジョン・モクスリー選手である。

イスや机を使ったハードコアな戦い、海野翔太選手との師弟関係。

新日本プロレスのリングでも大人気のジョン・モクスリー選手はランス・アーチャー選手からベルトを奪い、ジュース・ロビンソン選手から防衛を果たした時、ずっと追い求めていた男が目の前にやってきた。

北海道で連日、バチバチにしばき合う2人。いよいよタイトルマッチが来週に迫ってきたことで、ヒートアップが止まらない。

 

日本人王者誕生なるか

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これまで「IWGPUSヘビー級ベルト」に挑戦した日本人は1人だけだ。

2017年に「俺のハートは砕けたか?」とトレンドワードを残したYOSHI-HASHI選手である。

※石井智宏選手はトーナメントの決勝で初代王者と戦ったので防衛戦ではない

新日本プロレス「IWGPインターコンチネンタル」や「NEVER無差別」のベルトを戴冠した鈴木みのる選手の挑戦は「IWGPUSヘビー級」のタイトルマッチで初めてのこと。

これは明らかにとんでもない試合になることが予想される。今から楽しみでしょうがない。

鈴木みのる選手はしばらく新日本プロレスのベルトから遠ざかっている。「IWGPヘビー級」のベルトは予約済みという状況で、その解禁日がいつのエピソードになるのが、ファンは指を加えて待っているのが現状だ。

では、もしも鈴木みのる選手が赤のベルトを掴み、それを通行手形に黒を目指したらどうなるだろう。「NEVER」を含めたグランドスラムを成し遂げたレスラーはまだ存在しない。記憶にも記録にも残る次の動きを鈴木みのる選手は狙っている可能性もあるのだ。

残ったお宝を全て奪い取る第一歩が始まろうとしているのかもしれない。

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