なぜ、新日本プロレスのファンはこの状況でもマナーを守れないのか?

なぜ、新日本プロレスのファンはこの状況でもマナーを守ることができないのか?

2020年7月11日。新日本プロレスは136日振りとなる有観客試合を開催した。会場は大阪城ホール。普段の約3分の1以下となる3,318人の観客が詰めかけた。

EVIL選手が「ロスインゴベルナブレス・デ・ハポン」を脱退し、「バレットクラブ」へと電撃加入するなどバックサプライズもあった大会だったが(EVIL選手とバレットクラブについては明日以降まとめる)、一番目に余ったのはセミファイナル以降の観客だった。

一部の人間。名指しするが「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のメンバーが登場すると明らかに叫び声が聞こえるようになった。

なぜ、彼ら彼女らは新日本プロレスが再三に渡って発信してきたメッセージを軽く無視できるのか。

周囲の人々も我慢している中で自分が叫ぶのがそんなに気持ちがいいことなのか。それとも飲酒しているのか。

会場から発せられる雑音色々な感情により正直、決勝戦は途中から素直な気持ちで見ることができなかった。

僕は以前から新日本プロレスの観戦マナーや著作権についてなど度々筆を取ってきた。

これから新日本プロレスを好きになる方々のだにも、まず今のファンが最低限清く正しくなければならない。僕は心からそう思っている。

 

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反射的に出る声はどーしようもない

「うわー!!」、「すげーー!」、「やめろーわー!」など反射的に発してしまう声は正直どうしようもない。

止められる人はそういった訓練を受けている人である。

ただ、セミファイナルとメインイベント。特にメインイベントに関しては一部の観客がぶち壊したと言っても過言ではない。

「新日本プロレスワールド」で観戦しているファン、会場で必死に応援したい気持ちを抑えているファンの気持ちを害する結果となった。

正直、こんなことなら無観客試合でよかった、が僕の感想である。

一番胸が苦しいのは新日本プロレスが数ヶ月に亘って協議を繰り返した結果、ようやく開催された最初の有観客試合でマナーを守ることができなかったことだ。

メインイベント。明らかに同調意識の結果、普通に叫び声が飛び交っていた。

日本人という人種はマナーがいいのではなく、周囲の空気に合わせるのが上手い人種である。

つまり、誰かがこれくらい大丈夫だろうとタガを外せばその周りも外すのだ。

そして、こう言う。「周りがやっていたので、自分もいいと思った」と。以前、公的な立場の人間ですら会場で動画を撮影し、この言葉を残していたので間違いない。

 

民意が問われる

EVIL選手の「バレットクラブ」加入よりも、観客の叫び声(歓声ではない)問題が頭から離れない。

正直、何だろう。同じ趣味でいることが嫌になるという話である。

エンターテインメントが徐々に盛り返してきている時期ではあるが、記念ライブの中止を宣言したアーティストもいる。

新日本プロレスは規制入場や物販未開催などあの手この手を考えて、有観客試合を開催したはずだった。

ただ、集まった中の一部の人間がマナーを守ることができなかった。

「応援は声が出せるようになってから行こうね?」と子どもに諭していた親が、「みんな応援しているじゃん!」と言われて何も言えなくなったというツイートを見た。

「声は出すは動画は撮影するわ」と会場で起こっていた問題点を嘆いているツイートも見た。

いつかの僕のように、会場で嫌な気分になった結果、現地観戦から足が遠のくのはあまりにも悲しい連鎖である。

小島聡のツイート

レスラーたちは、カメラの向こうでプロレスを見ているファンや会場のファンを楽しませるために煽る。その行為を自粛するようツイートした方がいるらしい。

正直、何を言ってるのか理解できなかった。

レスラーは例え声を出せないとしても普段と同じかそれ以上に楽しんで欲しいと思い色々と工夫していた。

そんな気持ちと行動に対して、会場は不要不急の大声を出すわ妄言は飛ぶわと、正直目も当てられない事態となっている。

 一体何をどうすればいいのか。正直戸惑っている。

 

最初で最後の大合唱

昨日の大阪城ホール大会は9割以上の方がマナーを守って正しい観戦をしていたように思う。

子どもへ注意ができない、推しレスラーの名前を叫びたがる。一部の人々が暴走した影響で全体的に声が飛び交うようになってしまった。

今日、もしも内藤哲也選手が勝利した場合、久しぶりの大合唱が起こる可能性が高い。

リングの上に倒れる“バレットクラブ”のEVIL選手をそのままに「EVIL、BUSHI、SANADA、ヒロム、鷹木...イ・内藤」と最後にして初となる6人でのデ・ハポン締めが起こるかもしれない。

その時、叫ぶのはテレビの前の我々がやる。会場は拍手で応えて欲しい。

今までもちょくちょくマナー問題についてメッセージを送ってきたが、今回だけは状況が違うのだ。

会場まで足を運ぶ熱心さを持つのであれば、新日本プロレスのためにせめて今だけでもマナーを守って欲しいと心から願うばかりだ。

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