“神を目指す男”飯伏幸太の人生相談が凄すぎる
“神を目指す男”飯伏幸太の人生相談が凄すぎるのでしっかりと伝えておきたい。
新日本プロレスの公式スマホサイトでは、毎日のように独自コンテンツが配信されている。
特に取材班によるインタビューは毎回必見の“濃さ”。質問の粒度が素晴らしい。
流石は新日本プロレスの運営スタッフである。
今回、一問一答のコーナーに続く形でスタートした新企画『新日本プロレスの選手に人生相談!』もそう。
初回の飯伏幸太選手が半端じゃなくいい味を出していた。
皆さんは飯伏幸太選手についてどんなイメージをお持ちだろうか?
天才、天然、可愛い、肉体美...。
ちなみに僕は飯伏幸太選手に対して、クレバーで頭がキレる方という印象を持っている。
ここぞというタイミングで新日本プロレスに復帰したり、“バレットクラブ”と同じコーナーに立ちながらも染まらないその姿はまさに前代未聞である。
何よりも新日本プロレスのエースの座を“ヤングライオン”出身でもないにも関わらず射止めつつある点も見逃せない。
本来であれば確実に“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”の内藤哲也選手が今の飯伏幸太選手の位置に居たはずなのだ。
そんな彼の人生相談に対する回答は正直言って凄まじかった。
もっと多くの方が読むべきと思い、無料公開のパートで僕が感じたことを書いていきたい。
まずは飯伏幸太選手の人生哲学についてだ。
一度離れる、手放す
飯伏幸太選手からミニマリズム的な思考を感じたのは僕だけではないはずだ。
相談相手からの質問に対して、飯伏幸太選手はハッキリと悩みの対象から一度離れるべきだと言い切っている。
彼の人生経験上、距離を取ることで自体が好転したケースがあまりにも多いに違いない。
ただ、現在の課題や悩みから離れることは決して簡単なことではない。
僕だってそう。誰だってそうなのだ。今、一番優先度が高いことに対して、時間を掛けて向き合うことこそが解決への糸口に繋がっていると信じ切ってしまっている。
飯伏幸太選手は人生やプロレス(格闘技)を通じて、物事には“流れ”があることを知っている。だからこそ、こういったコメントが出せるのである。
飯伏選手はネガティヴな気持ちになってしまうときはありますか?
またその時にはどうやってそこから脱していますか?飯伏 ちょっと前の話とつながりますけど、「真逆のことをやる」っていう部分で、いまやってることから離れた方がいいですね。もし、ボクが就職活動をしていて落ち続けたら、一旦、就職活動をやめます。
――いったんやめる! そこから、真逆のことをやることで流れが変わると。
飯伏 そうですね。たとえば、やりたい仕事があるのであれば、一度それとは向き合わず違う方向を向くと、絶対に心のどこかで「やりたい仕事につきたい」っていう気持ちが残っていると思うので、最終的にはそこへ向かっていくんですよ。なので、遠回りしてるようで、じつはそれが一番近い方法なんですよ。
飯伏幸太選手の領域にまで達していないが、言わんとしていることは分かる。
僕も仕事でアイデアが浮かばない時はデスクワークとは真逆の運動をすることが多い。単純に散歩するだけでも頭が切り替わりふとしたタイミングでアイデアが降りてきたりする。
捨てるのではなく一度手放すことで見えてくる景色がある。緊張しきった思考、肉体が開放されることで自然体で物事と向き合うことができるのではないか。
改めてこの大切さを知ることができたので、これから気分が乗らない時はダラダラするのではなく対局にあることに取り組んでみたいと思う。
本気でやりたいことの見つけ方
2020年7月下旬に公開された第一回も少し振り返ってみよう。最初の質問からフルスロットルで答えているシーンだ。
中でも象徴的だったのがプロレスラーを目指している質問者が「運動神経がいい方でもない」と書いたメッセージに対してのコメント。プロレスラーに運動神経は全く関係ないといい切ったのだ。
これは僕の受け止め方だが、勉強ができていい大学に入った人だけが言える「学歴なんて関係ない」という言葉がある。
専門学校卒の僕が言ってしまうと若干説得力に掛けるし、この歳になって言うのもあれだが学歴コンプレックスは今でもある。
ただ、案外ネガティブな気持ちを持っている側の視界が曇っているだけで、実際は本当に関係がない“ケースもある”。
飯伏幸太選手に言わせればプロレスにおいて運動神経は全く関係ない。それはあくまでも表現方法の一つであり、もっと大切なものは他にあると言いきっている。
――ご相談者からは「自分は運動神経がいい訳じゃなくて…」という言葉もありますが。
飯伏 運動神経はまったく関係ないです(キッパリ)。
――あ、まったく関係ないですか。
飯伏 ええ。ボクもこの世界でいろんな人を見てきましたけど、運動神経がいいから強くなるとか魅せられるとかではないですよ。ボクのなかで運動神経っていうのはプロレスのなかの一つの表現方法なだけであって、ボクはたまたま身体能力が多少高かった分、それを一つの表現方法にしているだけであって、それは自分のなかでも100分の1程度にしかすぎないです!違うモノで魅せてる人もたくさんいるので、そこはまったく気にすることはないです。
この男、底が知れない....。
人生という旅は続く
この歳になってつくづく思うのがどうやって“楽に生きる”かと言うことだ。悩んでいる時間と考えている時間が違うことはもう既に理解しているし、終わりがあることも自覚してきている。
悩んで行動しないのであれば、少しでも行動して何かを世に残したほうがいい。
そう思って、日々過ごそうとはするもののダラダラしている時間の方が多かったりする時期もある。
そんな矛盾と隣合わせの状況で僕は今日も生きている。
今回の飯伏幸太選手の人生相談はとても参考になることが多かったので、ぜひ多くの方にチェックしていただきたいと思う。
月額330円(税込み)でこんなコンテンツが山程読めるだなんて、新日本プロレスは本当に太っ腹である。
ぜひ、あなたもレスラーの言葉を読んで日々の活力を得て欲しい。
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