矢野通とBUSHIが2カウントマッチになった場合、秒殺で終わる確率9割以上説
矢野通とBUSHIが2カウントマッチになった場合、秒殺で終わる確率9割以上だと僕は推測する。
オカダ・カズチカ選手がぶち上げた「KOPW2020」はこれまでの新日本プロレスには無い新しい可能性を示している。
まず、エントリー選手について。
従来シーズン毎に開催されるトーナメントやリーグ戦は全て新日本プロレス主導でエントリー選手が発表されていた。
ただ、今回の「KOPW2020」は少し様子が異なる。
高橋裕二郎選手やエル・デスペラード選手、小島聡選手のように自らが立候補したケースもあれば特定の相手とのシングルマッチを会社に認めさせるために名前を出したケースもある。
シーズンによってはテーマのないレスラーにテーマが生まれる新しい取り組み。これが「KOPW」の凄みである。
ここからは改めて「KOPW」の面白さとタイトル通り、秒殺になる可能性について考えてみたいと思う。
矢野通が8.26後楽園『KOPW2020』BUSHI戦へ、ついにルールを発表!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2020年8月13日
「オレが言うルールはな、よく聞けよ、ピンフォール2カウントマッチだ、この野郎! お前なんかにな、スリーカウントどころか、ツーも取られねぇってことだ!」
コメント全文はhttps://t.co/DyU1Y1CXgX#njsst #njpw pic.twitter.com/i16x8ESypA
オカダ・カズチカが面白くなる
そっと目を閉じて考えて見て欲しい。
今のオカダ・カズチカ選手にシングルマッチで勝てるレスラーは新日本プロレスで何人いるか。
パッと思い浮かぶのはジェイ・ホワイト選手、内藤哲也選手、EVIL選手、SANADA選手、飯伏幸太選手。
では、これが「IWGPヘビー級選手権試合」60分一本勝負だったらどうか?
この条件になると、本当にオカダ・カズチカ選手は負けていない。
内藤哲也選手に敗れたのはW選手権試合。
偉業を成し遂げるべく執念を燃やした内藤哲也選手だったから勝てた可能性がある。
ちなみに最後にこの条件で負けたのは2016年4月10日の両国国技館大会。相手は“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”旋風がピークの内藤哲也選手だった。
ただし、“SANADA選手による乱入”が無ければ結果は分からなかったとも思う。
強すぎる存在のオカダ・カズチカ選手がより面白い試合を生むためにはどうすればいいか。
その答えを考えた結果、誕生したのが「KOPW」だと思っている。
オカダ・カズチカ選手は高橋裕二郎選手との一回戦のルールとして「3対1」を提示している。
シングルマッチでオカダ・カズチカ選手に勝てる相手は限られても、こうした特定の条件下であれば勝てるレスラーが生まれるのではないか。
オカダ・カズチカ選手(対戦相手)に勝てるアイデアを考える想像力。ファンに自分の意見を通すプレゼン力。そして、リングで実践する実力。
これまでに発揮されていなかった可能性が次々と生まれていく。そんな新しいタイトルになる気がしている。
いよいよ矢野通が本領を発揮する。
「KOPW2020」が発表された当日に僕がこんなツイートをしたことを覚えている人はいるだろうか。
飯伏さん「路上やりましょう」
— njpwfun (@njpwfun1) 2020年7月28日
田口さん「ヒップアタック限定で」
棚橋さん「コンクルソで決着に」
タイチさん「5対1だな」
矢野さん「バカやろー!!!」
実際のところになるのだが。矢野通選手が「俺がこのルールに決めた!相手のルール?知らねぇよ!バカヤロー!」と自分のルールを発表した場合、ファン投票の結果は確実に矢野通選手が勝利する気がしている。
後楽園ホールなどが分かりやすいのだが、内藤哲也選手や棚橋弘至選手が相手でもファンの歓声を完璧に掻っ攫えるのは矢野通選手だけである。
仮に「CHAOS」のメンバーと対角線に立つことがあったとしてもこうなる。
「プロデューサーの言うことは?」
「絶対!」
「CHAOS」メンバーは“敏腕プロデューサー”の前に絶対服従の契りを交わしている。
「KOPW2020」において自分が提示したルールが採用されるということは勝利の可能性がグッと高まることを意味する。
現時点でBUSHI選手はルールを提示できていない。おそらく日曜日のバックステージで発表することが想定されるが、おそらく大差で矢野通選手に敗れることになるだろう。
BUSHI選手がファン投票に弱いわけではない。矢野通選手が強すぎるのだ。
アマレスの猛者にとって究極のルール
矢野通選手がアマチュアレスリングの猛者であることを知らない人はいないと思うが改めてその実績を書いておこう。
まずは中学校時代に全国中学生選手権優勝。高校時代に全国高等学校選抜レスリング大会、全国高校総合体育大会、国体と様々な全国大会で優勝。
日本大学時代に世界学生選手権日本予選97kg級で優勝。2000年には全日本学生選手権でフリー、グレコの両部門を制覇。
後藤洋央紀選手や中邑真輔選手などアマチュアレスリング出身者からすれば雲の上の存在とまで言われたレスリングエリートにとって、ピンフォール2カウントマッチは明らかに有利なルールである。
アマチュアレスリングにおけるフォールとは相手の両肩を1秒、マットにつけることを意味する。
つまり、もう一秒押さえれば勝者が決まるこのルールにおいて、数え切れないほどのフォールを奪ってきた矢野通選手が圧倒的に有利なのだ。
また、BUSHI選手に関しては切り札の毒霧も状況的に使用不可と来ている。このルールが採択された場合、圧倒的にBUSHI選手は不利になる。
また、単純な腕力、握力のレベルが違いすぎる。正しく言えば、矢野通選手が規格外なのだ。
棚橋弘至選手を腕相撲で秒殺した飯伏幸太選手を秒殺するほどの腕力。
ヘビー級と対等にわたりあるパワーを持つSHO選手を指相撲でギブアップさせるほどの指力。
明らかに矢野通選手が有利なルールなのだ。
BUSHI選手が勝つためには己がルールを提示し、なんとかしてファン投票で勝つしか無い。
まずはBUSHI選手がどんなルールを持ってくるのか。この点を楽しみにしたい。
★新着記事★
→【ランキング参加中】人気プロレスブログはここからチェック!【クリックで応援お願いします】