棚橋弘至と鷹木信悟!2度目の“NEVER”に期待
棚橋弘至と鷹木信悟!2度目の“NEVER”に期待が高まり始めた。
2020年1月6日新日本プロレスが
「よそ見してんじゃねぇぞ!この野郎!」とコーナーで待機する棚橋弘至選手を襲撃。
対角線に立つ棚橋弘至選手を明らかに意識した行動と言動はまだまだ続く。
一方で、「NEVER無差別級王者」の気持ちが分からない逸材じゃない。
“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”のコーナー陣営を崩すと鷹木信悟選手へ一直線。
“ランページ・ドラゴン”にドラゴンスクリューを見舞うと、そのまま獅子の咆哮を見える。
余裕のエアギターではなく、叫んだアクションから察するに鷹木信悟選手のことを相当意識していることが分かる。
続いてスリング・ブレイドのモーションに入ると、鷹木信悟選手が機動力を活かしたラリアットで妨害。
そう来ればとギアを入れ替えて、ツイスト&シャウトを見舞う。
ここで事件が起こった。鷹木信悟選手が新技“鷹木式ツイスト&シャウト(からのシャウト)”を初披露。
ここからは龍とドラゴンの戦いになった。ドラゴン張り手、龍魂ラリアットを交換し同時にダウン。
この試合の流れを見ただけで、ピンと来た。
棚橋弘至選手と鷹木信悟選手は間違いなく噛み合う。
パワーと機動力のハイブリッド。相手の技を自分の物として使うジャイアニズム(ラーニングスキル)を持つ、鷹木信悟選手。
新日本プロレスのエースとして圧倒的なテクニックとプロレス脳を持ち、どんな相手にも屈しないメンタルを持つ棚橋弘至選手。
伝説の龍による運命の初遭遇は2021年の「NEVER」を占う最高のスタートダッシュになったと僕は思う。
試合後、棚橋が鷹木のNEVER王座に挑戦表明!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2021年1月6日
「決して疲れない。決して諦めない、落ち込まないという意味では日頃から“NEVER”を実行しているのは俺なんでね」
「NEVER行くか!NEVERに再起を懸けますよ」
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伝説の龍
2018年に新日本プロレスへ足を踏み入れた鷹木信悟選手がいよいよ棚橋弘至選手の視界に入ってきた。
「NEVER無差別」の新しい申し子として、好勝負を連発。
ベルトの価値をグッと上げたところで迎える相手が棚橋弘至選手。これはもう、物語としては完璧すぎる。
棚橋「非常に気になってる選手が一人います。いやあ、昇り龍の如く上がってきた選手と、下り逸材……わかんないけど、NEVER! 決して疲れない。決して諦めない、落ち込まないという意味では日頃からNEVERを実行しているのは俺なんでね。いやあ、NEVERかぁ。NEVERだなぁ。NEVER行くか! NEVERに再起を懸けますよ。
(カメラに向かって歯をむき出しにしながら)鷹木! 挑戦してやるからな!」
3年振りのNEVER
棚橋弘至選手と「NEVER」。やはり「IWGP」のイメージが強い新日本プロレスのエースではあるが、彼と「NEVER」には大きな縁がある。
2016年の東京ドームでオカダ・カズチカ選手に敗北し、2017年のイッテンヨンでも内藤哲也選手に敗れた棚橋弘至選手。
世代交代の波に完全に飲まれ込まれた逸材。そんな彼を待っていたのは“タグチジャパン”という新ユニットだった。
2017年のイッテンゴ“NEW YEAR DASH!!で田口隆祐選手、中西学選手ら共に、“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”が保有してた「NEVER無差別6人タッグ」に挑戦すると、まさかのベルト奪取に成功。
タグチジャパンという新しいブランド。田口再生工場という謎のフレーズ。プロレスを楽しむという気持ちを取り戻した棚橋弘至選手は、大阪城ホールで内藤哲也選手にリベンジを果たした。
棚橋弘至選手が新しい一歩を踏み出すために、必要なブランドが「NEVER」だと考えると、この展開は棚橋弘至選手が新日本プロレスのど真ん中に帰還するためのプロローグという見方もできるのだ。
柴田勝頼のベルト
現王者の鷹木信悟選手を除き「NEVER無差別王者」と言えば、やはり石井智宏選手、柴田勝頼選手、後藤洋央紀選手のイメージが強い。※鈴木みのる選手はなぜか「IWGPインターコンチネンタル」の方が印象深い。
棚橋弘至選手が柴田勝頼選手が巻いた「NEVER無差別級王者」になると考えれば、それはそれで非常に胸が熱くなってくる。
鷹木「仕切り直しだよ。今日から2021年のスタートだ。早速、ターゲットを見つけたぞ。おい、誰かわかるよな? 誰かわかるよな? もちろん、相手は棚橋! 棚橋弘至だ、おい! 棚橋、な~にが逸材だ、この野郎! 100年に一人の逸材だと? あんなの俺からしたら逸材じゃねえよ。ただの偽りだよ! 何がプロレス界のためだ、こら! 保身するようなことばかり言いやがって!
本当にプロレス界のためを思ってんだったら、棚橋! おい、棚橋! お前が怖くないんだったらよ、このNEVERの激烈な戦いに、入って見ろ! 棚橋、逸材なんだろ? 偽りじゃないんだろ? だったら、それを証明してみろよ。やるのか、やらないのか! あとは棚橋と新日本次第だ」
新日本プロレスのエースVS新日本プロレスのジャイアン。2021年も「NEVER」を懸けた戦いが熱い。
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