東京卍リベンジャーズを新日本プロレスファンにオススメしたい

東京卍リベンジャーズを新日本プロレスファンにばっこしオススメしたい。

先日、友人からふとしたキッカケで「東京卍リベンジャーズ」を紹介された。

この人がここまで推すなら読んでみようかな。そんな気持ちでとりあえず5巻まで買ってみたところ、本気でハマってしまい最新刊の22巻まで一気に揃えて読み切ってしまった。

久しぶりの休みの記憶が「東京卍リベンジャーズ」しかない。この作品に安易に手を出さなくてよかった...。

それほどに時間をかけながらゆっくりと読むことができたのは、ラッキーだったと心から思う。

週刊少年マガジンで絶賛連載中の漫画「東京卍リベンジャーズ」。作者は「新宿スワン」でデビューした和久井健先生である。

さて、前置きはこれくらいにして作品の紹介へ移っていこう。

僕はヤンキー漫画が好き(あるいは読んだことがある)、SFが好き(むたは抵抗がない)。そして、プロレスが好きな方は「東京卍リベンジャーズ」にどハマりすると思っている。

「東京卍リベンジャーズ」はヤンキー漫画とタイムリープ作品が合体した作品である。

ヤンキー漫画ならではの胸を熱くする王道感と謎が謎を呼ぶSFならではのゾクゾク感を同時に味わうことができる。

ありそうでなかった。今までは2つの作品をそれぞれ楽しんでいたが、掛け合わせるとこんなにも魅力的な作品が生まれるのかと正直驚いている(双方のレベルが高いが故の完成度だが)。

王道と王道を掛け算してみたらとんでもない作品が生まれという感じ。友情あり、ミステリーあり、感動あり。本当に素晴らしい作品である。

僕のコラムを読んでいる人は9割いや、10割プロレスファンだと思うので、まずはその点から触れてみたい。

例によってネタバレはなし。ただ、超絶に感動した名言があるので、それだけはお伝えしたい。シーンやエピソードは書かないのでご安心を。

 

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プロレスの醍醐味

「東京卍リベンジャーズ」は、26歳のフリーターとして底辺の生活を送っていた花垣武道が元彼女である橘日向が亡くなったことを目にした後、12年前の2005年へとタイムリープするところから物語ははじまる。

当時の花垣武道は不良グループに所属しており、本人曰く人生の絶頂期。

だが、タイムリープしたその日は人生のトラウマを植え付けられる日でもあった...。

橘直人の弟である橘光夫との出会いを通じて、タイムリープ先での行動が未来に影響することを知った武道。

橘日向を救う。この目的のためにタイムリープを繰り返す旅がはじまる。

と、あらすじを書いてみたが、この辺りはアニメ化もされているので公式をチェックしてみて欲しい。

改めてプロレスファンに刺さるポイントについてだが、「点と点が線になる」ことだろう。

「東京卍リベンジャーズ」は伏線の貼り方と回収のタイミング、使い方がメチャクチャ上手い。

読んでいると「あー!そんなシーンあったわ!」と思わせる構成が非常によく出てきているのだ。

例えば、新キャラが出てきて親交を深めた結果、未来にもその人物が現れるようになる。

変なタイミングで未来へと戻ると花垣武道が絶対に望まない未来になっているなど、細かいバタフライエフェクトが大量に散りばめられている。

そして、未来が変わるのは花垣武道がこれまでと違う行動を取った時だけだ。

自分が予想している展開とは大きく違ったとしても、他力では未来は変わらないのだ。

花垣武道は歴史が変わるほど大きな行動をしてから未来へと戻る(直人と握手をしたら未来に戻る)。

その度に未来の世界は大きく変化している。それが自分の望んだ未来なのかは花垣武道にしか分からない。

今、この瞬間の行動が未来を変える。ビビりまくってた不良に怖くても立ち向かう。未来を変えるためには「一歩踏み出す勇気」がやはり大切なのだ。

 

ぶっ刺さった名言

「東京卍リベンジャーズ」は魅力的なキャラクターたちが織りなす群像劇も魅力の一つだ。

物語の中心にあるのは「東京卍會(東卍)」という暴走族だ。このチームに所属しているメンバーが本当に魅力的で、読んでいて本当に感情移入してしまう。

マイキー、ドラケン、バジ、千冬、三ツ谷、八戒、パーちん、ペーやん、一虎、アッくん...。って挙げ始めたらキリがない。

共に青春を謳歌する仲間たちもどんどん好きになっていくのも「東京卍リベンジャーズ」の魅力だ。

ヤンキーは仲良くなると優しい。そんな経験が僕にもあっただけに、読んでいて「分かるわー」と思うシーンが沢山ある(僕は福岡県福岡市博多区出身で暴走族は決して珍しい存在ではなかった。勿論、ビビりまくってた)。

ここでは僕がぶっ刺さった名台詞を一つだけ紹介する。

誰がどんなシーンで言ったのかは内緒。読んだ方は「あそこかー!」と思って欲しいし、まだ読んでない方は「ふむふむ」と思って欲しい。

「君の必死な姿がみんなの心を動かしたんだよ」

想いだけではなく、必死な姿にこそ人は心を動かされる。

プロレスとはかけ離れた内容になるが、スタートアップ企業が初期メンバーを集めることができるのに、少し拡大したタイミングで急に苦戦するようになる。

この背景にあるのが「必死さ」なのかもしれない。

「お前が必要だ」と本気でその人のことを思っているのか。それとも、「会社の成長のための駒としてスキルを持っている人」を手札に加えたいのか。

この塩梅を分かっている会社は強い。

 

人生で大切なこと

改めてになるが、僕が「東京卍リベンジャーズ」にどハマりした最大の理由は「勇気を持って行動を変えると人生が変わること」を体現した作品である点だ。

花垣武道はタイムリープを繰り返すことで、メンタルは鋼のように強くなるものの、喧嘩が強くなっているわけではない。

パンチ力もキック力もそのままなのだ。

言い換えると、度胸と信念だけで状況は変えられるということなのだ。

頭で思っているだけでは人の心は動かない。

必死に自分はこれがしたいのだと足掻き続けることで、未来は変わる。大きく変わるのだ。

今日、普段ならやらないことを一つやってよう。そうやって生きることで未来の自分がよりよく大きく変わっているかもしれない。 

 

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