田口隆祐がいよいよおふざけなしで動く

田口隆祐がいよいよおふざけなしで動く日が近づいてきた。

現「IWGPジュニアヘビー級王者」エル・デスペラード選手のコメントを受け、“ファンキーウェポン”田口隆祐選手が臨戦体制に入った。

ことの発端は2021年7月2日のバックステージコメント。

マフラーホールドで邪道選手がギブアップを取ったチャンピオンの言葉は現代を生きる人々に届いて欲しいレベルの名言だった。

デスペラード「ようやく長い長い前哨戦……そんなに長くなかったか? 言うたって、あいつがシングルの挑戦表明してからどれだけ経った? だいぶ経っただろ。まずタッグ。で、次はシングルをいただくと。まあな、3Kのほうがやるんだったら安パイだもんな。先に勝って勢いをつけようっていう気持ちはよ~くわかる。先に俺とやって……まあ勝とうが負けようが勢いっつうのはさ、やっぱ勝つとつくんだよ。だから先に3Kみてえなチャンピオンなのに強いイメージのない奴らがベルトを獲ろうとしたのはよくわかるよ。そのあとだ。勢いだけで獲れると思うか? 

まあ、言うても石森、お前は……まあ俺に勝手に思っているだけだぞ? これを見ている有象無象がどう思っているか知らん。世界のトップクラスの選手だっていうのはよくわかる。そのつもりだしな。だってそうだろ? 単身アメリカ行ったり、イギリスとかメキシコとかそのへんは行ったか知らんけど、要は海外で自分の名前だけでオファーを受けて、その国の人間ととんでもない試合をしてお金を稼いで生活をしていた人間だ。それだけのポテンシャルを持っている。そんな奴とやるからこそ、このベルトに価値があるんだ。俺自身に価値があるわけじゃない。そういう奴とやって俺が勝つから、ベルトに価値が生まれる。ベルトの価値ってそんなもんだろ、多分な。俺が思うに。俺自身に価値があるとは一切思っていない。だから、ベルトの価値と俺の価値を上げるためにも次のタイトルマッチは存在する。これで負けてみろ、お前。口が達者なだけで、試合で大したことは見せられず、結果も残せず、ずっとウマ娘に課金しているだけのどうしようもないレスラーになっちまう。世界一になるために俺はここで何でもしてやる。このベルトを世界一にもう一回しないといけない気がするから」

出典:新日本プロレス

 

立場が人を作る

エル・デスペラード選手は結果を残す意味について語った。

何をやっても、どんな振る舞いをしても人から一目置かれるのは勝っているから。チャンピオンだからだ、と。

リオネル・メッシ選手、クリスチアーノ・ロナウド選手、ズラタン・イブラヒモビッチ選手は現代サッカーにおいて“守備を免除”されたトップ選手である。

科学的に解析され、ポジションに関わらず守備をするのが当たり前の世界で特権が与えられているのは「とにかく点を決めまくるから」だ。

異常とも言える決定率が彼らの価値。その価値が凄すぎるがために、守備を免除される。

彼らが守備ができないのではない。守備をしない方が結果的にチームのためになるのだ。

つまり、デカすぎる結果を残せば自分を取り巻く環境のルールが変わる。

少し話がズレている気もしてきたが、いったんこんな感じで。

エル・デスペラード選手が今、新日本プロレスジュニアのトップを走っているのは王者だからだけではない。

魅力的な漢がベルトを巻き、その上で物語を魅せているから思わず目を引く展開になっているのだ。

 

王冠をかぶった監督

この言葉について言及したのが田口隆祐選手。彼はTwitterでこう残している。

ここからやり取りがスタートして、こうなった。

おふざけなしの田口隆祐選手。ハッキリ言うがメチャクチャ強い。

調整ミスと肉体と口では言いつつ、しっかりと動ける身体を作ってくるのが田口隆祐選手の戦略だ。

2017年、高橋ヒロム選手はマジで怖い田口隆祐選手と戦った経験がある。

試合こそ高橋ヒロム選手が勝利したものの、後半の展開やインパクトでは田口隆祐選手が圧倒していた印象が強い。

これがプロレスの面白いところで、記録と記憶がイコールではないのだ。

負けても強く記憶に残る場合もある。

この点については明日以降、石森太二選手のインタビュー動画を見ながら考えていきたいと思う。

 

田口隆祐がそろそろ動くか

田口隆祐選手はかなりタイトルから遠ざかっている。

「IWGPジュニアヘビー」は第69代なので、2014年〜2015年。

「IWGPジュニアタッグ」は53代が最後になるので2017年。

近年、「NEVER無差別級6人タッグ」のタグチジャパンとして猛威をふるったものの、そろそろジュニアとしての栄冠も手にして欲しいと思うのがファン心だ。

現在、新日本プロレスは“生え抜き”じゃないレスラーにスポットライトが当たり続けている。

そろそろ生え抜きの意地が見たい。田口隆祐選手、後藤洋央紀選手の2人にはジュニアとヘビーそれぞれの場所で大きな結果を残して欲しいと心から願っている。

おふざけなしで動くか。得意のブラフか。これからの田口隆祐選手に注目だ。

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