KENTA劇場2021年ファイナル!後楽園ホールで支持率100%

KENTA選手が持つユニークスキルに“相手の痛いところ”を突くというものがある。

往年の実力者であれば相手の弱点が手に取るように分かるらしいが、その類のものだろう。

彼の言葉をキッカケに対角線に立つ相手の本質が浮き彫りになってくる。

そして、浮かび上がってきた相手と自分との対比を作る。

例えば、2020年の東京ドームで内藤哲也選手の大合唱に乱入し、新日本プロレスファンの大半を敵に回した時。

KENTA選手は海外(の団体)で失敗してもやり直し、諦めない自分を対比に出した。

外で失敗したやつを笑う(ネタにする)のは、外で成功した奴だけにしてくれ、と。

また、YOSHI-HASHI選手が入場時に持っているアクセサリーだった“棒”を自分の彼女だと言い、スターダムへと押し上げた。

あれ以降、YOSHI-HASHI選手の“棒”を見てしまう自分がいる。

そして、今回の棚橋弘至選手にはこう来た。

「IWGP USヘビー級ベルト」に愛情が全く感じられない、と。

 

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IWGP至上主義

“IWGPヘビー(世界ヘビー)”至上主義の棚橋弘至選手にとって「IWGP USヘビー級ベルト」は中間地点。

「NEVER」に行かなかったのは、「IWGP」を欲してのこと。つまり、「IWGPインターコンチネンタル」が存在していたら「そっちでもよかったんじゃない?」というのがKENTA選手の主張なのだ。

以前、鷹木信悟選手と「NEVER」で戦ったときにも「NEVER」への愛が感じられねぇと一蹴されていた過去を持つ逸材。

この流れをどう止めるのか。新日本プロレスの外交官を巡る戦いはまだまだはじまったばかりだ。

 

策士・KENTA

ノーDQマッチのルールが分からないと語った棚橋弘至選手。

KENTA選手は身体で分からせる形でこの日の大会を締めた。だが、事件はここでは終わらなかった。

マイクを手に取り、KENTA選手はか語る。

「今日来てる、今日ここに来てるオマエたちに聞きてえんだよ。正直に言えよ、俺に気を遣う必要なんてまったくねえよ。正直に思ったこと、言ってくれ...。

1月5日、棚橋が勝つと思うヤツ、逆立ちしてくれ」

会場で逆立ちをしたファンは0名。

“強制的な”満場一致を作り出し、棚橋弘至選手を辱めた。

このネタ、どこでも使えてクスッと笑えそうなので、どこかで使ってみたいと思う。

 

帰ってきたKENTA劇場

そして、バックステージ。なぜかリアクションをしないテレビクルーたちに憤りを感じつつも自身こそが「IWGP USヘビー級ベルト」に相応しい男だと豪語した。

キロよりもポンドは全日本系列の流れなのか。そんなことを期待させるような発言もありつつ、何でもありな試合の後に何でもありなバックステージコメントを出し、彼は去っていった。

KENTA「(テレビカメラに向かって)見た? 見た、今日? (肩にかけたUSヘビー級のベルトを見せながら)これ似合ってんだろ? 似合ってんだろ、これ? 似合ってんな? 似合ってんだろ? なあ? 誰も頷かねえじゃん! 似合ってねえみてえじゃねえかよ。なんだ今日の解説? 天山がいたぞ、天山。解説出来んのかよ、アイツ? (肩にかけたUSヘビー級のベルトをカメラに見せながら)違和感ある、これ? ずっと持ってたかのようなこの……似合ってる? 似合ってんだろ? (テレビカメラが無反応なのを見て)何回聞いても頷かねえな、オイ! ちょっと座らせてくれよ。アイツがどんなこと言おうとよ、どんな薄っぺら~い気持ちを述べようと、このベルトに対する思いなんかちっとも感じねえんだ、アイツから。そうだろ? オレのほうがこのベルトに相応しいに決まってんじゃん。そう思うだろ? そう思うだろ?(と、またもテレビカメラに問いかけるが無反応なのを見て)いや、誰も頷かねえのかよ、今日! どうしたんだよ? 日本語分かんない? スタッフも外国人になった? 

USなだけに。全然頷かねえじゃん。なんでオレのほうが似合うか分かる? そもそもオレのほうがUSタイトルをつけた感じも似合ってるし、なんでオレが相応しいか分かる? オレ、コストコのこと“コスコ”って言うから。オレのほうがアメリカ。IKEA(イケア)のことオレ、“アイケア”って呼ぶから。ほんで、ビタミンのこと“バイタミン”って言うし、コラーゲンのこと“コルジェン”って言うし、どう考えたって、オレのほうがこのUSのタイトルに相応しいだろ? そうだろ? ついでに言えばオレはマイルのほうがしっくりくるし、キロよりもうポンドのほうがなんか分かりやすいし、リットルで言われるよりガロンのほうがしっくりくるわ。これはオレの。(テレビカメラに向かって)分かった? 分かった? Do you understand? (またも無反応なのを見て)何人なんだよ! 日本語分かんねえし、英語も分かんねえし、全然頷かねえじゃん! 何だよ、これ! 

まあ、いいや。もう分かんねえ。結局、オレが何を言いたいかって言うと、今年は…今年じゃない、来年だった…。来年はこのベルトを防衛しながらやりたい相手がいるんだよ。だからそれまでこのベルトを落とすわけにはいかねえんだよってこと」

出典:新日本プロレス

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