田口隆祐がマスター・ワトを外した理由

田口隆祐がマスター・ワトを外した理由について考えてみる。

「ちょ、待てよ!」

新日本プロレスの田口隆祐選手がスーパーハイテンションでノリノリになっている。

新日本プロレスの年内ラストシリーズ「Road to TOKYO DOME」が2021年12月21日にスタートした。

聖地・後楽園ホールを舞台に、2022年の東京ドームへ向けた戦いが加速していく。最後の前哨戦に期待が集まるシリーズだ。

さて、田口隆祐選手と言えばラッキー・ロメロ選手との“メガ・コーチズ”でイッテンゴの「IWGPジュニアタッグ選手権試合」にエントリーすることが決定している。

対戦相手は現在の王者であるロビー・イーグルス選手&タイガーマスク選手。

そこに石森太二選手&エル・ファンタズモ選手も加わった3WAYマッチとして行われる。

この直前に明らかとなったのが、タッグパートナーの変更だ。

このタイトルマッチに田口隆祐選手は勢いが出てきているマスター・ワト選手ではなく、ロッキー・ロメロ選手を指名した。

なぜ、田口隆祐選手はマスター・ワト選手ではなく、ロッキー・ロメロ選手を選んだのか。

正直、最初はなぜ?と思ったが昨日の試合を見て合点がいった。

田口隆祐選手は確実に69代チャンピオンを獲りにいくつもりだ。

赤パンを披露し、相手を撹乱。常に仕掛け続けた結果、勝利を掴み取り、外道選手をノックアウト(ヒップアウト)した。

石森太二選手は自分(自分のケツ)に苦手意識を持っている。そのパートナーであるエル・ファンタズモ選手は田口ワールドにハメる。

69代チャンピオンを獲るためには、“バレットクラブ”だけは絶対に排除しなければならない。そんな気持ちが伝わってくるような試合だった。

 

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赤パンのタグタグ

さて、本題だ。田口隆祐選手がマスター・ワト選手を外した理由について。

ここには田口隆祐選手の親心があると思っている。

今回、田口隆祐選手は“絶対に負けられない戦い”に出る。彼の全力がどれだけ凄いかは新日本プロレスファンの方であればご存知の通りである。

実際に“シックス・オア・ナイン”でも戴冠できる可能性はあったと思うが、確実に田口隆祐選手の69代だけがフォーカスされ、マスター・ワト選手の初戴冠はあまり印象に残らない結果になる。

より勝利を確実なものとするため、ロッキー・ロメロ選手を選んだ点もあるだろうが、そうした親心があったのだと推測される。

アンダータイツレスリングでお尻を披露していても、心は綺麗な、はず、だ。

田口「(タイツがズレ、赤いアンダータイツが見えた状態で)私レベルになるとアンダータイツレスリングはお手の物よ。アンダータイツ、ケツをまくったところでパワーアップするだけよ。よく覚えときなさい、外道ちゃん、石森ちゃん、ファンタズモちゃん。私にとってアンダータイツレスリングはパワーアップ以外の何物でもない。私レベルだからいいけど、良い子はテレビの前で真似しない。アンダータイツレスリングは非常にポロリの危険があるから。私レベルはポロリ限界のところまで攻めるけど、それがアンダータイツレスリング……申し子ってことですよ」

出典:新日本プロレス

 

シングルに専念

「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」を経て、“未来の開拓者”というワードを再び使い始めたマスター・ワト選手。

新日本プロレスに復帰後、グランドマスターを目指すという柵に囚われすぎて、彼本来の魅力が薄れているところもあったので、いい方向転換だと思う。

2020年に新日本プロレスへ侵略を開始したグレート-O-カーン選手が規格外すぎるので、比較の対象にもならないが、マスター・ワト選手は彼らしさを追求しつつ、2022年はシングルでの活躍を期待している。

高橋ヒロム選手あるいはエル・デスペラード選手の試合後に名乗り出てくるくらいの心意気を見せてくれ!

ワト「東京ドーム、オレの名前がない。凄く悔しく思っている。オレの実力不足かもしれない。それと田口さん、ジュニアタッグ、Twitterを見て自分からオレはこの『SUPER Jr』で目標が決まったと伝えました。それでああいう結果になったと思うんですけど、オレはシングルのベルト、シングルを狙っていきたいと思います。グランドマスターへの道、そして未来を作るためにオレはジュニアのベルトが必要だ」

出典:新日本プロレス

 

サドンデスか鋼の腹筋か

最後に余談だ。

試合終盤、エル・ファンタズモ選手のサドンデスが棚橋弘至選手の腹を撃ち抜いた。

ボディブローは地獄の苦しみ。悶え苦しむ逸材だったが、我慢に慣れているのか、鋼の腹筋がダメージを軽減したのか、割と早いタイミングで試合に復帰していた。

天津飯にはかめはめ波が効かないという逸話があるが、逸材にもサドンデスは効かないのか。

疑惑の右脚すら凌駕する新日本プロレスを支える腹筋。

残り2週間で完璧に仕上げる宣言も飛び出し、これからが楽しみである。

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