新日本プロレスに継続参戦決定!KAIENTAI DOJO所属・吉田綾斗選手の未来

2018.8.12の武道館。新日本プロレスの上半期総決算とも言える重要な舞台に、ある選手の名前があった。

そのレスラーの名前は吉田綾斗選手。

所属はTAKAみちのく選手が旗揚げを行ったKAIENTAI DOJOだ。

彼と新日本プロレスとの繋がりを振り返りつつ、今後の展開を想像してみたいと思う。

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吉田綾斗選手について

吉田綾斗選手と新日本プロレスの関係を遡ると、2016年5月に開催されたLION'S GATE PROJECT2にたどり着く。

まずは対戦相手から歴史を振り返ろう。

中西学選手を除く第三世代とLION'S GATEで戦い続けてきた吉田選手。

試合を見ていただくと分かるが、見ていて気持ちいい選手だ。

そして、シーズン参戦の伏線はここにあった。

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永田裕志選手が吉綾斗選手に向けて熱い、熱すぎるエールを送っている。この段階で何かが起こる予兆はあったが、まさかの『Road to DESTRUCTION』への参戦となった。

ヤングライオンを経由しない若手の新人

オカダ・カズチカ選手のプロレスデビューは新日本プロレスではなく、ウルティモドラゴン氏の登竜門である。

オカダ選手は中学を卒業後、早々にメキシコに旅立ち、プロレスの世界に飛び出した。ウルティモドラゴン氏はサイズやルックス、身体能力に目をつけ、新日本プロレスへの移籍を勧めたという。

ただ、オカダ選手はキャリアがありながらもヤングライオンからやり直した。

つまり、メキシコでのキャリアをゼロに戻し、ライオンの血を入れたと言える。

新日本プロレスの生え抜きか生え抜きじゃないか?

この事実の有無がイデオロギー抗争を生むことがある。

2017年のスーパー・ジュニア・タッグ・トーナメントでROPPONGI 3KのYOH選手はKUSHIDA選手に対して、「頭の良いハイエナ」と言い放った。

 新日本プロレスの入門テストを突破し、道場で厳しいトレーニングを積み、デビューを勝ち取る。

入門テストで落ちる人は数多くいる。また、入門テストをパスした後も厳しい寮生活に耐えかねて逃げ出して者もいる。

そうした壁を全て突破することで、セルリアンブルーのマットに立つことが許される。ここからも“前座” としてセコンドとして、興行になくてはならない役割を果たしていく。

さらに過酷な海外遠征も待ち受けている。基礎を学んだ後に何を表現していくのか。ここを知る時間として。

この道のりは生え抜きの選手たちにとって、大きな自信と誇りになっているのだろう。

だからこそ、帰国ではなく“凱旋帰国”という言葉が用いられるのだ。

内藤哲也選手はオカダ選手が入門してきた際に、ヤングライオンからやり直しているにも関わらず、入門テストを突破していないことに疑問符を感じていたという。

それほどまでに入門テストの突破には価値があるのかもしれない。

外から来た選手は生え抜きよりも下なのか。

僕はそうは思わない。それぞれの場所で努力を重ねてきたからこそ今がある。大切なのは今、この瞬間。自身のプロレスをどう表現しているかだ。

吉田綾斗選手はヤングライオンになるのか

吉田綾斗選手の選択は大きなターニングポイントになるだろう。

ヤングライオンとはプロレスの基礎を学ぶ場。吉田選手の試合は才能を感じさせるし、ゼロリセットする必要もないように思う。

KAIENTAI DOJOでベルトを戴冠していることからも、実力は折り紙つきだ。

ただ、ライオンの血を入れるのか。この点を踏まえると、ヤングライオンになる可能性を全て否定できない。

吉田綾斗選手は現在、25歳。アマレスの猛者として名を轟かせた岡知之(現 “ドミネーター”グレート-O-カーン)選手がヤングライオンになった歳でもある。

  • このまま新日本マットに上がることで、KAIENTAI DOJOに好影響をもたらす
  • ヤングライオンとして新日本プロレスに新天地を求める
  • W参戦を継続し、このままの姿で成長を重ねていく

いずれも正解の道。選ぶのは吉田綾斗選手だ。

爽やかなルックスでベビーフェイスの気質溢れる吉田綾斗選手が、ある日突然鈴木軍入りを果たす。そんな未来も含めて楽しみにしている。


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