『週刊プロレス』編集長 湯沢直哉氏の内藤哲也選手インタビューに同じ編集者として感動した話

こんなインタビューが読みたかった――。

そう唸らせられる記事が『週刊プロレス』10月3日発売 10月17日号 NO.1979の巻頭に掲載された。

表紙・巻頭インタビューは新日本プロレス『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン』の内藤哲也選手。インタビュアーを務めたのは『週刊プロレス』の編集長 湯沢直哉氏だ。

同氏のインタビューはファンがファンが思っていたことを代弁し、内藤哲也選手の前に質問を突きつけた。彼の仕事に敬意を表し、その念をこの記事に込めたい。

f:id:yukikawano5963:20181003223816p:plain

これが週刊プロレス

新日本プロレスのスマホ会員限定の日記や東京スポーツのファミレス記事も確かに面白い。内藤哲也選手が今、伝えたいことを明確なメッセージとして伝えている。

ただ、女性ファンが急増するなど、どこかアイドル的な要素が出てきた新日本プロレスのプロレスラーは情報の出し方が非常にデリケートな印象があった。

ある意味、会社からメディアに守られているような。

そこに湯沢直哉氏はブッ込んだ。答えにくい質問を連発している。取材でシュートを仕掛けたという見方もできるほどに。

そして、ここが最もすごい。それを記事化し世に出した。

『週刊プロレス』に事前チェックがあるのかは知らない。とにかくあの優れたインタビューを世に出したのだ。

週刊プロレス 2018年 10/17 号 [雑誌]

週刊プロレス 2018年 10/17 号 [雑誌]

 

僕は同じ編集者として、彼に尊敬の念を抱いた。人の核心につく質問は一歩間違えば相手を傷付けることにもなる。

慣れ親しんだ相手ならば尚更だ。取材には空気というものがある。普段と違うことをすれば構えるし、本音を話さなくなるかもしれない。

これを絶妙なバランスで成し遂げた。その文章には今、この場で内藤哲也選手が喋っているような臨場感と、聞き手の熱が詰まっていた。

『週刊プロレス』編集長 湯沢直哉氏恐るべし。

 

関係者のツイート

 

 

 

 

両国前に読んでいただきたい

内藤哲也選手のインタビューには今の内藤哲也選手が詰まっている。

インタビューとはインタビュイーが思っていなかったようなことを取材を通じて引き出すことで、文章に魅力が生まれていく。

本インタビューのネタバレはここには一切書かない。ぜひ、雑誌を手に取りできれば購入いただきたいと思う。

直接音声で語るものとは、何か違う。活字ならではの魅力がある。だからここまで、動画や音声メディアが普及した現代でも、活字は勝ち抜いているのだ。

内藤哲也選手が最初にハマった武藤敬司選手は、自身の試合を“作品”と語る。

表現の場こそ違うが、これからも1人の編集者、書き手として誰かの心を揺さぶる作品を作っていきたいと思った次第だ。 

週刊プロレス 2018年 10/17 号 [雑誌]

週刊プロレス 2018年 10/17 号 [雑誌]

 

 

 

★1日1クリック!応援よろしくお願いします★


人気ブログランキング
njpwfun.hatenablog.com

にほんブログ村 格闘技ブログ プロレスへ
にほんブログ村

※LINE@はじめました!記事更新時のみ配信します!

友だち追加