新日本プロレス『POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018~』の試合順はどうなる?
新日本プロレスが2018年11月3日に開催する『九州三国志 presents POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018~』。徐々に対戦カードも発表となり、大きな盛り上がりを見せている。
が、一つ頭をよぎることがあった。それは試合順である。
内藤哲也選手が試合順について持論を投じていた。その波紋は後藤洋央紀選手、鈴木みのる選手へと広がり、タイチ選手までがコメントを残す結果となった。
では、今回の対戦カードはどのような順番で組まれるのだろうか。
ベルトの価値と試合順。スペシャルシングルマッチの注目度。新日本プロレスが出す答えはどうなるのか。
2016年、2017年を振り返る
2016年の『POWER STRUGGLE』で起こったエピソードは以下。
- 髙橋ヒロム選手凱旋帰国
- EVIL選手『NEVER無差別級ベルト』戴冠
- 棚橋弘至選手がIWGPインターコンチネンタルベルトに挑戦表明
- ロッポンギ・ヴァイスが東京ドームでヤングバックスに挑戦表明!
2017年は以下だ。
- ジェイ・ホワイト選手凱旋帰国
- クリス・ジェリコ選手はケニー・・オメガ選手に挑戦表明
- ヤングバックスロッポンギ3Kに挑戦表明
- 後藤洋央紀選手が鈴木みのる選手に挑戦表明
- マーティー・スカル選手に高橋ヒロム選手、KUSHIDA選手、ウィル・オスプレイ選手が挑戦表明
- Cody選手が飯伏幸太選手に挑戦表明
ヤングライオンの凱旋はあるか
メキシコの川人拓来選手、イギリスのグレート-O-カーン選手は2018年に旅立ったばかり。G1クライマックス恒例となっていた謎のムービーも2018年は流れいないため、おそらく凱旋帰国はないものと考えていいだろう。
現在発表されている対戦カード
- ブリティシュヘビー級選手権試合 石井智宏選手VS鈴木みのる選手
- IWGPインターコンチネンタル選手権試合 クリス・ジェリコ選手VSEVIL選手
- スペシャルシングルマッチ 内藤哲也選手VSザック・セイバーJr選手
- NEVER無差別級選手権試合 タイチ選手VSウィル・オスプレイ選手
- 棚橋弘至選手&デビット・フィンレー選手VSケニー・オメガ選手&飯伏幸太選手
- オカダ・カズチカ選手&バレッタ選手VSジェイ・ホワイト選手&バットラック・ファレ選手
- 「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018」優勝決定戦
2016年、2017年共に第0試合を含む10試合のカードが組まれている。そのため、残すカードは3試合となる。また、タイトルマッチとして『NEVER無差別6人タッグマッチ』が追加の可能性があると言える。
試合順予想
メインイベントは2016年、2017年と同様にIWGPインターコンチネンタル選手権試合と見てまず間違いはないだろう。問題はセミファイルだ。
2017年のセミファイルはIWGP USヘビー級選手権試合。2016年はスペシャルシングルマッチとなっている。
NEVER無差別級選手権試合については、2017年が第6試合、2016年が第7試合ということで、ここはセミファイルに組まれる可能性は低い。
つまり、内藤哲也選手VSザック・セイバーJr.選手のスペシャルシングルマッチかブリティッシュヘビー級選手権試合と見るのが妥当だろう。
ではここで、過去に新日本プロレスのリングでブリテッシュヘビー級選手権試合が行われた試合順を振り返ってみよう。
旗揚げ記念日 2017年3月6日 東京・大田区総合体育館 第4試合 ブリティッシュ・ヘビー級選手権試合 柴田勝頼 VS ザック・セイバーJr
2試合共にセミファイナルにすら組まれていない。つまり、今回のセミファイナルはスペシャルシングルマッチ 内藤哲也選手VSザック・セイバーJr.選手になる可能性が高いのだ。
鈴木軍の序列
更に問題がある。ブリテッシュヘビー級ベルトを争う鈴木みのる選手とNEVER無差別級でウィル・オスプレイ選手を迎え撃つタイチ選手どちらが後に試合を組まれるか?という点だ。
また、ザック・セイバーJr.選手はベルトに関係なくセミファイナルとなる可能性が高いため、ますますベルトの権威について物議が起こる事態となる。
温和に温和に行こう
セミファイナルにブリテッシュヘビー級選手権試合、セミファイナルにNEVER無差別級選手権試合、その前にスペシャルシングルマッチ。この並びであれば“鈴木軍的には問題は起こらない”。
だが、そんな平和に物事を決める新日本プロレスではないだろう。
改めて、僕が考える試合順は以下だ。
- メインイベント IWGPインターコンチネンタル選手権試合 クリス・ジェリコ選手VSEVIL選手
- セミファイナル スペシャルシングルマッチ 内藤哲也選手VSザック・セイバーJr選手
- 第8試合 ブリティシュヘビー級選手権試合 石井智宏選手VS鈴木みのる選手
- 第7試合 オカダ・カズチカ選手&バレッタ選手VSジェイ・ホワイト選手&バットラック・ファレ選手
- 第6試合 NEVER無差別級選手権試合 タイチ選手VSウィル・オスプレイ選手
- 第5試合 「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018」優勝決定戦
- 第4試合 棚橋弘至選手&デビット・フィンレー選手VSケニー・オメガ選手&飯伏幸太選手
もしもこの順番になった場合、今度は鈴木みのる選手が内藤哲也選手に悪態を吐く番であり、タイチ選手もきっと噛みつくことになる。ただし、内藤哲也選手の対戦相手が同ユニットのザック・セイバーJr.選手であるため、扱いが難しい。
内藤哲也選手はきっと噛み付く
もしも僕の予想が的中し、内藤哲也選手がセミファイナルで出場になった場合、彼はきっとこう言うだろう。
「おいおい、ベルトを持っている皆様はこの試合順に不満はないのかな?ザックと俺のスペシャルシングルマッチがセミということは、新日本プロレスもいよいよ内藤哲也の価値を認め出したということなのかな(ニヤリ)。まぁ、まだ時間はあるので王様も石井選手もタイチ選手もはたまた、初開催の『スーパージュニア・タッグリーグ』の決勝を戦う4人も。内藤哲也いや、新日本プロレスに申し出てください。アディオス!」と。
IWGPの権威、ベルトの権威
メイン、セミが偉いというわけではない。プロレスは第0または1試合からじっくりと見るものであり、試合順に関係なく好勝負は生まれるものだ。
ただ、リングに立つプロレスラーの試合順へのこだわりは僕には理解できない。ベルトの権威についても試合順との関連性は間違いなく存在する。
プロレスに正解がないように、カードの順番も正解はないのだ。
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