「リマッチの歴史と新しい名勝負数え歌」タイチ選手VS後藤洋央紀選手の『NEVER無差別級選手権』が正式決定!

 2018年10月29日、新日本プロレスが『九州三国志 presents POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018~』の追加カードを発表した。

ウィル・オスプレイ選手の欠場により、一度は中止となった『NEVER無差別級選手権』が復活。新挑戦者には前王者である後藤洋央紀選手が選出された。

タイチ選手VS後藤洋央紀選手。同期のリマッチについて現王者であるタイチ選手はぼやき続けていた。

「またお前か」

「おまえにはワン・モア・タイムもワン・モア・チャンスもない」

Twitter上で次期挑戦者のアンケートも実施するなど、とことんリマッチを避けてきたが、ここに来て対峙することとなったのだ。

ここでは『NEVER無差別級選手権』が決定するまでの流れと、リマッチの歴史について。そして、このリマッチが行われた先になる景色について考えてみたいと思う。

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新日本プロレスが『NEVER無差別級選手権』を発表

もう一人の同期のタイトルマッチはお預けに

巻き添え欠場のタイチ選手が本格的に欠場か?

お客様の意見を大切にする王者

自身の覇道のために決意を固める荒武者 

踊るタイチ御殿

全日本出身者が猪木問答をすることには納得がいかない

リングでのオマージュを断罪

理不尽な男の言葉を引用

聖帝からの的確な指摘

 

リマッチの歴史には同期の背中が

特定選手の色が染み込んだベルトと言って、真っ先に思い浮かぶのが『IWGPインターコンチネンタルベルト』である。

その選手とは勿論、現WWEの中邑真輔選手だ。

中邑真輔選手は後藤洋央紀選手から新たなる至宝を奪い去ると「10円玉」と酷評。デザインの変更を新日本プロレスに求め、現在の「白いベルト」が誕生した。※現在は内藤哲也選手の破壊行為を受け3代目のベルトとなっている。

中邑真輔選手とIWGPインターコンチネンタル の歴史を紐解いてみると、今回後藤洋央紀選手へ言及されている「リマッチ」に辿り着くのだ。

中邑真輔選手とIWGPインターコンチネンタルベルト

中邑真輔選手は約3年でIWGPインターコンチネンタルベルトを5度戴冠している。4代・6代・8代・10代・12代という数字が並ぶ戴冠記録は、自身からベルトを奪った選手全てにリベンジしていることの証明だ。

では、中邑真輔選手に勝利した新王者のベルト遍歴を見てみよう。

  • 5代 ラ・ソンブラ選手 防衛1回
  • 7代 棚橋弘至選手 防衛1回
  • 9代 バッドラック・ファレ選手 防衛0回
  • 11代 後藤洋央紀選手 防衛1回

www.njpw.co.jp

新日本プロレスの公式サイトを見てみると、ラ・ソンブラ選手以外は全て中邑真輔選手がリマッチ権を行使している。また。棚橋弘至選手、後藤洋央紀の防衛記録に1という数字が記録されているが、この1も中邑真輔選手が挑戦しているのだ。

タイトルマッチとリマッチ。ベルトを自分の色に染め上げたものだけができる権利が新日本プロレスには存在するのだ。

NEVERの覇道と聖帝十字陵の建立

確かにウィル・オスプレイ選手の欠場により『NEVER』挑戦者に番狂わせが起こったのは事実だ。

後藤洋央紀選手の目線で見れば、同ユニットであるウィル・オスプレイ選手が欠場になった責任もあったと思う。次のステージに進もうとも考えていたが、自分が動くしか無いと挑戦を表明したわけだ。

リマッチ権とは会社を納得させられる力だと思っている。一般企業で考えてみたときに「何故かあの人が言う意見は通るよな」これと一緒なのだ。

一見すると意見が通らない側からすれば理不尽な話になる。だが、意見を通すために裏で努力をしていることも忘れてはいけない。

棚橋弘至選手が言えば、中邑真輔選手が言えば叶う。これと同意義なのだ。

後藤洋央紀選手とタイチ選手の好勝負がもう一度見れる。もしも、ここで後藤洋央紀選手を退けることができれば、タイチ選手は東京ドームでの『NEVER無差別級選手権試合』をほぼ手中に収めることになる。

G1クライマックスに不選出の日本人プロレスラーがシングルマッチを闘うことは、多くの若手選手にも夢を与えることになるだろう。

そして、ここでもしもタイチ選手が敗れることになれば、リマッチ権を行使すればいいのだ。

「後藤はよくて俺はダメって、誤審どころの騒ぎじゃねぇぞ」

2013年、後藤洋央紀選手は同級生の柴田勝頼選手と名勝負数え歌と呼ばれる好勝負を連発した。

後藤洋央紀選手と“転校してきた同級生”タイチ選手の名勝負数え歌が始まったのかもしれない。

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