内藤哲也がペンタゴンメイクでクリス・ジェリコを挑発
新日本プロレスの『ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン』内藤哲也選手がクリス・ジェリコ選手を挑発する動画をTwitterで公開した。
クリス・ジェリコ選手のペンタゴンメイクをオマージュし、アメリカ版のシャツを着用。世界を股に掛ける大スターに対して、139秒間自論を説き続けた。
2018年12月9日の『ワールドタッグリーグ2018』最終戦で強襲を予見されていたクリス・ジェリコ選手だったが、襲来はなし。
自身の目の前に現れないスーパースターに対し、“制御不能”な男は徹底抗戦を貫く姿勢だ。
内藤哲也選手の主張
「“自称”スーパースターのクリス・ジェリコさん。まさかこの動画を自宅で見てないですよね?」刺激的なメッセージからはじまった本動画。
続いて指摘するのは、オマージュしたメイクをネタに「スーパースターならもっとクールなメイクをするはず」と、ビジュアルについて発言。さらには、「他人のTシャツをパクって金儲けするはずがない」と、彼のTシャツについても言及した。確かにクリス・ジェリコ選手のTシャツは従来の新日本プロレスが販売しているTシャツよりも高い。何かしらのフィーが入っているのは確かだろう。
LOS INGOBERNABLES de JAPON
— 内藤哲也 naito tetsuya (@s_d_naito) December 11, 2018
Autoproclamado "superestrella mundial" Sr. Chris Jericho pic.twitter.com/dgoSaNibLj
誰も対戦したいと言っていない
クリス・ジェリコ選手が新日本プロレスに再び姿を現してから1年以上が過ぎた。対戦した相手はケニー・オメガ選手、内藤哲也選手、EVIL選手の3人。
世界的スーパースターの過密スケジュールを加味すればしょうがないとも言えるが、もう少し動きがあってもいいのではないかと思ってしまう。
事実『IWGPインターコンチネンタル ベルト』は海外に渡ったきり、ほぼ動きがない。EVIL選手のツイッターアカウントを見ても60000代と確かに増えたものの、EVIL選手が世界的に有名になったのか?と言われると少々疑問は残る。
内藤哲也選手はこの点を指摘した。
「誰も対戦したいと言い出しませんよ?」と。
確かに鈴木みのる選手はもともと『IWGPインターコンチネンタル ベルト』を所有していたし、名を挙げたいレスラーからしたら知名度も上がるし、ベルトも手に入れられるチャンスなのである。
だが、立候補は特にない。ポッドキャストで棚橋弘至選手が多少の言及をした程度である。
何故、誰も名乗り出ないのだろうか。
クリス・ジェリコ選手と絡むのは美味しいが、重い
ケニー・オメガ選手がクリス・ジェリコ選手と対峙した2018年のイッテンヨン。ある意味で、新日本プロレスを代表する“ザ・クリーナー”の表情に目を奪われた。そして、試合もかなりのダーティーファイトとなり、その日有数の盛り上がりを見せた。
クリス・ジェリコ選手と対峙するハードルはあの試合で凄まじいまでに上がってしまったように思う。
内藤哲也選手は襲撃されて因縁が生まれた。EVIL選手は内藤哲也選手を救出したことで、挑戦権利を得た。
ケニー・オメガ選手に関してもクリス・ジェリコ選手発で対戦カードが決まった。
実はクリス・ジェリコ選手に意見した選手は新日本プロレスに存在しないのである。
その時が来るのはイッテンヨン以降だろう。タイチ選手が名乗りをあげるのが、それとも自由をキーワードに『NEVER』の新しい景色を作る飯伏幸太選手が名乗りをあげるのが。
内藤哲也選手が動いたことでVSクリス・ジェリコ選手が加速していく気がしている。
果たしてこの動画を受けてクリス・ジェリコ選手は後楽園ホールに姿を現すのか。それとも現さないのか。
その答えを焦らずにじっくりと待ちたいと思う次第だ。