飯伏幸太はイッテンヨンの第1試合で世界中の度肝を抜く

飯伏幸太はイッテンヨンの第一試合で世界中の度肝を抜くと思っている。そう、この日世界のプロレスファンは改めて飯伏幸太の破壊力を知ることになるだろう。

2019年のイッテヨン『レッスルキングダム13』まで後1日。本日は「冬フェス」の第一弾、イッテンサンが開催される。そして、プロレスファンの初詣、闘い始めの東京ドームがいよいよ目前に迫ってきた。

今回、様々な試合がある中で、裏のメインとまで比喩されている対戦カードがある。

『NEVER無差別級選手権試合』飯伏幸太選手VSウィル・オスプレイ選手だ。

2人が奏でるアスリートプロレスは例えるならば「びっくり人間コンテスト」である。

あるTwitterアカウントが2人の試合を切り取り投稿したところ、2万RTを超えるほどの盛り上がりを見せた。

佐山聡さん(タイガーマスク)を筆頭に度々、プロレスのリングには人知を超えた動きやキレを魅せるプロレスラーが出現する。

本来であれば、手のつけられない動きをする相手にどう立ち向かうのか?が主軸になるが、歴史は常にイタズラゴコロを忘れない。

天才VS天才。黄金の狂気VS空の王。元ハイフライヤーVS現ハイフライヤー。

ケニー・オメガ選手以降に会う自分以上の可能性に対し、飯伏幸太選手はどう試合を展開するのか。

 

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新日本プロレスワールドでの期待

2018年のある時期から『新日本プロレスワールド』の検索ワードに変更があった。

以前は日本と映画で選手が分かれていたり、退団済みの中邑真輔選手が先頭にあったりと、検索回数を反映しているというよりも、運営側が継続的に固定しているという印象を受けていた。

変更されたある時期とは、イッテンヨン『レッスルキングダム13』の対戦カードが発表されたタイミングだ。

ケニー・オメガ選手、棚橋弘至選手、クリス・ジェリコ選手、内藤哲也選手、オカダ・カズチカ選手、ジェイ・ホワイト選手が名を連ねた。

これは2019年のイッテンヨンのダブルメインイベントとスペシャルシングルマッチである。ここに飯伏幸太選手の名前だけがあるのだ。

ちなみにこの変更から日本語、英語で検索した際に表示される選手は同じものになっている。

 

ポスターでの期待

飯伏幸太選手はイッテンヨンに『NEVER無差別級王者』として出場が決定する以前からポスターに姿があった。

『IWGPヘビー級』と『IWGPインターコンチネンタル』、スペシャルシングルマッチを闘う6人と共に彼の勇姿が描かれていた。

他のチャンピオンよりも優先される男。つまり、新日本プロレスは飯伏幸太選手をプッシュしているのは明白だ。

何故、飯伏幸太なのか

飯伏幸太選手は底が知れない。

大舞台にとことん強いというアビリティを持つ彼は、『IWGPジュニアヘビー級選手権試合』でプリンス・デヴィッド(現フィン・ベイラー)選手と3戦を戦い、『IWGPインターコンチネンタル』ベルトを懸け中邑真輔選手とベストバウトを叩き出し、Cody選手のキャリアハイとも言えるスペシャルシングルマッチを魅せた。

東京ドームの舞台に立つのは今回で5度目。そして、チャンピオンとしてリングに立つのは初となる。そして、会社が用意したのは第1試合という特等席だ。

会社からのプッシュを受け、特等席を用意された。彼に会社が期待しているのは、全世界の度肝を抜くこと。これに尽きる。

SLAM DUNKで例えれば、山王戦開幕のアリウープ。シュートで言えば幻の左が生むキックオフゴール。LUNA SEAで例えれば1曲目にWISHを歌うようなインパクトだ。

運命のめぐり合わせか、飯伏幸太選手の全力を引き出せるもう1人の“びっくり人間”ウィル・オスプレイ選手がタイチ選手を下し、チャレンジャーとなった。

ここで新日本プロレスはもう一つ仕掛けをする必要があると僕は思っている。

 

新日本プロレスワールドが贈る新春キャンペーン

月額999円のストリーミングサービス『新日本プロレスワールド』は動画サービスの定番となるキャンペーンを実施していない。

Netflix、Hulu、Dアニメなど多くの動画サイトを見てみると、一定期間無料のキャンペーンを行っている。サブスクリプション型のビジネスモデルは定着させることで、会員継続を狙う。まず、ユーザーとのタッチポイントを作ることが重要なのだ。

無料でコンテンツを視聴できる機会を作ることで、会員は伸びるし、定着する。つまり、新日本プロレスワールドが1ヶ月無料キャンペーンをやるなら2019年のイッテンヨンが最大のチャンスとなる。

おそらく、飯伏幸太選手とウィル・オスプレイ選手の試合はYouTubeを通じて全世界にリアルタイムで配信されるだろう。プロレスという範疇すら超えた“びっくり人間たち”の戦いはプロレスファン以外の度肝を抜く。そして、過去の試合が見たくなる。ここで、いきなり課金するのはハードルが高い。

ここで、『新日本プロレスワールド』が初月無料キャンペーンを行うことで、圧倒的なユーザー獲得を望むことができるのだ。

既存ファンは友人に新日本プロレスを紹介しやすくなることを含めていい戦略だと思う。

業績が上向きになった今だからこそ、積極的な投資が必要なのだ。

ストロング・スタイルを提言したアントニオ猪木さん率いる新日本プロレスの人気が爆発した背景には、起爆剤となる活躍を魅せた初代タイガーマスクがいた。

今見ても全く色褪せない。レジェンド中のレジェンドだ。

マスクを被らなかった飯伏幸太選手がこの役割を担うのは、必然だったのかもしれない。

棚橋弘至選手が必要にスカウトし、中邑真輔選手が“ジョーカー”と呼んだ男の才能が世界中で弾ける瞬間は迫っている。

自由なNEVER王者の翼が新日本を羽ばたかせる

飯伏幸太選手とウィル・オスプレイ選手の第一試合はTwitter、Facebook、Instagram、YouTubeを通じて世界中に発信される。

ただし、拡散されるだけでは意味がない。

彼ら、そして新日本プロレスの全レスラーを深く知る場所、継続的に応援したくなるための受け皿として『新日本プロレスワールド』は更に盛り上がらなくてはならない。

ゴールデン☆スターと空王の闘いは激しく、熱く盛り上がるだろう。フェニックススプラッシュ、カミゴェで3カウントを取れなかった場合は、もう一つの“片翼の天使”が飛び出す可能性だってある。

今の新日本プロレスには翼がある。

2019年のイッテンヨン、この日世界は改めて飯伏幸太そして、新日本プロレスの凄まじさを知るに違いない。

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