新日本プロレスの動画撮影禁止というルールが守られない理由

新日本プロレスの動画撮影禁止というルールが守られない理由について考えてみたい。

2019年のイッテンヨン『レッスルキングダム13』は最高の時間となった。だが、TwitterやInstagramなどのSNSには会場で禁止されているはずの撮影動画がアップロードされていた。

これは以前からビッグマッチの時には頻ぱんに起こっていたことである。後楽園ホールでは流石にいないとは思うが、僕も両国国技館で注意したことはある。

禁止行為をすることに対して、頭を悩めるのは団体や選手だけではない。新日本プロレスのファンもせっかくの楽しい時間だったのに、なぜ約束すら守れないんだと、気分が落ち込むことは少なくないのである。

そこで、考えてみることにした。どうすれば動画撮影禁止というルールを守れるのか、と。まずは、ルールを守れない方の特徴からその答えに迫っていきたい。

 

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ルールが守れない人の特徴

こういった書き方は好きではない。だが、敢えて書きたいと思う。新日本プロレスが今最も集めたいファン層、つまりにわかファンが動画撮影という行動をしていると思う。

変に伝わったら嫌なので、ここはしっかりと書く。僕はにわかファンを否定する気はない。僕自身、プロレスをちゃんと見始めたのは2017年からなので、歴史あるファンの方々からすれば完全なV字回復後のにわかファンである。

にわかファンは悪いことではない。

にわかファンを調べてみると、ブームやにあやかり突如ファンだと公言する様子を指すらしい。つまり、情報は乏しいが興味は強いといった心情だろう。

気持ちは分からなくはない。友だちやSNSで流行っている瞬間を目の当たりにすることで、興味を持つことは決して悪いことではない。

これからゆっくり、じっくりと知っていけばいいのだ。

その過程の中で違ったと思うこともあうだろうし、知れば知るほどもっと好きになることだってあるだろう。勿論、新日本プロレスは後者だと僕は思っている。

だが、周囲のファンや団体に迷惑が掛かることを行ってはならないと僕は思ってる。

 

禁止のはずの動画撮影をする理由

おそらく理由の第1位は「動画撮影禁止」ということを知らないのだ。びっくりされるだろう。だが、これが現実なのである。

ファン歴の長さで区分けするのは好きではないが、敢えて言うのであれば観戦マナーやお作法を知らないのだ。

サッカーのJリーグはハッキリと営利目的での動画撮影や音声、映像をインターネットその他メディアを通じて配信することを禁止している。

プロバスケットボールのB.LEAGUE(Bリーグ)では、個人の利用のみ写真撮影、15秒以内の動画撮影を認めている。個人での利用目的以外でのメディア掲載や商用目的は禁止されている。

このように、各競技によって基準が大きく異なる。新日本プロレスは写真撮影はSNS投稿を含めてOK。動画撮影はどんな場合でもNGというルールを設けている。

では、なぜ「動画撮影禁止」ということを知らないのだろうか。答えは簡単で禁止だということが目に、耳に入っていないのだ。

興味がある選手、ユニットのことは調べる。だが、観戦マナーには興味がない。周りになんとなく合わせおけばいい。元々、右向け右が上手いのが日本人の特徴だ。溶け込むのも上手いし、早い。

だから、自然に「動画撮影」という問題行為に出てしまうのだろう。楽しいから撮っちゃおうとう心理だ。

周囲が注意すればいいのだが、観戦に夢中で気付かないケースも多い。また、怖くて注意できない人もいるだろう。その結果、SNSに上げてしまい炎上するわけだ。

この悲劇はどこかで止めなくてはならない。「知りませんでした。ごめんさない。2度としません」で済まされるレベルのうちに。

続いては、「バレなきゃいいだろ」勢だろう。こういった人はどうしようもない。正直、お手上げである。

この層は注意しても聞く耳を持っていない。何だったら、ダメなことをしているというスリルにハマっている可能性もある。

ただし、少数派だとは思うので徐々に変わってくれることを祈るばかりだ。

 

新日本プロレスへ提案

以前から動画で「動画撮影禁止」を訴えているが伝わっていないファンが多い。ハッキリと言おう。罰金制すべきだと。

映画館でよく見る録音・撮影の禁止CMには罰金だと明記されてある。ダメだよ?で聞かない人間には明確な罰の基準が必要なのだ。

ライガーポリスもいいが、メイ社長に登場いただき、「動画撮影」は罰金である旨について説明してもらった方がいいのかもしれない。

人間はお金というキーワードには耳を向けやすい。現在、ZOZOの社長がフォロー&RTを行っているが、250万RTを突破していた。それほどまでに、お金は人の関心を生むのだ。

ここまで大事にする必要ある?そう思う人もいるだろう。だが、違うのだ。

会場で嫌な思いをしたファンは2度と会場に行かないのだ。昨年のイッテンヨン、パレはと一緒に東京ドームで観戦したがパレハの1人が変な酔っぱらいに悪態を付かれた。

2019年は僕の都合で一緒には行かなかったが、彼は足を運んでいない。

だって、『新日本プロレスワールド』で十分面白いためだ。これが広がっていくと、会場が盛り上がっていないが、SNSだけ異常に盛り上がっているという状況すらありえる。

試合が終わる度に、移動する観客も多く注意しても聞いてくれないとTwitterで嘆きの声を上げている方もいた。

皆、楽しく観戦したいだけなのだ。そのために、ルールは厳しく徹底する必要があると思っている。

全員が楽しく観戦するのなんて無理だと分かっている。だが、心無い人の行動によってせっかくの時間が台無しになるのは、同じファンとしても心苦しいものがある。

まずは、動画撮影の罰金を明確にすること。一般的な新日本プロレスファンは選手たちの写真を撮るだけなので、何の問題もないはずだ。困るのはルールを破っている方たちだけである。

確かに罰金は大げさかもしれない。ただ、些細なことでも嫌な思いをしている方はたくさんいる。そういった方の思いを守るために、一歩踏み出す勇気を一緒に持っていきたい。

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