ファンカスティッカマニア2019に髙橋ヒロムがいたらと悔やんだ夜

ファンカスティッカマニア2019に髙橋ヒロムがいたらと悔やんだ夜になった。正直、贅沢な願いではあるし、2020年に期待するだけの話なのではあるが。

2019年1月11日からスタートした「NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2019」。

ルチャの本場メキシコ「CMLL」のスペルエストレージャたちがリング上で繰り広げる試合はまさに圧巻の一言である。

「こんな技見たことないぞ!」という驚きもあれば、「どうやってやってるんだ!?」というアンヘル・デ・オロ選手の手を使わないファンタなど、僕が普段愛好している新日本プロレスとは経路の違うルチャに思わず心を奪われる。

ボラドール・ジュニア選手に至っては、技の名前が全く分からないし、技の説明すら難しいような飛び技を魅せている。

来年こそは会場でルチャの祭典を目の当たりにしたい。

そう思った新日本プロレスファンも多いことだろう。

楽しかったお祭りも残すところ後2日。今日も「新日本プロレスワールド」での観戦を終え、楽しかったなぁとお風呂に入っている時にふと思いついた。

今回の「ファンカスティカマニア2019」に絶対出場していたであろうあの選手のことを。

そう、髙橋ヒロム選手である。

2019年7月7日以降、長期欠場を余儀なくされ、半年が経過した。そろそろ復帰の機運が高まってきている中で、今回のサプライズ祭りである。

彼がいたらもっと!もっと!もっと!もっと!楽しい「ファンカスティカマニア2019」になっていただろうなぁと、ふと考えたわけだ。

 

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サプライズ連発となったルチャの祭典

「ファンカスティカマニア2019」の対戦カードが発表になった時点から、数多くのサプライズがあった。

あのナマハゲ選手や「ロッポンギ3K」のSHO選手、YOH選手がメキシコ遠征していた頃のリングネームである風神選手、雷神選手が次々と発表。

これだけでも激レアのSSRカードだと言えるのに、「パパはわるものチャンピオン」特別試合まで開催されるのだ。

いよいよ1月20日にはゴキブリマスク選手、ギンバエマスク選手、ドラゴンジョージ選手、スイートゴリラ丸山選手がライオンプロレスを飛び出し、新日本プロレスのマットに立つ。

これはまさにSSRを通り越したUR、LRのカードである。おそらく2度と見ることは叶わないかもしれない。

もしもここにカマイタチの名前があったらどうなっていたのだろうか。

最高の祭りに最も祭りが似合う男が不在の状況は、一歩引いて考えると寂しいものがあったのだ。

 

カマイタチとして名を挙げた男

髙橋ヒロム選手は過去最長の海外遠征を経験したレスラーである。「IWGPジュニアヘビー級」のベルトを巻ける自分になったら新日本プロレスへと帰ってくる。その自信ができるまでは海外で武者修行を続けていた。

その才能はメキシコで開花した。

ドラゴン・リー選手という運命の出会いは、彼を大きく進化させたのである。

元々ドラゴン・リー選手は子どもの頃から新日本プロレスの試合をよく見ていたという。そんな彼と新日本プロレス出身の髙橋ヒロム選手が出会った時、化学反応が生まれた。

新日本プロレスのストロングスタイルとCMLLのルチャのハイブリッド。激しく、美しく、荒々しい2人の勝負は瞬く間に話題となった。

ドラゴン・リー選手とカマイタチ選手のCMLL世界ライト級選手権試合は壮絶な勝負となり、CMLLで最高のシングルマッチだったかもしれないという話題も出たほどである。

それほどまでに髙橋ヒロム選手はカマイタチとして力をつけいった。

マスカラ・コントラ・マスカラ

ある意味で、最近の新日本プロレスのレスラーで海外遠征中に話題となったのは、現在、ベルトを戴冠している“Dominator”Great-O-Kharn(グレート・オーカーン)選手か髙橋ヒロム選手くらいのものだろう。

事実、髙橋ヒロム選手はその話題性からカマイタチの名前で新日本プロレスに一時帰国を果たした。その時の相手もドラゴン・リー選手だったのだ。

元々カマイタチ選手はマスクマンだった。だが、日本に凱旋した頃には素顔になっていた。この背景には、ドラゴン・リー選手とのマスカラ・コントラ・マスカラに破れてマスクを脱いだという背景まである。

因縁の相手であり終生のライバルとも言えるドラゴン・リー選手と髙橋ヒロム選手。彼らが再び肌を合わすのはいつになるのだろうか。

 

ナマハゲVSカマイタチ

今回、僕が最も見たいと思ったのがこのスペシャルシングルマッチである。

ナマハゲ選手は非常に素晴らしい。今後記事にしたいと思っているが、彼のルチャに関する姿勢には非常に感銘を受ける限りである。

荒々しいファイトの中にも細かなテクニックが光るナマハゲ選手と荒々しく、怖いものしらずのカマイタチ選手との一戦。これはもうベストバウト級になると言っても過言ではないだろう。

一つ引っかかっているのが、ナマハゲ選手の中身はあの選手なのだろうか。それとも違う選手なのであろうか。

そろそろ日本食屋の大将に戻ってしまうナマハゲ選手だが、来年再び来日することになるのか。神のみぞしる未来ではあるが、もしも2020年に来日することがあれば、髙橋ヒロム選手いやカマイタチ選手との試合を楽しみにしたい。

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