飯塚高史引退試合の対戦カードが決定!
2019年2月12日に行われた、『THE NEW BEGINNING in OSAKA 一夜明け会見』に現『IWGPヘビー級王者』ジェイ・ホワイト選手が登場し、NEW ERAの到来を感じされるコメントを残した。
太々しい新王者。態度の大きなだけであれば、当時のオカダ・カズチカ選手以上である。
テーブルの上に足を上げ、挑発的なポーズを取り、『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン』内藤哲也選手を刺激した。
そして、同会見の前には、飯塚高史引退試合の対戦カードが発表された。決定したカードを見ると、納得というか非常に考え深いカードが待っていた。
2019年2月21日に新日本プロレスが開催する「NEW JAPAN ROAD ~飯塚高史引退記念大会」のメインイベントは、新日本本隊とCHAOSの距離が近くなったからこそ実現できる越境タッグチームVS鈴木軍。
天山広吉選手&矢野通選手&オカダ・カズチカ選手VSタイチ選手&鈴木みのる選手&飯塚高史選手である。
因縁のある選手。絆がある選手。そして、ミスタープロレスを介錯した選手。
それぞれの思いが交錯し、新日本プロレスの歴史に残る一戦になるのは間違いないだろう。
一人ひとりの因縁と歴史
ここからは一人ひとりの歴史を見ていこう。
まずは先日から「真面目な飯塚高史」を取り戻すべく、奮闘している天山広吉選手だ。
3度の挑戦に飽きらめることなく、「等々力渓谷の祠」に行く可能性を吟味させている。
それもそのはず、飯塚高史選手が今の姿になる直前にタッグを組んでいたのが天山広吉選手なのだ。
『GBH』から追放された天山広吉選手を待っていたのは、正統派レスラー・飯塚高史選手だった。
2人は友情タッグという言い得て妙なチームを組んだ。
そして、真壁刀義選手&矢野通選手との一戦で大事件は起こる。
天山広吉選手に魔性のスリーパーを仕掛けて、友情タッグは解消。『GBH』入りを果たした。
その後も2人が抗争を繰り広げる中で、当時全日本プロレス所属の小島聡選手が救出に現れるなど、「友情」の物語は続いてきた。
最高のタッグパートナー矢野通
矢野通選手は飯塚高史選手が『CHAOS』時代のタッグパートナーであり、天山広吉選手&小島聡選手のテンコジを相手に抗争を繰り広げてきた盟友でもある。
怨念坊主と崇高なる大泥棒の相性は抜群で、『IWGPタッグ王座』や『GHCタッグ王座』にも輝いている。
また、2011年のプロレス大賞でも年間最高試合賞を記録したのが矢野通選手とのタッグチームである。
飯塚高史選手の歴史において、勲章を手に入れる時は矢野通選手とのタッグチームが多かった。
だが、そんな矢野通選手をいきなり裏切ったのも飯塚高史選手だ。『鈴木軍』入り以降はそんなに多くの絡みがあったわけではないが、最後の瞬間。栄光を共にしたパートナーを前に怨念坊主は何を思うか。
天龍源一郎を介錯したレインメーカー
そして、オカダ・カズチカ選手である。
ミスタープロレス 天龍源一郎さんの引退試合で対角線に立ち、鈴木みのる選手のデビュー30周年を記念する『大海賊祭』でも指名された新日本プロレスを代表するトップ選手が、今回も対戦カードに入ってきた。
オカダ・カズチカ選手の役割は一つだ。
必殺のレインメーカーで、飯塚高史選手を正気に戻すことである。
今のまま社会に解き放ってしまっては、すぐさま何かが起こってしまう。
新日本プロレスの社会的責任を背負って、オカダ・カズチカ選手はリングに上がるのだ。
レインメーカーという怪物は、上の世代にいるレスラーたちの「ココロ」を背負っていく。
そして、受け継いでいく。その覚悟があるのだ。
どう動く!?鈴木軍
タイチ選手は同郷、鈴木みのる選手はデビュー戦の相手を務めた過去があるというプロレスラー・飯塚高史選手の歴史、未来を詰め込んだ今回の引退試合。
そして、もう一つ楽しみなのが、『鈴木軍』に変化があるかもしれないということだ。
2019年2月21日の「NEW JAPAN ROAD ~飯塚高史引退記念大会」後楽園ホールに鈴木軍はどんな仕掛けを用意してくるのだろうか。
「人を裏切るよりも、裏切られた方がいいじゃないか」
— タイチ (@taichi0319) February 10, 2019
って
全日本プロレスがあの時にジャイアント馬場がジャンボ鶴田に言った言葉だが
裏切られるよりも
裏切った方がいい
そういう場合もあんだよ
何が友情だよ
友情も愛情も感情もクソもねぇんだよ
なぁ飯塚…
第4試合からメインイベントまで構成員が全員参加しているのである。
飯塚高史選手の引退を祝うのか、それとも裏切りの歴史を背負い、一歩踏み出す勇気を持つのか。
今日の
— タイチ (@taichi0319) February 11, 2019
全部の結果が出たようだな
そろそろ
アイツとの
時が来たようだな…
何かが起こるのは間違いないだろう。