DOUKIがタカタイチマニアに参戦を希望した理由とは?
2019年3月31日に開催が決定した「タカタイチマニア」。「鈴木軍」のタイチ選手とTAKAみちのく選手がセルフプロデュースする興行は、常にプラチナチケット必至の名勝負が繰り広げられている。
「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の内藤哲也選手やBUSHI選手、髙橋ヒロム選手、「GBH」の本間朋晃選手など新日本プロレス所属(主戦場)のレスラーが次々と参戦。今回の興行では「タグチジャパン」の田口隆祐選手とヤングライオン・海野翔太選手が参戦を果たす。
Twitterでタイチ選手が“同級生”田口隆祐選手に向けて発したツイートから実現した今回の新木場大会。
そこに一人のルチャドールが参戦を希望してきた。
その名はDOUKI(ドウキ)選手。
僕はフォロワーの方からこの人の名前を一度だけ聞いたことがあった。「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」が6人目のパレハを招集すると語り、鷹木信悟選手が加入したあの2018年10月。ここで加入する可能性を持った選手として、ご教授いただいたのが、DOUKI選手だったのだ。
「日本国内ではほぼ無名」とタイチ選手が語るように、彼の名を知らない方も多かっただろう。僕も今回の一件が起こるまでチェックしたりということはなかったのだが、新日本プロレスのジュニア戦線に新しい可能性が望まれる今、彼に期待したい気持ちが芽生えたのも事実だ。
DOUKI選手がタカタイチマニアに参戦を希望した理由とは?そして、その後に彼が目指す未来とは何か。新日本プロレスに起こり得る可能性を考えてみたい。
ミラノコレクションA.T.からの刺客
DOUKI選手はミラノコレクションA.T.さんからの紹介を受け、ルチャドールを目指すべく、18歳でメキシコの地を目指した。
そこで出会ったのがタイチ選手であり、YOSHI-HASHI選手であるという。海を渡った彼は現在の新日本プロレスマットで戦う選手たちと数多くの時間を過ごしてきた。
棚橋弘至選手がメキシコ遠征を果たした際にも行動を共にするなど、彼と新日本プロレスは見えない赤い糸で繋がっているという見方もできる。
逆輸入レスラー
身長170センチ。写真を見る限りバキバキの肉体がポイントとも言えるDOUKI選手。
かれは逆輸入ルチャドールとして日本のリングにも度々上がっていた。
2015年の東京愚連隊。2017年のKAIENTAI DOJOである。
策士・TAKAみちのく選手はタイチ選手にTwitterで誰だ!?と聞いているものの、一度同じポスターに載ったことがあるのだ。
数年前なので、本当に忘れているのかもしれないが。
DOUKI選手は現在、27歳。まだまだ若い。もしも、タカタイチマニアの出場権利を得て、試合で大きな可能性示すことができれば大きなチャンスが待っている。
そう、新日本プロレスへの参戦だ。
本人こそ否定しているものの、「タカタイチマニア」はタイチ選手がヘビー級へと転向することを対外的に発表しはじめたターニングポイントとなっている。
内藤哲也VSタイチ選手。2018年の旗揚げ興行で実現したドリームマッチの少し前に肌を合わせていたのが、「タカタイチマニア」になる。
この大会がこれからはじまる何かのキッカケになる。ちなみに、BUSHI選手と髙橋ヒロム選手のタッグがスタートしたのも「TAKA&タイチ興行 season2」からだ。
これまでの歴史からもDOUKI選手がこれから日本をターゲットに一世風靡していく可能性を見越していると考えても不思議ではない。
ご無沙汰しています
— DOUKI (@DoukiPerros) February 17, 2019
DOUKIです
急なお願いですが、この興行に自分も出してもらえないでしょうか?
KUSHIDAと同じルーツ
海の向こうに旅立ったKUSHIDA選手は、「新日本プロレスのヤングライオンは超エリート」と語り、入門テストすら受けられず、単身メキシコへと渡った。
そして、帰国後複数の団体に歩き渡り、新日本プロレスを「Home」と定めた。
メキシコという地で揉まれた経験はDOUKI選手と重なるところがあるのだ。
総合格闘技とレスリング、ハイフライヤーのトリプルエックスがKUSHIDA選手の魅力である。これはそれぞれのルーツを重ねることで生まれた彼だけの魅力だ。
そして、ミラノコレクションA.T.さんが生んだメキシコからの刺客は、エル・デスペラード選手のような柔軟性と髙橋ヒロム選手のような破天荒さを併せ持った選手へと成長を遂げている。
どうきがなぜかとてもやるきだしてたいちにからんでる
— El Desperado (@0_desperado) February 18, 2019
そして
おれのi-phoneはかんじがかけなくなったらしい
どらくえのもぶがしゃべってるみたいに・・・
早く、一刻も早くDOUKI選手のルチャがプロレスが見てみたい。
タカタイチVSジャパン軍団。それ以上に贅沢な瞬間が生まれつつある。
なぜ、DOUKI選手は「タカタイチマニア」への参戦を熱望しているのか。その答えは新日本プロレスへの参戦を望んでいることなのかもしれない。
「鈴木軍」の新メンバーか。それとも「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の新パレハか。それともタイチ選手が新しい一歩を踏む出すための新メンバーとなるか。
何かがはじまる「タカタイチマニア」に期待したい。