新日本プロレスアンチファンはストロングスタイルの夢を見るか?
2019年も新日本プロレスが大いに盛り上がっている。
ジェイ・ホワイト選手によるNEW ERAの到来。「ニュージャパンカップ」のルール変更に伴う、各シングル王者参戦の可能性。
そうした仕掛けの一つひとつや試合内容、プロモーション、ブランディング。それぞれが星座のように繋がり合い、今の動員数が実現できているのだろう。
興行を開催すれば、多くの会場は満員、札止め。Twitterではトレンド入りを果たすことも珍しくない。
2019年のイッテンヨン「レッスルキング13」で使用されたTwitterのハッシュダグ「#njwk13」は世界一をマークした。
プロレス団体の興行会社を超え、IP会社を目指す。その可能性に一歩、また一歩と近づいている。そんな兆しを感じられるのだ。
ただ、光があれば影があるもので、僕自身も驚く結果に見舞われている。
先日から、NJWP FUNのコメント欄を解放していた。正直、探して感想を書こうと思えば書ける状態に変更していたのだ。言ってしまえば、探して書こうと思う人以外は見つけられないレベルで。
実は開設当初にコメント機能をオンにしていたのだが、少し目を覆いたくなるコメントが目立ったため、オフに設定していた。
もっと読者の声が聞きたい。だが、コメントをオッケーした後に届いたのは、アンチファンからの罵詈雑言の数々だった。
新日本プロレスアンチファンはストロングスタイルの夢を見るか?
便宜上、ストロングスタイルという言葉を使用したのは、新日本プロレスのファンが追い求めた理想という意味を象徴しているワードであるためだ。
彼らは何がしたいのか。なぜ、一介のコラムにまでマイナスのコメントを残すのか。その、心理に少しだけ迫ってみたい。
コメント欄解放後の世界
“枕脇に置いていたスマホが送ってきた少しだけ陽気な電子音で、カワノ・ユウキは目を覚ました。ネイビーとグレーのスウェット姿でベットから出て、肩甲骨あたりを気にしながら少し伸びをした。”
と、名作のオマージュはここまでにして、本題に入ろう。
コメント欄解放後、特定の選手、ユニットに向けて相当数の罵詈雑言を書き殴ったコメントが寄せられた。
正直に書くと、僕のNJPW FUNに掲載されているブログ(コラム)はアクセス数に対して、SNSでの言及は乏しい。(いいね、リツイートいつもありがとうございます!)サイト自体や僕に関しても言及されるケースは稀である。
これは半分狙っている点が多い。編集者として前に出すぎるべからず、討論ができるほど、余白のあるものは書かない。など、隠れたこだわりもあるのだ。そこで、僕のスタンスは一つだ。
主役は新日本プロレス。
リングの外でファンの盛り上がりや熱を保つのが、公式サイトでの情報発信、選手、団体のSNS。そして、各メディア、個人ブログの役割だと思っている。
プロレスブログとは
個人ブログについては、それぞれがそれぞれのスタンスで運営しているため、読んでいて楽しいものがたくさんある。
素直な感情を書いて団体からも支持を得るもの。ウィットに富んだ表現で外からファンを連れてこれるもの。データや数字、裏付けを用いて、現実を書き残すもの。海外の状況を日本語で分かりやすく届けるもの。
ちなみに僕は以前にも書いたが、毒にも薬にもならない文章。プロレスファン歴に関係なく、興味がある人が読んだ時に、少しだけ楽しくなったり、試合を振り返ったり、ちょっとだけ目頭が熱くなったりする内容を目指している。
特定の選手を贔屓したりはしない。全ての選手を平等に。僕のフラットは皆さんのフラットではないわけだが、それでも出来る限り満遍なく執筆するようにはしている。
それでも、変なコメントを残す輩が出たわけだ。
止めようか?とも思った
少しだけ、NJWP FUNを止める、更新を控えることが頭をよぎった。
趣味で書いていて、その人、個人からは1円すら受け取っていないのに、何故変なことを言われなければならないのか。
僕は議論は大好きだ。代案を用いて、「この考えは違うと思う」そう言うのであれば、いつでも受けとめる覚悟はある。
そもそもプロレスに正解がないのだがら僕が書いていることも正しいわけではない。あくまでも正解ではないのである。そして、正解がないからプロレスは楽しいのだ。
ただ、議論は楽しいのたが、選手の誹謗躊躇や僕についての断定的なコメントは正直気分が悪い。
そろそろ300記事に差し掛かろうとしているので、全部の記事を読んで欲しいとは言わない。ただ、僕が特定のユニットを推していると言われるのは、あまりにも脊髄反射過ぎないだろうか。
僕は新日本プロレスの箱推しだ。じゃなかったら、こんなに記事を書くことは無理だ。
何か分からないけど、毎日読んでます。それくらいの感覚で僕の文章を読んでもらえるのが一番嬉しい。
コメント欄は後数日様子を見て、変化がなければ再びクローズする。
何を求めるのか
新日本プロレスのアンチファンは一体何を求めているのか。
選手が発した最近のコメントから引用しているものもあったりなど、今も新日本プロレスを追っていることは分かる。ただし、表現方法になると急に特定の選手が乗り移ったかのように、変ないちゃもんを付けてくる。
これは何故なのだろう。
実際の顔や年齢が分からないため、一概には言えないのだが、若干の子供っぽさを感じる。
特定のユニットや選手は大好き!それ以外は敵で、大嫌い。
勧善懲悪という見方はプロレスにおいて、成立しているようでそうでもないと言える。
あなたの好きなユニットの選手はプロレスファン時代にどんなスタンスで、プロレスを見ていたのか。そして、今も本質的にはどうプロレスについて考えているのか。
この視点を持ってプロレスを見ると更にプロレスが楽しくなるはずである。
あなたの熱いブラックコーヒーが美味しくなることを祈っている。