新日本プロレスの敏腕プロデューサーがカレーレスラーへ!6人タッグの初防衛戦に成功!
新日本プロレスの敏腕プロデューサー矢野通選手がカレーレスラーへと転身し、6人タッグの初防衛戦に成功した。
ある日、新日本プロレスのYouTubeチャンネルで新商品の発表が行われた。
これまでにも棚橋弘至選手やオカダ・カズチカ選手、真壁刀義選手などのレスラーがキャンペーンキャクターを務める製品は数多くあったが、今回ほど魅力的でインパクトのあるコラボは初めてかもしれない。
スーパーマーケットの北野エースと新日本プロレスによる奇跡のコラボレーション。そのテーマはカレーだ。
プロデュースを手掛けたのは「CHAOS」が誇る敏腕プロデューサー・矢野通選手。
現在の「NEVER無差別6人タッグ王者」である。
神秘のベールに包まれたコンテンツが、いよいよ2019年2月22日の「HONOR RISING:JAPAN 2019」に一般お披露目となる。
これは見逃せないエポックメイキングな出来事だろう。
これまでにも「CHAOS」メンバーが出演するDVDを発表し、プロレスの映像コンテンツとしては記録的なセールスを打ち立ててきた。
現WWEの中邑真輔選手やオカダ・カズチカ選手、石井智宏選手、後藤洋央紀選手、YOSHI-HASHI選手、高橋裕二郎選手、SHO選手、YOH選手、邪道選手、外道選手。
数多くのレスラーがDVDに参加し、新しい魅力を放ってきた。個人的には修学旅行とCHAOS学園が特に秀逸だ。
そんな敏腕プロデューサーが北野エースと組んで発売したのが今回のカレーである。
「俺はカレーが好きだ。古今東西あらゆるカレーを食べ尽くした」
これまで数多くヒットを生んできた男が今度はカレーレスラーとして、新たなる可能性を提示したのである。
今回販売されたカレーは全4種類。
矢野通presentsの冠を持つのは、鬼殺しレッドカレーとコク旨レッドカレー。そして、日本生まれのマイルドな味とインド風スパイシーな味。
本製品が発表になってから、今か今かと発売を待っていたがようやく、2019年2月21日の後楽園ホール大会にて購入が可能になった。会場に足を踏み入れて周囲を見渡す。
「どれどれ」
後楽園ホールの入り口を見てみると、すぐに矢野通選手の特大パネルが発見できた。
そして、新日本プロレスの新しい一歩を楽しみにしていたファンは僕だけではなかった。
既に在庫はほぼなし。残っていたカレーは一種類のみである。流石の敏腕プロデューサー。
「飯塚高史引退試合」にもカレーを持って登場し、宣伝活動には余念がない。
コラボすれば精力的なPRまでセットになってくる。まさにカレーレスラーの鏡だ。
今回は、僕が購入できた鬼殺しレッドカレーを試食会した感想についてまとめていきたい。
激辛はどのレベルで辛いのか
僕が列に並んだ時にはほぼ完売状態だった矢野通presentsのカレー。
正直に言おう。このレトルトカレーは決して安い買い物では無い。
ただし、新日本プロレスを愛するファンとして喉を通す義務がある。いや、矢野通ファンなら1000個買うレベルのコラボレーションなのだ。
空腹は最大の調味料ということで、「HONOR RISING:JAPAN 2019」を見ながら実食してみたいと思う。
さて、どんな仕上がりになっているのだろうか。
レトルトの封を切った瞬間にフワッとスパイスの香りが広り、空腹を刺激する。まさに香りの爆弾だ。
少し赤みが掛かったルー。香りと相まって、目の前に広がる一皿に敏腕プロデューサーの細かやかな仕事を感じるようだ。
「10分一本勝負」というメッセージを入場前から放っているかのようである。早速ロックアップ(実食)へ。
その名の通り辛味が強い。明らかに押し込まれる。だが、二口目、三口目が欲しくなる仕上がりである。
相手とのエルボー合戦に入るとじわっと汗が出てきた。じゃがいももいいサイズ、いい口溶け。
じっくり、じっくりと技を掛け合うような味。ピリッとした辛味が目立つが、決して下品ではない。
刺激的なのに優しく懐が深い。
「CHAOS」の「崇高なる大泥棒」はあなたの大切なものを奪っていきました。そう、あなたの心です。
7分28秒。あっという間に完食してしまった。
味の破壊力はまさに一撃必殺の鬼殺し級。矢野通選手と同様に癖になる試合(味)だった。では、もう少し踏み込んでみよう。
ルーとライスの調和
美味いカレーとプロレスはよく似ている。まず観客(食べる人)がいなければ成立しないし、ライスとルーの調和が肝である。
敏腕プロデューサーのカレーは、まさにこの調和が素晴らしい。絡みが全面に出てくるレッドカレーの中でもきめ細やかな仕事を忘れていない。
例えば「NEVER無差別級6人タッグベルト」を共に戴冠している真壁刀義選手との試合だ。
真壁刀義選手のラリアットで倒れた相手にすぐさま丸め込みをして、勝利を掴むコンビネーションは相手選手にとって脅威である。
矢野通選手は相手選手がラリアットを受ける直前に倒れる位置を予測して、一瞬で丸め込みに入れる体制を準備しているのだ。
矢野通選手の試合は唯一無二のものである。
コミカルな展開で会場を盛り上げ、相手を撹乱する。一方で受け身は非常に基本に忠実なのだ。
鈴木みのる選手は敢えて受け身を取らない(取っているように見せない)が、矢野通選手はその逆。バランスが大切なのだ。
ブランドを守る受け身。ブランドをベールに包む受け身。矢野通選手はプロレスラーとしての振り幅が明らかに広い。
カレーから幾ばくか話が逸れたが結論だけ伝えておこう。
新日本プロレスファンであれば一先ず買ってみよう。自身で飲食店も経営している矢野通選手プロデュースなだけに、美味しさは保証済みだ。ただし、完売するほどの人気なためお早めに。
会場ロビーでは、本日も絶賛発売中!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) February 22, 2019
新日本プロレス× 北野エースのブースが出店中!
矢野通プロデュースのレトルトカレー、売ってます!!🍛
なんと会場限定のスプーン付き!#北野エース #njpw @YTR_CHAOS pic.twitter.com/65oYSHz1H4
NEVER6人タッグ初防衛!
この日も入場から矢野通選手は魅せた。なんとタグチジャパンTシャツYTRヴァージョンを初披露。番号は106だ。これもマストバイアイテムである。
試合開始からデリリアス選手の奇行に矢野通選手は逃げ回る。追い回された結果、真壁刀義選手とタッチ。試合序盤から一気にファンの目を釘付けにする展開だ。
更にはこの一戦に向けて絞ってきたチーズバーガー選手が田口隆祐選手と対峙。ここからはチーズバーガー選手のローンバトルが続く。
「終わっちゃうよ!」
矢野通選手が煽ると、会場からは「大チーズバーガーコール」が鳴り響く。
コルト・カバナ選手がペースを取り戻そうとするも、矢野通選手がコーナーマット外しへ。
セルリアンブルーとは異なる仕様のため、いつもの2倍は時間が掛かっているよう。
ここからはデリリアス選手が幻惑のロープワークを見せ、矢野通選手を撹乱。
最終的にはチャンピオンチームの連携で技ありの一本。矢野通選手がスクールボーイで3カウントを奪い、「NEVER6人タッグ」のベルトを防衛した。
カレーレスラーの無駄がない仕事に今日も脱帽だ。
コルド・カバナ選手はタグチジャパン入りとなるのか。今後の展開も楽しみである。
プロの仕事をご堪能あれ
「NEVER無差別6人タッグ王者」矢野通選手がプロデュースするカレーは北野エースから絶賛発売中だ。
あなたも是非一度舌鼓を打ってみてはいかがだろう。