新日本プロレスが「ニュージャパンカップ2019」の対戦カードを発表!注目の5試合をピックアップ

2019年2月25日、新日本プロレスが『ニュージャパンカップ2019」の対戦カードを発表した。

出場選手は過去最多の32選手。すでにMSGで「IWGPタッグ王座選手権試合」が決定しているタマ・トンガ選手&タンガ・ロア選手。目の負傷が心配される高橋裕二郎選手を除くレギュラー参戦のヘビー選手はほぼエントリーされる運びとなった。

まさに新日本プロレスの歴史に残るMSGに向けて、全員参加のサバイバルゲームがスタートしたと言っても過言ではない。

事実、パッと見ただけで、豪華絢爛の組み合わせが並んでいることが分かる。

一回戦から全ての試合がベストバウトになるのではないか。そう感じさせるほどのトーナメントが3月8日の後楽園ホール大会からスタートする。

前人未到のトーナメントの覇者となり、ジェイ・ホワイト選手が待つMSGの頂きに登り詰めるレスラーは一体誰なのか。

優勝予想は後々に行うとして、まずは目玉カードについて書いてみたい。

と、思ったが全ての試合に語る点があり過ぎる。よくぞここまで豪華で意味と価値がある組み合わせを実現したものだ。

ただし、時間は有限である。書いている内に大会が始まってしまっては元も子もない。

ここでは僕が思う、特に見逃せない試合を幾つかかご紹介したい。

前回の覇者であるザック・セイバーJr.選手や準優勝の棚橋弘至選手。

「ニュージャパンカップ」を制しその名を轟かせた飯伏幸太選手と内藤哲也選手。そして、“春男”後藤洋央紀選手。見所しかないトーナメントでまず最初に紹介したいのはこの対戦カードだ。

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アンチエイジングの第1ラウンド

まずは、直近で因縁がありすぎる石井智宏選手VS永田裕志選手だ。

直近で一本記事も執筆したが、この勝負はやはり見逃すことができない。

平成最期の「ニュージャパンカップ」で名勝負製造機を破り勢いに乗れば、長年の経験を活かし一気に上まで駆け上がる可能性だってある。

世界の獣神サンダー・ライガー選手をもってベテランは短期決戦ひ強いという言葉があった。

石井智宏選手は新日本プロレス、そして己をアンチエイジングさせるに相応しい相手である。

維持と維持がぶつかり合う試合を期待したい。

 

大本命・レインメーカー

再びこの2人が激突する瞬間が訪れた。オカダ・カズチカ選手VSマイケル・エルガン選手である。

真夏の最強決定戦「G1クライマックス」で対戦経験はあるものの、オカダ・カズチカ選手が連勝を飾っている。

そして、ベルトを保有していない時はトーナメントやリーグ戦に滅法強いオカダ・カズチカ選手だけに、今回のトーナメントで優勝候補の筆頭と言っても過言ではない。

ただし、相手は大番狂わせを起こしてきたマイケル・エルガン選手である。

既に「IWGPインターコンチネンタル王座」と「NEVER無差別級王座」のシングルベルトは戴冠済み。

肉体改造された肉体が現在はどうなっているのかも気になりつつ、初戦を楽しみにしたい。

逸材VSヤングライオン

海野翔太選手が棚橋弘至選手相手にどこまで通用するのか。

カードが発表された時点から、海外遠征を控える中での最終試験に近い印象を受けた。

ただし、ジャイアントキリングの可能性は決して0パーセントではない。2018年こそ「ニュージャパンカップ」準優勝を飾ったが、例年逸材は一回戦負けを喫している。

エース相手にどこまでできるか。そして、エースの寝首を掻っ切るか。

海野翔太選手のキャリアハイになる試合に期待したい。

 

運命の同級生リマッチ

直近の「G1クライマックス」では一勝一敗。雌雄を決する春が訪れた。

“白と黒。前人未到の記録に挑戦”する内藤哲也選手と“自分の歩む道を決めた迷いのない”飯伏幸太選手だ。

未だ誰一人到達することがなかった「IWGPヘビー」と「IWGPインターコンチネンタル」のWチャンピオン。

その頂へのジャンプ台が春を制することである。

過去にも制御不能の春風を吹かせ、オカダ・カズチカ選手に挑戦し、初戴冠を果たしているだけに可能性は十分にある。

また、ここ数年も散々「ニュージャパンカップ」のあり方について提言してきただけに、2年連続の一回戦負けは許されない。ただし、相手は新日本プロレスを自分の生きる道と定めた飯伏幸太選手である。

勝った負けた。そんな小さいことではない試合が繰り広げられるのは間違いない。

春男VS天才

実は僕が今回一番楽しみにしている対戦カードがこの一戦である。

トーナメントに滅法強い後藤洋央紀選手と覚醒しつつある天才SANADA選手。

「G1クライマックス」では後藤洋央紀選手に軍配が上がっているが、直近のタッグ戦でもSANADA選手が日の目を浴びる機会が多く、さらに覚醒した天才が春男を食う番狂わせが起こっても不思議ではない。

混沌の荒武者がMSGでIWGPへ挑戦し、後藤革命の幕開けを宣言することはできるのか。

天才が新しい一歩を踏み出すのか。

どちらにせよベストバウト級の試合が期待される。

ジェイ・ホワイトの世界

ジェイ・ホワイト選手は「俺が戦いたいではなく、相手が戦いたいと言ってくる」という発言を残していた。

32人の選手が彼の持つ「IWGPヘビー」への挑戦権を狙いしのぎを削る展開はまさに、彼の発言通りに物事が進んでいると言っても過言ではない。

春を制した先にあるNEW ERAの体現者。彼はこの大会中にどんなコメントを残すのか。その点にも期待していきたい。

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