新日本プロレスの旗揚げ記念日にドラゴン・リーが参戦!時限爆弾は爆発するか?
2019年3月6日の新日本プロレス旗揚げ記念日興行。
新日本プロレスが始まった日。そんな記念日を祝うかのように、目玉カードが目白押しである。
現在「IWGPヘビー級王者」に君臨するジェイ・ホワイト選手にメインイベントで挑むのは「NEVER無差別級王者」ウィル・オスプレイ選手。
セミファイナルは「CHAOS」と本隊の越境タッグ。シングルベルトを戴冠し続けてきた棚橋弘至選手&オカダ・カズチカ選手&後藤洋央紀選手と「ロス・インゴベルナブレス・デ店ハポン」の内藤哲也選手、EVIL選手、SANADA選手が対峙する。
そして、新日本プロレスジュニアが本格的にリボーンする日になるかもしれない石森太二選手VS獣神サンダー・ライガー選手。
更に。対戦カードを見ると明らかに「何かが起こる」機運がある。CMLLの人気ルチャドールが新日本プロレスに早々と再来日を果たすのだ。
新日本プロレスの旗揚げ記念日にドラゴン・リーが参戦!時限爆弾は爆発するか?
タイチ選手にとってヘビー級としての旗揚げ記念日となった運命の日。その一年後は、髙橋ヒロム第2章の旗揚げ記念日となるのか。
それぞれが心の旗を掲げる対戦カードについて、考えてみたい。
運命の男がセルリアンブルーのマットへ
対戦カードを見た瞬間に「!!!」となる選手の名前が記載されていた。
ドラゴン・リー選手である。メキシコCMLLの選手がなぜ、タイミングでセルリアンブルーのリングに上がるのか。
その理由を考えてみると2つの理由が浮かんだ。1つは「IWGPジュニアヘビー級王座」に挑戦表明をするため。
ただし、2017年、ドラゴン・リー選手は乱入という手段で新日本プロレスのマットに姿を現していた。
何か違和感がある。2017年は乱入。2019年は試合が組まれた。前回は乱入するライバルがいた。
では、今回はどうか。
髙橋ヒロム選手の回復状態は950%。
もうすぐそこのところまで来ている。
願わくば新日本プロレスが旗を上げたその日、時限爆弾が爆発することを祈っている。
そう、復帰の相手はドラゴン・リー選手しかいない。
あの日の続き。お互いがお互いを高め合うことで生まれた2人だけのプロレス。
当日、髙橋ヒロム選手に対する言及あるいは本人が登場しても不思議ではない。
王者VS王者
まずは、メインイベント。「IWGPヘビー級王者」ジェイ・ホワイト選手と「NEVER無差別級王者」ウィル・オスプレイ選手が激突する。
2018年は「IWGPジュニアヘビー級王者」としてオカダ・カズチカ選手の対角線に立った空王。
2年連続で旗揚げ興行のメインイベントに立つということは新日本プロレスからの期待を背負っているという見方もある。
今回はスペシャルシングルマッチであり、どちらが勝利を掴んでもベルトの異動はない。ただし、ウィル・オスプレイ選手が今のジェイ・ホワイト選手に勝つことがあれば、大番狂わせが起こる。
「ニュージャパンカップ2019」に向けて勢いづくには恰好の舞台だと言えるだろう。
一方で、ジェイ・ホワイト選手としては、アメリカ遠征中にウィル・オスプレイ選手と戦い、敗北を喫した過去がある。
あれから時は流れ、新日本プロレスのトップへと躍り出たスイッチ・ブレードは貫禄勝ちを見せることができるのか。
旗揚げ記念日に“ガイジン”同士がメインイベントを飾ることも考え深い。
青い目のヤングライオンと呼ばれたジェイ・ホワイト選手か。それともオカダ・カズチカ選手からスカウトを受け新日本プロレスへと入団したウィル・オスプレイ選手か。
どちらが勝利を掴んでもおかしくはない。
越境チームVSロス・インゴ
いよいよこの日がやってきた。新日本本隊と「CHAOS」の距離が近づいたことで生まれた越境タッグチームはこれまでVS「バレットクラブ」という意味合いが深かった。
「CHAOS」を裏切ったジェイ・ホワイト選手、邪道選手、外道選手。さらに勢力を拡大する「バレットクラブ」に立ち向かうため誕生した越境タッグがいよいよ「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」と対峙するのだ。
さらに出場するメンバーも豪華絢爛。
棚橋弘至選手&オカダ・カズチカ選手&後藤洋央紀選手VS内藤哲也選手&EVIL選手&SANADA選手。
越境タッグの3人に至っては、同じ時期に3新日本プロレスの頂に位置する3本のシングルベルトを保有していたこともある。
シングルでの実際は抜群の3人に“制御不能のカリスマ”とタッグでもシングルでも実績を残す2人がどう立ち向かっていくのか。
そして、試合後に内藤哲也選手はとんな言葉を残すのか。とにかく目が離せない。
獣神はMSG行きの切符を手に入れるか?
田口隆祐選手と激闘をセイシて、黒歴史を乗り越えた石森太二選手。
NEW ERAとREBORN。ヘビーがエースからベルトを奪還したのであれば、ジュニアはレジェンドを倒すことで、新日本ジュニアの新生を狙う。
ただし、相手はあの獣神サンダー・ライガー選手である。
僕は獣神サンダー・ライガー選手は明らかに狙っていると睨んでいる。そう、MSG大会の切符をここで手に入れることを。
ただ勝つのではない。あの場所に今の獣神サンダー・ライガーが立つ。この歴史を作ることでライガー最終章はさらに価値が生まれるのだ。
ベテランならではの視点で石森太二選手を研究し、攻略する。
2016年の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」でも明らかになったが、獣神サンダー・ライガー選手の肉体は全く衰えていない。
石森太二選手と並び立つほどにバキバキだ。
この日のために、対ヘビー級仕様として生まれたバトルライガーが登場しても不思議ではない。
リボーンかレジェンドか。新日本プロレスジュニアの未来を担う戦いからも目を離すことができない。
見所しかない
新日本プロレスがはじまった記念日に組まれた対戦カードは思わず膝をパチンと叩くほどに豪華なものとなった。
「バレットクラブ」のジェイ・ホワイト選手がNEW ERA、石森太二選手がREBORNをを掲げる中で、歴史と伝統はどう価値を発揮し、どう変化していくのか。
2019年の新日本プロレスからも目を離すことができない。