新日本プロレスが棚橋弘至の欠場を発表。エースの代わりに輝くのは誰だ?

新日本プロレスが、棚橋弘至のどんたくシリーズ欠場を発表した。長年、新日本プロレスを牽引したエースが2018年に続き再び欠場するニュースは、大きな反響を呼んだ。

ピンチはチャンスの裏返しだ。新日本プロレスのエースに代わり輝くのは誰だ。

棚橋弘至選手が左肘の負傷により、次期シリーズ『Road to レスリングどんたく 2019』~『レスリングどんたく 2019』を全戦欠場と発表になったのは、2019年4月8日のこと。MSG「G1 SUPERCARD」が開催された翌日の発表となった。

また、今後の復帰時期は未定。2017年の内藤哲也選手や2018年のオカダ・カズチカ選手を経て、現在棚橋弘至選手には特別因縁めいた相手がいない。

ひょっとすると「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」以降も欠場が続くかもしれない。

新日本プロレスを支え続けてきたエース不在のシリーズを盛り上げるべく、棚橋弘至選手としのぎを削ってきたレスラーたちの躍動が期待される「レスリングどんたくシリーズ」。

僕が特に気になる対戦カードを紹介しておきたい。

また、棚橋弘至選手と同時に天山広吉選手の欠場が発表されていた。

Twitterでは手術後に「最悪」と発信するなど、状態が心配されたが、現在では痛みも引いてきたそうだ。

まずはこの2人の発表タイミングについて考えてみたい。

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欠場という現実

常に危険と隣り合わせのプロレスラーは、怪我と付き合いながら闘い続ける必要がある。

年間100試合以上も珍しくない。闘いながら怪我も癒す。休暇中は徹底的に身体をケアする。

それぞれの選手が怪我を抱えながら、シーズンを送る中で、騙し騙し試合ができないレベルに達するケースもある。

おそらく、棚橋弘至選手は「ニュージャパンカップ」以前から限界近くまで来ていたように思う。

ただし、MSG「G1 SUPERCARD」に出場したいという夢が彼にはあった。

自分が師と崇める藤波辰爾さんが、ドラゴンスープレックスホールドで勝利を掴んだプロレスの聖地。であれば何としても出場したい。

その気持ちがザック・セイバーJr.選手をおびき寄せた。結果的に「ブリティッシュへビー級ベルト」を懸けた一戦へと挑んだのだ。

さようならの後に

この試合中、棚橋弘至選手はトップロープを利用した逆上がりを行おうとした。勿論、定番のムーブである。

だが、逆上がりができなかった。非常に肘を気にしていた。

あれが今の現実だったのである。2018年2月鈴木みのる選手は「腕がいてぇ、足がいてぇ、そんな状態で俺に勝てると思うな!」と棚橋弘至選手に言い放った。

あれから一年半。再び「鈴木軍」のレスラーが棚橋弘至選手に引導を渡すことになった。

一方で天山広吉選手。年齢を考えれば、しばらく調子が悪かったのだろう。「ニュージャパンカップ」でも田口隆祐選手に敗れている。

手術に踏み切ったのは、飯塚高史さんと「さようなら」があったからなのだろうか。

 

どんたくを盛り上げる男たち

ここからは棚橋弘至選手の欠場中にチャンスを迎えるレスラーについてまとめていきたい。ちなみに、タイトルホルダーは盛り上げるのが前提なので、ここでは外して考えてみる。

制御不能はどこへ向かうのか

飯伏幸太選手に敗れたことで「IWGPインターコンチネンタルベルト」を失った内藤哲也選手。

今回の「どんたくシリーズ」では自分以外のメンバー全員にターゲットがいる中、いまだつぎの一歩が見えない状況となっている。

ゴールデンスターの行方

「僕は新日本プロレスにのこります」この言葉でファンの心を掴んだ飯伏幸太選手だが、「SENGOKU LORD in NAGOYA」以降対戦カードが組まれていない。

これから白のベルトを人でなし色に染めていく様が早く見たい。だが、今年は1試合でも多く新日本プロレスのリングに上がって欲しいと思う。

 

復活のGBH

MSG「G1 SUPERCARD」で「IWGPタッグベルト」を華麗に盗んだ矢野通選手。あのフラグは破壊力抜群で、必ずタイトルマッチが組まれると思っていた。

一方で、パートナーは誰になるのか?という謎はあった。真壁刀義選手や石井智宏選手、あるいはコルト・カバナ選手。

崇高なる大泥棒はタッグチームでも実力を最大限に発揮できる才を持っているだけに、誰を選ぶかが非常に肝となっていたのだ。 結果的にパートナーとなったのは真壁刀義選手。

「“色男”のピンチ?俺がやるしかねぇだろ?」と言わんばかりの活躍を楽しみにしている。

そして、何よりもヤングライオン時代、矢野通選手は棚橋弘至選手と同じタイミングで寮に住んでいた過去を持っている。最強で最恐の2人がGODを前にどんな試合を見せるのだろうか。

2人は「IWGPタッグ王座」として、2008年2月17日に戴冠し、2009年のイッテンヨンまでベルトを保持し続けた。また、2007年度のプロレス大賞で最優秀タッグ賞を受賞している。

金髪に染め上げた矢野通選手の圧倒的なファイトを期待せざるおえない。

 

夢の展開

他にもEVIL選手VS石井智宏選手やオカダ・カズチカ選手VSSANADA選手など見応えのある対戦カードが「レスリングどんたく」には並んでいる。

「CHAOS」VS「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の抗争も楽しみである。

令和初となるゴールデンウィーク。機会があればどこかの会場に行ってみたいと思う。

最後に。

棚橋弘至選手、天山広吉選手の復帰を心から祈っています。

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