SANADAのIWGPヘビー戴冠の鍵を握るのは内藤哲也か?

SANADAのIWGPヘビー戴冠の鍵を握るのは内藤哲也かなのかもしれない。

ふと、今日行われた新日本プロレスの新シリーズ「Road to レスリングどんたく 2019」を見ていて、そんな気持ちが浮かんだ。

新日本プロレスに新しい風が吹いている。4強と言われたオカダ・カズチカ選手、内藤哲也選手、棚橋弘至選手、ジェイ・ホワイト選手。

オカダ・カズチカ選手は「ニュージャパンカップ2019」で破ったSANADA選手と「IWGPヘビー級選手権試合」を行う。

棚橋弘至選手は欠場中。ジェイ・ホワイト選手は以前「CHAOS」でざんまいポーズを強要されていた後藤洋央紀選手と対峙する。

では、内藤哲也選手はどうだろう。他の「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のメンバー5人は全員テーマを持っている。

前述した通り、SANADA選手は「IWGPヘビー級ベルト」へ挑戦。EVIL選手は石井智宏選手との真っ向勝負。鷹木信悟選手&BUSHI選手は「IWGPジュニアタッグ王座」への再挑戦。髙橋ヒロム選手についても復帰がテーマになっている。

リーダーのみテーマがない。制御不能のカリスマは一体どこに進むのだろうか。

その答えに「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」としてはかなり久しぶりの乱入があると僕は思っている。

f:id:yukikawano5963:20190413211609p:plain

あの日のコールドスカル

SANADA選手が新日本プロレスに現れた日のことを覚えているだろうか。2016年4月10日。ちょうど3年前、オカダ・カズチカ選手の持つ「IWGPヘビー級ベルト」に挑戦したのが、春の覇者・内藤哲也選手だった。

制御不能となって以降、初のシングルマッチで内藤哲也選手は勝利を掴み、ベルトを凝視してぶん投げた。

そして、満員の両国国技館で「デ・ハポン締め」。ミラノ・コレクションA.Tさんも思わず「もってった!」と叫んだ。

この日、いきなり4人目のパレハとして姿を現したのがフリーで活躍していま真田聖也選手改め、SANADA選手だった。

EVIL選手、BUSHI選手が乱入するも、オカダ・カズチカ選手に返り討ちにあった。

その後、謎のマスクを付けた男が登場。素顔を晒しラウンディング・ボディプレスを見舞い、チャンピオンをグロッキー状態に追い込む。この勝機を掴み、デスティーノが炸裂。

内藤哲也選手が「IWGPヘビー級ベルト」初戴冠となった。

内藤哲也選手は真っ向勝負で「IWGPヘビー級ベルト」を戴冠していないのである。

考え方を変えれば、介入や変則ルールなし、60分一本勝負の「IWGPヘビー級選手権試合」でオカダ・カズチカ選手に勝利した選手が、棚橋弘至選手やAJスタイルズ選手以外にいないということでもあるのだが。

 

不穏な空気がある

内藤哲也選手はメキシコ、コスタリカへの遠征を経て、プロレスを純粋に楽しむモードが入っているように思う。

現在の「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」は反則介入を行わなくなった。

これはSANADA選手の加入後に変わったと言ってもいいのかもしれない。

クールな雰囲気と正統派な試合運び、だが、遊びココロを忘れない。これがSANADA選手のスタイルだ。

ともすれば、ベビーでもヒールでもない「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」がベビー寄りにシフトしたのはSANADA選手の存在が大きいのである。

さて、ここからが本題だ。

テーマがない内藤哲也選手が仕掛けて来るのは他のユニットではない。SANADA選手なのではないだろうか。

 

レインメーカーに勝つ日

2019年5月4日の「濵かつ Presents レスリングどんたく 2019」メインイベントでSANADA選手はオカダ・カズチカ選手に挑戦する。

内藤哲也選手はこの日の第6試合に出場。既に「IWGPジュニアタッグ」の挑戦結果は出ている状態だ。

本日のつくばで内藤哲也選手はロッキー・ロメロ選手にデスティーノを見舞い、3カウントを奪った。ここで伏線が生まれたのではないだろうか。

シリーズ最終戦もラッキー・ロメロ選手を倒す、と。ここからが僕の妄想だ。

ジェイ・ホワイト選手にリベンジを果たし、心身漲っているオカダ・カズチカ選手に勝つことは相当厳しい。

また、SANADA選手も直近で敗れたばかりである。

内藤哲也選手としては、現状ユニットに一本もベルトがない状況を打破したいと考えているはずだ。

そこで、メインイベントに乱入を果たし、オカダ・カズチカ選手へデスティーノの見舞いサポートをする。

倒れているオカダ・カズチカ選手へSANADA選手はラウンディング・ボディプレスを行い、3カウントを奪う。

まさに3年前と逆の展開になるのではないかと予想してみた。

だが、反則介入を行わないSANADA選手は内藤哲也選手に対して、どんな気持ちを浮かべるのだろう。きっと複雑な気持ちでベルトを手にするに違いないのだ。

いや、巻かない可能性すらある。内藤哲也選手に一言物申そうとマイクを持ったその時、現れるのはあの選手しかいない。

この日、8人タッグマッチに勝利し、「ついに蘇りました!踏み台はジェイ・ホワイト」と言い切った後藤洋央紀選手である。

 

群雄割拠の未来

僕は後藤洋央紀選手VSSANADA選手の「IWGPヘビー級選手権試合」が行われると予想する。

そして、その勝者に挑戦するのが内藤哲也選手である。

令和に入った新日本プロレスは過去のジンクスすら通りこした試合が繰り広げられるだろう。

その証拠に2019年のイッテンヨン「レッスルキングダム」は全チャンピオンが敗れたのだ。

 

いつ、何時どのタイミングでベルトが動いてもおかしくない世界に突入したのだ。

虎視眈々とテーマを見つけ、新日本プロレスで再浮上を目指す内藤哲也選手。彼の動向が気になるばかりである。

そして、もし僕の妄想が当たった時、SANADA選手は真田聖也選手に戻る可能性すらある。今フサフサに伸ばしたヒゲを剃り落とし、モヒカンを止める。

新しいエースが誕生する可能性すらあり得る、レスリングどんたくの行く末が今から楽しみだ。

→人気プロレスブログはここからチェック!

→NJPW FUNのTwitterフォローはこちら