黒髪のSHOが目指すのは「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」初優勝しかない

黒髪のSHOが目指すのは「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」初優勝しかない。

そう考えさせられるエピソードを目の当たりににした。

新日本プロレスに参戦後から貫いていた「謙虚」な姿勢を改め、「我道驀進」を出した鷹木信悟選手から真の意味での初勝利を掴むための決意表明。

僕はそう受け取った。

今回、SHO選手は新日本プロレスジュニア戦士の祭典は「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」でAブロックのエントリーが決定。同じリーグで1位の座を争うのは、以下の選手達である。

タイガーマスク選手、ドラゴン・リー選手、ティタン選手、マーティー・スカル選手、ジョナサン・グレシャム選手、石森太二選手、金丸義信選手、TAKAみちのく選手、鷹木信悟選手。

この日、SHO選手は愛媛で新日本プロレスのプロモーションを行っていた。

そこでアップ写真に映っていたのは、SHOとしてのトレードマークである金髪から田中翔時代の黒髪に戻した姿だった。

「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」への意気込み。その決意を髪の色から表現した。

これは更にSHO選手の試合が楽しみなってきた。ところである一つの疑問が浮かぶ。

なぜ、SHO選手は黒髪を選んだのか。この点に対する考察と、僕が「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」で楽しみにしている試合をいくつかピックアップしたみたい。

新日本プロレスに参戦後、未だピンフォール負けのない鷹木信悟選手を打ち破り、完全にNEXTへと進むのか。SHO選手への期待を筆に込めたみたい。

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海の向こうへのアピール

黒髪のSHO選手を見た瞬間、率直に浮かんだのが、KUSIDA選手は黒髪だったなぁということだった。

長年新日本プロレスジュニアを牽引し、2019年に海の向こうへと渡ったKUSIDA選手。SHO選手は彼を圧倒的に意識していた。

自身を「器用なタイプではない」と評価するSHO選手は現在の新日本プロレスジュニアにとっては少々雰囲気の違う空気を纏っている。

オールラウンド。現在の新日本プロレスジュニアの頂点に立つ男たちにはこの言葉が当てはまる。

全体的に高いレベルを持ちつつ、際立つ個性がある。ウィル・オズプレイ選手や石森太二選手。ドラゴン・リー選手が分かりやすいだろう。一方でSHO選手はパワーと関節技を磨き続けた。

ある種、華やかさとは対極に位置しているのが、SHO選手なのだ。

そんな華やかさの象徴でもあった金髪までを捨て去った。

「鷹木信悟を倒し、初優勝を目指す」

これが、SHO選手の意思であり現在の目標である。

そのために邪魔だと思ったものは全て捨てる。それが黒髪なのだ。

これは男としての推測だが、最初は坊主にしようとしていたかもしれない。それほどの決意を感じさせられたのだ。

だって、相方のYOH選手がこれまで数え切れないほど髪型を変えてきた中で、SHO選手はローライトを無くしただけで、金髪を貫いてきたのだから。

 

リベンジマッチ

前回の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」でSHO選手が黒星を喫したのは、KUSIDA選手、田口隆祐選手、ドラゴン・リー選手、髙橋ヒロム選手の4選手である。

この中で、今回のリーグ戦にエントリーしているのはドラゴン・リー選手のみ。そして、SHO選手はドラゴン・リー選手と再び同じブロックになった。

現在の「IWGPジュニアヘビー級王者」にリベンジを果たすことができれば、シングル戦線への参入がぐっと近づいてくる。

この試合が開催されるのは、2019年5月15日の青森・青森県武道館。メインイベントはドラゴン・リー選手VSSHO選手だ。

名勝負の予感

今回、SHO選手ファンにとっても新日本プロレスファンにとっても見逃せない試合がいくつもある。

鷹木信悟選手とのライバルストーリーもあれば、現「IWGPジュニアヘビー級王者」であるドラゴン・リー選手との一戦もある。

そして、僕が楽しみなのは金丸義信選手、石森太二選手、タイガーマスク選手とぶつかり合うSHO選手の姿だ。

金丸義信選手と石森太二選手はプロレスリング・ノアで長年GHCジュニアヘビー級ベルトを保有してきた猛者である。この2人の牙城に対して、どこまで食い込めるのか。

そして、超えることはできるのか。ここがまず、大きなポイントだと思う。

そして、タイガーマスク選手だ。

ご存知の通り、タイガーマスク選手は「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」で滅法強い。

その強さは半端じゃない。前回大会は途中から優勝候補の一角に数えられていたほどだ。

スーパータイガージム出身だけあり、打撃も得意なタイガーマスク選手にSHO選手がどう立ち向かっていくのか。ここも大きな見所だと思っている。

 

どうなるロッポンギ3K

本日公開された煽り動画で、SHO選手は柔術の練習シーンが映し出されていた。青帯を巻いているということは、「中西ランド」で初体験して以降、継続的に柔術と向き合ってきたことが分かる。

また、優勝決定戦で戦い相手としてYOH選手の名前を上げていた。切っても切れない相手である。この言葉の裏にはどんな決意が秘められているのだろうか。

いよいよSHO選手にとって最大の戦いが幕を開ける。黒髪、原点回帰。パワーと柔術の融合。これまでとは違うSHO選手に心から期待したい。目指すは全勝優勝。

新日本プロレスのジュニア戦士として完全にNEXTな存在になることだ。

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