SHO×ヒゲドライバーの新入場曲は新日本プロレス史に残る名曲だ

SHO×ヒゲドライバーの新入場曲は新日本プロレス史に残る名曲だ。

「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」の開催に合わせて、それまでの自分から大きな変化を見せてきた「ロッポンギ3K」のSHO選手。

昨年の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」以降、シングルプレイヤーとしての期待が高まり続けてきた。

ドラゴン・リー選手やKUSIDA選手、クリス・セイビン選手など多くの名レスラーと肌を合わせる中で、大きな進化を遂げてきた。

そして、2018年には新しいライバルもできた。「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」鷹木信悟選手である。

ドラゴン・ゲートから新日本プロレスへ新天地を求めて以降、一度も負けたかことがない新日本プロレスのジャイアン。

そんな彼と開幕戦で激突したSHO選手は、髪の色と入場曲を変えてきた。

SHO選手の入場曲を手がけたのはヒゲドライバーさん。

ファミコンやゲームボーイで用いられていた8bit音を使った音楽を制作しているクリエイターである。

今回は未だ曲名すら未発表の名曲、いや神曲について書いてみたい。

個人的には、エントランスミュージックとしては、新日本プロレスの歴史に残る一曲になったと感じている。

 

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チップチューンの金字塔

「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」の初戦。鷹木信悟選手との試合に臨むSHO選手。その背中を強く、強く押したのは自身が愛してやまないヒゲドライバーさんが手がけたエントランスミュージックだったように思う。

メキシコ、アメリカを経て新日本プロレスに凱旋後、SHO選手の入場曲は「ROPPONGI 3K Theme」だった。

SHO選手、YOH選手、ロッキー・ロメロ選手共通のナンバー。パリピな陽キャラ感をイメージしたリリックとトラックは凱旋当時の2人にピッタリなナンバーだった。

ちなみに作詞、作曲はロッキー・ロメロ選手。手広い才能を持ったプロレスラーである。

ただし、「ロッポンギ3K」として戦っていく中で、SHO選手には大きな変化が現れていた。

まず、早い段階からパリピキャラを脱却したこと(この時点からメッシュを止めて全頭が金髪に)。次にライバルが生まれていったことである。

新日本プロレスで出会った先輩や後輩。その全てと実直にぶつかり合う中で、SHO選手は才能を開花させていった。

「自分は不器用なので」と語り続けてきたSHO選手が持っていた才能は、一生懸命さが伝わるというプロレスラーにとって極上のセンスだったのだ。

そんな彼が愛してやなかった「Dance Dance Revolution」で「回レ!雪月花」、「パ→ピ→プ→Yeah!」などの名曲を手掛けてきたヒゲドライバーさんが出会った時、新日本プロレスジュニアに化学反応が生まれたのである。

 

勝利以上のインパクト

SHO選手のためだけにヒゲドライバーさんが書き下ろした新曲。

極上の一曲がヒットした瞬間。僕はテンションが上がり過ぎ、即ツイートを残していた。

シンプルに神曲であり、ゲーマーのSHO選手にピッタリ過ぎる一曲だと思った。

プロレスにおいて入場曲は非常に重要な要素である。

自身の入場曲が鳴り響くだけで、大歓声が巻き起こる。

音楽は人の心を揺さぶり、気分を一新してくれる。人類史における最大級のエンターテインメントだ。

だからこそ、プロレスラーとしては名曲と出会う、つまり引きの力も大切だと言える。

相応しい楽曲の必要性

例えば、オカダ・カズチカ選手の「Rain Maker」。あの曲で弱いレスラーが想像できるはずもない。逆言えば強くあり続けなくてはならないと思わせる王者に相応しい楽曲である。

次に、髙橋ヒロム選手の「TIME BOMB」。新日本プロレスに登場した時限爆弾。彼が新日本プロレスに凱旋帰国して以降、ジュニア戦線がヘビーと肉薄するほどの存在感を放つようになった。

そして、柴田勝頼選手の「take over」。静かなイントロから激しいサビへと一気につながるロックサウンドは柴田勝頼選手の内面にある荒々しさや気高さを表現した名曲となっている。

棚橋弘至選手の「Love & Energy」や内藤哲也選手の「STARDUST」もそう。

最高のレスラーたちには最高にピッタリな入場曲が必要不可欠なのだ。

ヒゲドライバーさんが手がけた入場曲は、SHO選手が持つ雰囲気を綺麗に表現しているように思う。

まずは、イントロ。いきなりサビからスタートするため彼の試合が始まると一気に気持ちが引き込まれる。そして、サビの最中に手拍子を誘発させるパートもあり、サウンドに乗りつつ、SHO選手の入場を待つことができるのだ。

サビの途中でSHO選手が登場。ここからもう一度サビが来るまで花道をねり歩く。

もう一度、サビが来るタイミングで弓を引く。文句の付け所のない完璧な入場曲だ。

 

 

提案とお願い

一つだけ思ったこととすれば、「SHO!SHO!」とコールを挟みたいと思うものの、

若干ハマりにくい。ここは大きな課題である。

苗字である「田中!田中!」と呼べれば入場中の大歓声にもつながると思うのだが...。

現在のリングネームがSHOなだけに難しいポイントであることは間違いない。

入場時に手拍子だけでなく名前も叫びたくなるほどの名曲なのだ。

何かしらの答えを見つけたいと考えている。「ロッポンギ!ロッポンギ!」や「ハイボルテージ!ハイボルテージ!」など、何かいいアイデアが出たらまた言及してみたい。

追記

SHO「エス・エイチ・オー」コールはどうだろう?

また、一つだけお願いがあるとすれば早いタイミングでこの楽曲を発売して欲しい。すでに購入する準備はバッチリである。

最後に。両国国技館や日本武道館、東京ドームなど広い会場でSHO選手×ヒゲドライバーさんの楽曲が聴きたい。

あの曲に背中を押されつつ、ベルトを戴冠したり防衛したりするSHO選手や鷹木信悟選手を打ち破った後にあの曲が流れる瞬間を僕は楽しみにしている。

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