グレート・オー・カーンかサミ・キャラハンか?新日本プロレスの「DEATH RIDER」は誰だ

グレート・オー・カーン(岡倫之)かサミ・キャラハンか?新日本プロレスの「DEATH RIDER」は誰だ。

新日本プロレスの「IWGP USヘビー級王者」であるジュース・ロビンソン選手を付け狙うムービーが流れ始めてしばらくが経った。

今回のムービー演出は従来と大きく異なる。入場後の試合開始直前に突如動画がスタートするなど、いつ、どこで何が起きるのか全くわからない。

陽気なキャラクターで新日本プロレスを盛り上げているジュース・ロビンソン選手のココロも消耗し、最近の試合では勝ち名乗りに参加せず、すぐにロッカールームへ戻る。明らかに元気がないなど、「DEATH RIDER」の追い込みに憔悴しきっている。

Cody選手から「IWGP USヘビー級ベルト」を奪還し、バレッタ選手、チェーズ・オーエンズ選手、バッドラック・ファレ選手を退けたジュース・ロビンソン選手。

Cody選手が「AEW」を旗揚げし、新日本プロレスでのライバルが不在という印象があっただけに“第4の男”には大きな期待が集まっている。

そして、“第4の男”、「DEATH RIDER」の正体について大きな動きがあった。最右翼だと思っていたクリス・ブルックス選手がDDTプロレスリングへの参戦することが発表されたのだ。

謎の男・Xの正体は一体誰なのか。僕として思い当たる2人の男に迫ってみたいと思う。

まずは、2018年6月に海外遠征(侵略)へと進軍したグレート・オー・カーン選手。次に、ジュース・ロビンソン選手とはNXTで抗争し、2017年の「ワールドタッグリーグで」「DEATH JUICE」を結成し、一世風靡したサミ・キャラハン選手である。

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東京ドームを札止めにできる男

これまで全く書いて来なかったが、新日本プロレスが東京ドームを満員・札止めにできるポテンシャルを秘めているのがグレート・オー・カーン(岡倫之)である。

オカダ・カズチカ選手と三森すずこさんの交際が発覚したタイミングからTwitterの更新がしばらくストップ。“最強のラブライバー”としてアマチュアレスリング会で名を挙げた男に対して、あまりにも耐えられない状況だったように思う。

推しキャラ(園田海未)、推し声優を先輩である「IWGPヘビー級王者」が射止めた。

幸せになって欲しいという気持ちはあるものの、割り切れない気持ちが強かったことも事実としてあるだろう。

「もうピエロにならない」この言葉から数ヶ月後、2018年6月に突如イギリスへと渡った。

ここ数年、ヤングライオンが海外遠征へと旅立つ時は壮行試合が設けられていた。髙橋広夢選手や渡辺高章選手、小松洋平選手、田中翔選手、川人拓来選手。

新しい船出をファンも一緒に見届ける。これが一般的なイメージがあった。だが、岡倫之選手は突如、姿を消しグレート・オー・カーン選手へと生まれ変わった。

生まれ変わったグレート・オー・カーン選手は、イギリス遠征で無敗記録を作り、アメリカ侵略へと進んだ。

これまでの歴史を見ても海外遠征にとって重要な土地である。

髙橋ヒロム選手はイギリス、メキシコ、アメリカ。EVIL選手はアメリカ。SHO&YOH選手はメキシコ、アメリカ。新日本プロレスへと凱旋帰国する最後の仕上げの土地だと言っても過言ではない。

オカダ・カズチカ選手への挑戦表明だけでラブライバーが総立ちになる。

そんな彼が新日本プロレスへと帰ってくるとすれば、大きな盛り上がりが生まれるのは当然だろう。

「オカダ!お前だけは許さねぇ」

この言葉を待っている男たちがいるのだ。

 

なぜ、IWGP USヘビーベルトなのか

ここからはグレート・オー・カーン選手が「DEATH RIDER」だと仮説を立てて、「IWGP USヘビー級ベルト」を狙った理由について考えてみたい。

といいつつも、僕の考えは単純だ。新設されたばかりであり最も色がついていないベルトを自分色に染める。

「IWGP USヘビー級ベルト」と言えば?「IWGP USヘビー級ベルト」の価値は?

この課題を一手に引き受け、新しい熱狂を生むことができる。ここにチャンスを見出したに違いない。

ただし、グレート・オー・カーン選手が「DEATH RIDER」であることに対して、2つの懸念点がある。

まずはヤングライオンの凱旋は10月、11月とタイミングが決まっている。まずはここのジンクスを崩す必要がある。

次に、ジュース・ロビンソン選手を付け狙うようなメッセージを出している理由である。

ジュース・ロビンソン選手に対して、グレート・オー・カーン選手が因縁をつけるのはあまりに違和感がある。

これまでの新レスラー参戦ムービーと異なり、正体は隠しつつ、明らかにジュース・ロビンソン選手を意識した内容になっている点から確実にグレート・オー・カーン選手だと推すことができないのである。

では、もう一人の可能性はどうだろう。そう、サミ・キャラハン選手である。

 

キモいさんが帰ってくる

2017年の「ワールドタッグリーグ」で新日本プロレスに初参戦し、圧倒的なインパクトをのこしたサミ・キャラハン選手。

正統派な陽気なキャラクターとしてじわじわと人気を高めているジュース・ロビンソン選手が選んだのはいわゆる色物キャラクターだった。

純粋なベビーフェイスの横に並ぶ明らかに様子がおかしい男。試合中もいきなり相手レスラーの唇を奪う、ヨダレを垂れ流し続けるなど、明らかに只者でない存在として注目を集めた。

バックステージでジュース・ロビンソン選手がサミ・キャラハン選手に対して「キモいさん」と称したのはあまりにも的確過ぎて、正直笑いを堪えきれなかった。

一度見たら忘れられない。そんなインパクトを残したサミ・キャラハン選手だったが、「ワールドタッグリーグ」以降、新日本プロレスへの参戦はなし。

少し、その後の動向を調べてみると、AAWで内藤哲也選手と試合をしたり、インパクトレスリングでペンタゴJr.選手に勝利を掴むなど、海外で継続的に活躍を続けてきたことが分かる。

クリス・ブルックス選手が「DEATH RIDER」の候補から外れてしまった可能性が高い今、サミ・キャラハン選手は最右翼だと言えるだろう。

ジュース・ロビンソン選手とのタッグチーム名は「DEATH JUICE」であったことからもその可能性は限りなく高い。

 

どうなる両国

「DEATH RIDER」の正体についてはこちらでも言及されているので、ぜひチェックいただきたい

春の新日本プロレスジュニア最強戦士決定戦「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26」が中盤戦に差し掛かる裏で暗躍する「DEATH RIDER」の正体とは一体誰なのか。

DDTレスリングが動いたことで謎が謎を呼ぶ展開となった今、全く予想だにしなかったレスラーの登場すらあり得る状況となった。

2019年6月5日に行われる両国大会で現れるXの正体とは誰か。Xが所属するユニットはどこなのか。

まだまだプロレスファンにとって贅沢な時間が続きそうだ。

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